楽しさと気持ちよさに溢れて、やめどきを見失う! 『Splatoon(スプラトゥーン)』プレイインプレッション

2015年5月28日に、任天堂から発売されるWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』(以下、『スプラトゥーン』)。2014年のE3での発表から、大きな話題を集めた本作が、ついに発売を迎える。今回は、本作の担当編集者によるプレイインプレッションをお届け。

●イカのインクバトル、まもなく開幕!

 2015年5月28日に、任天堂から発売されるWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』(以下、『スプラトゥーン』)。2014年のE3での発表から、大きな話題を集めた本作が、ついに発売を迎える。今回は、本作の担当編集者によるプレイインプレッションをお届け。本作が気になっている方は、ぜひお読みいただきたい。

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●あらゆるプレイ感覚が気持ちいい

・インクの連射。
・床を塗ること。
・イカになってインクを泳ぐとき。
・イカでジャンプして飛び移るとき。
・誰もいない広場をローラーで塗りまくるとき。
・インクに隠れて、敵の背後を取ったとき。
・チャージャーで遠くから敵を倒す瞬間。
・チャージャーで撃って作ったインクの道を、仲間が走っていくとき。
・集合、分散と、仲間との意思の疎通が自然と取れたとき。
・いつの間にか仲間とツーマンセルを組んで、敵を倒したとき。
・誰も塗っていない道を、こっそり塗りまくってるとき。
・負けそうな瞬間に、インクを塗り返して逆転した瞬間。
・リザルトで1位を取った瞬間。
・いいコーディネートができたとき。

 上記は、すべて本作の“気持ちいい”瞬間。しかも、これだけでもぜんぜん挙げきれていない。アクションでも、音楽を聴くだけでも、本作にはとにかく気持ちいい瞬間が溢れている。本作の感想は“気持ちいい”のひと言に尽きるのだ。

 ご存じない方のために、『スプラトゥーン』の概要を説明しよう。『スプラトゥーン』は銃弾ではなく、インクを撃って戦うTPS。メインモードは、4人対4人で戦うチームバトルで、敵を倒した数を競うのではなく、銃弾代わりに使うインクで、ステージの床をどれだけ塗ったかで勝敗が決まる。すなわち、塗った領域の多いチームが勝利となるのだ。

 インクを使うバトルはもちろん、ヒトとイカの姿の切り換え、ポップな見た目など、本作にはいろいろな特徴があるのだが、その中でも、基本中の基本であり、もっとも気持ちいいのが、インクを使った射撃。撃っているあいだ鳴り続ける「とぺぺぺぺ」(記者はこう聞こえる)という効果音も相まって、このインクを塗る行為そのものが楽しい。初めてこのゲームに触れてから、すでに5ヵ月くらいが経つが、いまだにインクを撃っているだけで楽しい。本当に。

 それもそのはず、本作はインクを塗ることが勝利に直結している。TPSなどのジャンルは敵を倒した数で競うルールが多いが、本作の第一目的は敵を倒すことではなく、とにかく多く床を塗ること。だから、極端な例を挙げれば、敵から逃げまくってでも、床を多く塗れば、誰よりも活躍できる可能性があるのだ。ゲームがあまりうまくない自分でも“役に立っている感”が味わえるのは非常に大きい。しかも、感覚だけではなく、実際に1試合終わった後のランキングでも、敵をほとんど倒さずに1位を取れることがザラにあるのだ。この快感は本当にすごい。

 かといって、敵を倒すことがまったく必要ないわけではないし、敵を倒しまくっていても1位になれないというわけではない。敵を倒した場合、やられた相手は倒した側のインクをまき散らして散っていく。このインクをまき散らすことが床を塗ることにつながるうえ、倒された敵はリスポーン(復活)までの数秒間、ステージに出られなくなるので、倒した側が有利になるようになっているのだ。

