フライパンとスパナがイイ味出しました
千葉・幕張メッセで2015年4月25日、26日に催されているニコニコ超会議2015。25日の『ファイナルファンタジーXIV』ステージにて、同作のサウンドディレクター・祖堅正慶氏による即興音作りイベント“サウンドディレクターの超える力”が披露された。
このイベントは、「“叩くために使う細長いもの”、“こすった時に音が発生するもの”、“金属系の響きそうなもの”、“低音が出そうなもの”を会場に持参して、いっしょに盛り上げましょう!」という謎めいた募集の文言のみが事前に告知されていたもの。来場者から何らかの支援(=超える力)を得て、祖堅氏といっしょに何かを成し遂げるイベントだというが、当日に始まるまでの内容がわからないお楽しみという趣向だった。
その実態は、『蒼天のイシュガルド』のBGMに即興でリズムをつけるというもの。題材となったBGMはどこかの町で流れるという、バグパイプの音色が印象的な楽曲で、超える力はそのBGMのパーカッションとなる楽器……と、楽器のように音が鳴るものを指していたわけだ。ステージにはバケツやヤカン、スパナやクリスマスツリーに飾り付けるファサっとしたモールなどなど、ユニークな品々がそろった。
素人の我々には完成形が見えないが、それがまるで見えているかのように超える力をチョイスしていく祖堅氏。パートごとに録音してはインスピレーションを頼りに微調整をくり返し、見事放送時間内に完成させたのだった。このBGMは『蒼天のイシュガルド』の該当地域で使用されるというので、楽しみに待とう!
※20154月30日5時 写真とキャプションを一部修正しました。