やっぱナマでしょ! 『FFXIV』サウンドディレクター・祖堅正慶氏ステージイベントまとめ【ニコニコ超会議2015】

千葉・幕張メッセで催されているニコニコ超会議2015。2015年4月25日の『ファイナルファンタジーXIV』ステージにて、同作のサウンドディレクター・祖堅正慶氏による即興音作りイベント“サウンドディレクターの超える力”が披露された。

●フライパンとスパナがイイ味出しました

 千葉・幕張メッセで2015年4月25日、26日に催されているニコニコ超会議2015。25日の『ファイナルファンタジーXIV』ステージにて、同作のサウンドディレクター・祖堅正慶氏による即興音作りイベント“サウンドディレクターの超える力”が披露された。

 このイベントは、「“叩くために使う細長いもの”、“こすった時に音が発生するもの”、“金属系の響きそうなもの”、“低音が出そうなもの”を会場に持参して、いっしょに盛り上げましょう!」という謎めいた募集の文言のみが事前に告知されていたもの。来場者から何らかの支援(=超える力)を得て、祖堅氏といっしょに何かを成し遂げるイベントだというが、当日に始まるまでの内容がわからないお楽しみという趣向だった。

 その実態は、『蒼天のイシュガルド』のBGMに即興でリズムをつけるというもの。題材となったBGMはどこかの町で流れるという、バグパイプの音色が印象的な楽曲で、超える力はそのBGMのパーカッションとなる楽器……と、楽器のように音が鳴るものを指していたわけだ。ステージにはバケツやヤカン、スパナやクリスマスツリーに飾り付けるファサっとしたモールなどなど、ユニークな品々がそろった。

 素人の我々には完成形が見えないが、それがまるで見えているかのように超える力をチョイスしていく祖堅氏。パートごとに録音してはインスピレーションを頼りに微調整をくり返し、見事放送時間内に完成させたのだった。このBGMは『蒼天のイシュガルド』の該当地域で使用されるというので、楽しみに待とう!

▲ステージに登場したのは、司会進行を務めるコミュニティチームの望月一善氏とサウンドディレクターの祖堅正慶氏。

▲来場客から寄せられた超える力が続々と運び込まれる(手提げ袋に注目)。ヤカンはゲロルトから借りたものなのだとか。

▲祖堅氏がプリントされた謎の棒を見つけて、思わず「なんだこりゃ」。

▲こちらのギロは“吉田”と名前入り。「本名ですって書いてある!」。

▲録音の妨げとなる会場の騒音を吸収するために、マイクスタンドと毛布で即席の録音ブースを作る祖堅氏たち。

▲超える力を物色。どうなるのか興味津々!

▲“細かい画面”と呼ばれつつあるミキシング画面がスクリーンに映され、件のBGMの原曲がお披露目される。これにこれからリズムを乗せていくのだ。

▲お菓子か何かの空き箱をバスドラムに見立て、マイクを中に入れて底を叩く。すると、それっぽいイイ音が……。

▲フライパンを取ろうと手を伸ばし、ギリギリの皿(!)を見つけて思わず苦笑する祖堅氏。ちなみにここの皿は不採用だった。

▲ドラムロールが苦手だという祖堅氏。会場から新たな超える力として、急遽手伝いを募ることに。

▲祖堅氏と会場から選ばれたふたりの観客が、力を合わせてバケツを連打! ちなみにマイクを差し伸ばして音を拾っていたのは、コミュニティチームのKK氏。窮屈な姿勢、皆さんご苦労さまでした。

▲録音したそばから編集にかかる祖堅氏。音色がだんだんと重なっていくのがわかる。サウンドって、日々こうして制作されているのだなあ……。

▲祖堅氏が最終調整に入っているあいだ、スクリーンではKK氏が編集した“S.D.V. SYSTEM”なるスライドがスタート。

▲遊び心たっぷり。なるほど、先ほどのは起動画面というわけでしたか。“S.D.V. SYSTEM”とは“Soken Desk View SYSTEM”の略で、祖堅氏の仕事机まわりを赤裸々に閲覧できてしまうものだとか。

▲生活感が漂う(?)祖堅氏のブース遠景。以降の写真群は、本人にナイショで撮影したとのこと。

▲落書きされた薬効茶、大好物のスナック菓子とニーソ……。

▲説明し遅れたが、このメテオマークがついた場所をクリックすると、その拡大&詳細画像が映し出されるようになっている。また、指のカーソルをクリックすると、そちらの方角にカメラが切り替わる。

▲机の右側にカメラを向けた図。本当にお菓子ばっかり(笑)。ここで画面下のメテオマークをクリックすると……。

▲ご本人が横たわっていて、会場は爆笑。これにはたまらず「寝てるんじゃなくて、瞑想だから!」と弁明。

▲本棚から『蒼天のイシュガルド』の音声収録台本を抜き出して見せるなどのサービスがありつつ、“S.D.V. SYSTEM”の閲覧はお開きに。どうやらBGMが出来上がったようだ。

▲原曲に箱、フライパン、バケツ、スパナなどの音を組み合わせた新バージョンを披露。違和感なく馴染んで聴けることに、「科学の力ってすごい!」と望月氏。

▲今回制作したバージョンを『蒼天のイシュガルド』で使うか、原曲のままにするかでアンケートを取った結果、原曲がいいという意見が多数。しかし、フライパンとスパナの音色が指示を集め、最終的には“原曲にフライパンとスパナの音を加えたもの”を採用することとなった。

※20154月30日5時 写真とキャプションを一部修正しました。