 そんなこんなで、プレイをしていると、ふと気づけば数時間。本作は、本当に飽きずにずーっとプレイしてしまう魅力を持っている。1戦終われば、もう1戦。しばらく続いたら、ブキを変えてもう1戦。ブキを変えると、戦略がまったく異なるため、そのまままた数時間……。エンドレスである。現在発表されているマップは5種類で、発売日にはこの5種類で戦うことになる(実際は4時間ごとに戦場となるマップが抽選で入れ換わるのだが、詳しい説明は割愛)が、これまでに公開されている写真や動画を見る限り、5種類に含まれないものも見えるため、もっといろいろなマップもありそうだ。8月の大型アップデート前にもマップは追加されていくということなので、期待が高まる。

●3Dアクションのようなヒーローモード

 さらに、本作にはオンライン対戦だけでなく、ひとり用のヒーローモードがある。ヒーローモードは、タコ軍団“オクタリアン”を相手にひとりで戦うモード。インクを撃って敵を倒す、床や壁を塗って進むという基本操作とルールはオンライン対戦と同じだが、敵を倒しながらステージのゴール(デンチナマズがいる)を目指す構成は、3Dの『スーパーマリオ』シリーズにプレイ感覚が近い。

 敵も、ただインクを当てるのではなく、イカ状態でインクに潜って敵の目をかい潜ったり、サブウェポンのボムを相手の背後に投げて敵の注意をそちらに引きつけたりと、弱点を探るように倒しかたを考えながら進むのが楽しい。ほかにも、プロペラにインクを当てると動く床などの数々のギミックや、巨大なボスのバトルなど、メインモードのオンライン対戦に負けず劣らず、充実した内容になっている。ちなみに、ヒーローモードをクリアーしていくと、ちょっとしたストーリーが展開していくのだが、意外なヒミツがあったりと、こちらも興味深い!

●ハードごと買うだけの価値アリ!

 これまで、いろいろなハード(ゲーム機)を買って、いろいろなゲームをプレイしてきたが、ハードごとに必ず1本「これは!」と思えるソフトに巡り合う瞬間がある。きっと読者の皆さんも、各ハードに1本、売上や他人の評価と関係なく、自分的なハード代表作があるだろう。Wii Uで言えば、この『スプラトゥーン』が僕にとってのWii U代表作になり得ると思っている。というか、もう十中八九なっている。先日の“完成披露試射会”も時間が来るたびにずーっとプレイしていたが、現在は記事作成用に借りているROMで、仕事と言い訳をしつつプレイをやめることができない状態だ。事実、この原稿もときおり本作をプレイしながら書いているので、遅々として進まない。編集長、ごめんなさい!

 本当ならば、もっともっと本作を語りたい。個人的には、誰もいない場所を塗る、通路の隅の塗られていないところを塗る、といった“気遣いをする(空気を読む)プレイ”ができる人が本作の強者なんじゃないか……といった勝利の方程式を考えており、「いやいや、そんなことねーよ!」みたいなことを、もっといろいろな人と語り合いたい。このように、まだまだ本作を語る話題は尽きないのだが、こういった話題は発売後、世界中の人とバトルを重ねたうえで話したいところだ。

 ただプレイしているだけで、気持ちよく、楽しさが溢れる本作。Wii Uを持っている人
はもちろんだが、まだ持っていない人は、ハードごと買ってほしいほどのデキ……と断言する。もし、このインプレッションを読んで、本作が気になった方は、2015年5月24日(日)朝7時00分から行われる“完成披露試射会”のアンコールに参加してほしい。間違いなく、1時間があっという間にすぎる楽しさが味わえるはずだ。

・“完成披露試射会”アンコールの情報は→コチラ


Splatoon(スプラトゥーン)
メーカー 任天堂
対応機種 Wii UWii U
発売日 2015年5月28日
価格 5700円 [税抜]/6156円 [税込(8%)]
備考 プロデューサー:野上恒、ディレクター:天野裕介、阪口翼

(C)2015 Nintendo
※画面は開発中のものです。