“少女の抱える闇”とは? サービス開始目前の『しんけん!!』をひと足先に体験&吉原プロデューサーに訊く

DMMのブラウザ用ラインディフェンスゲーム『しんけん!!』がついに2015年4月23日に正式サービス開始となる。名だたる名刀と、それらを手にして戦う女子高生たちが活躍する、話題のタイトルの内容とは? サービス開始直前の完成版プレイリポートに加え、プロデューサー吉原正訓氏へのインタビューもお届けする。“少女の抱える闇”とは?

●ハードな世界観~人類の存亡をかけた戦いへ!

 2015年1月のオープンβテストのあと、さまざまな改修や調整を重ね、ついに2015年4月23日より『しんけん!!』が正式サービス開始となる。数々の有名な日本刀と、それらに見込まれ、縁を結ぶことで“真剣少女”となった女子高生たちが主人公という設定に加え、その暗黒面が目覚めると少女たちに“妖刀化”が起こるなど、サービス前から気になる内容がいろいろと伝え聞こえていた作品だ。

 今回の取材ではその『しんけん!!』を、正式サービス開始に先駆けてプレイできた。オープンβテストから随所に変更が加わった内容についてのリポートに加え、さらに深い内容やいろいろな設定に込められた開発陣の想いや熱意を、本作プロデューサーの吉原正訓氏に直接うかがうことができたので、記事後半ではその内容も一挙に紹介しよう。

▲タイトルや少女の姿からいわゆる“萌え”方向を想像していた筆者だったが、予想はいい方向に裏切られた。その内容をご覧あれ。

 まずゲームを開始すると、チュートリアルで基本的な操作や、真剣少女たちの持つ刀を生み出す“刀匠”となったプレイヤーがやるべきことを、実際にゲームを進行させつつ順を追って解説される。不慣れな刀匠の最初の補佐役は“八重垣いちこ”だ。この説明の中で、世界に起きている深刻な事態はすぐ理解できるだろう。

▲こちらの八重垣さんもじつは元・真剣少女とのこと。そのうち戦線復帰もあり得る……かも?

 この世界では、ある日飛来した隕石群“大天狗”のかけらから生まれた謎の生命体“憑喪” (つくも)により、あらゆるエネルギーや金属製品が人類から奪われ、人類は木造建築の家で電気もなく暮らすことを余儀なくされている。 “憑喪(つくも)”の侵略に追い込まれつつあるのだ。これに唯一対抗しうる存在が、特殊な鍛刀法でよみがえった名刀と、それらに魅入られ、選ばれたことでその力を使いこなせるようになった“真剣少女”なのだ。

▲真剣少女たちも、もともとは普通の高校生。戦いに突然身を投じることになって戸惑っている子も多い。

▲同じ屋敷でいっしょに暮らすことになる真剣少女たち。だが最初は敷地には学校がなく、学生の本分を味わわせてあげることもできない。

 このような人類の絶望的な状況を覆すため、本作でプレイヤーがすべきことは、大きく分けるとふたつとなる。真剣少女たちを率いて憑喪を撃退し、人類の勢力圏を取り戻していくことと、プレイヤー(刀匠)が滞在し、真剣少女たちとともに暮らす“屋敷町”でかくまっている生き残った人々の役に立ち、その暮らしを助けることだ。

 まずは憑喪を撃退し、屋敷町の人たちを守るためにも、戦力となる真剣少女の人数を増やしたいところ。それにはまず、いにしえの名刀を鍛刀で蘇らせなくてはならない。メニューから“鍛刀”を選び、倒した憑喪からのドロップなどで手に入る“魂鋼”(たまはがね)と、ここ以外でもさまざまな使い途のあるエネルギー“熱量”の消費量を決めて、鍛刀開始だ。

▲鍛冶のサポート役“ツッチー”こと火之迦具土とともに、いざ鍛刀。魂鋼は4種類あり、それぞれを使う数で完成する刀の種類が決まる。

 この鍛刀は、本作の特徴的なシステムのひとつだ。いざスタートしたら、プレイヤーは刀身になる部分にカーソルを合わせ、クリックによって赤熱した鋼を叩き、刀として鍛え上げていくことになるのだ。このとき、刀の完成に必要な叩き(クリック)の回数は費やした“熱量”によって決まり、より多く、そしてより早く叩いたほうが、完成する刀の“等級”(真剣少女のレベルとは別の、刀そのもののランク)が最初から高い状態になりやすい。

 鍛刀中は右クリックで自動連打もできるが、左クリックで全力で連射した方が圧倒的に叩くスピードは速くなった。ここは魂を刀に込める刀匠になりきり、ぜひ全身全霊をもって叩きたいところだ。なお、“鍛冶師に任せる”を選べば、自分ではいっさい叩かず、一定時間後に刀が自動で完成する。プレイヤーの都合に合わせてこちらも活用していこう。

▲鋼には叩くと大きく火花が散るスイートスポットがあり、一定時間ごとにその位置がランダムに移動する。これを探し当てて叩けば、一度に多くの残り回数を減らせる。

▲鍛冶中は、真剣少女がサポートに来て“真剣タイム”が発生することもある。タイム中は、叩いて減っていく完成までの残り回数が倍増するので、ここで一気に畳みかけたい!

▲自分で叩いて完成させた刀と、そのパートナーとなる可憐な真剣少女を迎える喜びは、かなりのもの。この感動を鍛冶師に任せるのはもったいない?