『ディシディア ファイナルファンタジー』コアシステムにPS4、Team NINJA開発、ラムザ参戦など衝撃の発表が相次いだ特別発表会まとめ

スクウェア・エニックスが、2015年4月10日に開催した『ディシディア ファイナルファンタジー』の特別発表会“Closed Conference 2015”のまとめ記事をお届け。

●豪華布陣で判明したシリーズ初のアーケードタイトル

 スクウェア・エニックスは、2015年4月10日、東京都渋谷区にある恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールにてアーケードの新作タイトル『ディシディア ファイナルファンタジー』の特別発表会“Closed Conference 2015”を開催した。すでに、速報記事をいくつかアップしているが、ここでは、発表会全体の内容まとめてリポートしよう。

【速報】『ディシディア ファイナルファンタジー』の制作はコーエーテクモゲームスの“Team NINJA”が担当

【速報】『ディシディア ファイナルファンタジー』は業界初のPS4使用のアーケード作品に

【速報】『ディシディア ファイナルファンタジー』ロケテは4月17日から実施

【速報】『ディシディア ファイナルファンタジー』にラムザが参戦、野村哲也氏のイラストが公開

『ディシディア ファイナルファンタジー』驚きの発表をまとめたリリースが到着


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▲ホワイエと……

▲開始前の会場内の様子。

 発表会の第一部(本発表会は二部構成)では、まず、スクウェア・エニックス 代表取締役社長 松田洋祐氏が登壇。「1作目の『ディシディア ファイナルファンタジー』は、『ファイナルファンタジー』生誕20周年の節目に発表させていただいたタイトルでした。そしていま、30周年を目前にし、このような形でアーケード版を発表できることをうれしく思っております。本日は余すところなく新作の情報をお届けしたいと思います」と挨拶した。

 続いて、本作のプロデューサーを務める間一朗が登壇し、『ディシディア ファイナルファンタジー』には、スクウェア・エニックス以外に2社が関わっていることを明らかに。最初に紹介されたのは、開発を担当するコーエーテクモゲームス。
 コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長の襟川陽一氏とTema NINJAプロデューサーの早矢仕洋介氏が登壇した。


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▲スクウェア・エニックス 代表取締役社長 松田洋祐氏

▲『ディシディア ファイナルファンタジー』プロデューサー 間一朗(スクウェア・エニックス)

■アーケードは特別な場所。その特別な場所にふさわしい特別なタイトルに

 襟川氏は「つい先日、スクウェア・エニックスさんから発売された『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』は、当社の開発チーム“ω-Force”が担当しました。今回の『ディシディア ファイナルファンタジー』は、アーケードから家庭用ゲームまでキレのいいアクションゲームを長年作ってきたTeam NINJAが担当させていただきました。現在、仕上げにかかっているところです。ご期待いただき、楽しんでいただければ幸いです」と挨拶。

 早矢仕氏は、Team NINJAが1996年にアーケードタイトルを開発するために作られたチームで、そこから2000年までアーケードタイトルをリリースしていたことを説明。だが、以降、しばらくアーケードタイトルを出しておらず、2013年に久々にアーケードタイトルをリリース。『ディシディア ファイナルファンタジー』はそれに続くアーケードへの挑戦、とコメント。さらに、「いまはスマホでいつでもどこでもゲームを遊べるからこそ、アーケードでしか遊べない特別なゲームを作ろうと思っています。また、アーケードはゲームを楽しむための特別な場所。そういった特別な場所にふさわしい、特別なタイトルとして本作を開発しています」と意気込みを語った。


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▲コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長 襟川陽一氏(左)とコーエーテクモゲームス Team NINJAプロデューサー早矢仕洋介氏(右)

■『DFF』がアーケードと家庭用ゲームの架け橋に!?

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▲ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデント盛田厚氏

 コーエーテクモゲームスに続いてステージに促されたのは、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデント盛田厚氏。間プロデューサーは、『ディシディア ファイナルファンタジー』のコアシステムにプレイステーション4を使っていることを明らかにした。

 盛田プレジデントは、初代プレイステーションが“いかにアーケードゲームの世界を家庭に持ち込むか”というところから始まった、と説明。プレイステーション4がコアシステムに使われるということについては、「『ディシディア ファイナルファンタジー』シリーズは、ワールドワイドで熱狂的なファンがいらっしゃる作品ですので、プレイステーションにとっても大事な作品です。ファンの皆さんに最高の体験をお届けしたいので、“プレイステーション4をコアシステムに使いたい”と言っていただいたことはうれしく、光栄なこと」とコメントした。
 さらに、「将来的にはコンシューマー版ならではの体験をユーザーの皆さんに届けていただけるように、スクウェア・エニックスさんとお話させていただいています。技術やネットワーク環境は急激に進歩していて、アーケードと家庭用ゲームの接点は増えていくと思います。『ディシディア ファイナルファンタジー』が、アーケードとプレイステーションをつなぐ架け橋だと思っています」と述べ、家庭用版のリリースに期待を寄せた。

 この盛田プレジデントのプッシュに間プロデューサーは「将来的に、というお話をいただきましたが、このタイトルの主戦場がアーケードということは変わりません。稼動から1年はコンシューマーへの提供はいたしません! ……が、盛田さんからの視線が気になりますね(苦笑)」とタジタジ。


■筐体お披露目&筺体デザインについて

 筐体のお披露目では、スクウェア・エニックス松田社長、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア盛田プレジデント、コーエーテクモゲームス襟川社長、そして間プロデューサーがアンヴェールを行った。筐体デザインについて間プロデューサーは「『ファイナルファンタジー』シリーズは、じつは女性のユーザーさんも多いということと、家庭用ゲームのユーザーの方がアーケードに来た際にとっつきやすいデザインにしたい」とその意図を説明。また、「コントローラは、PSPで遊んでいただいたユーザーさんにもなじみやすいものになっているかと思います。ただ、△や○などのボタンデザインは仮で、本稼働のときには変わっていると思います」(間P)


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■コーエーテクモゲームスのPS4開発のノウハウ、技術をつぎ込み、60fpsも実現

 続いて、最新PV、そして開発当初のアーケード基板で作っていた映像とプレイステーション4環境に移行して現在の映像との比較動画が公開。映像を見ながら解説を加えた早矢仕氏は、「コーエーテクモゲームスのPS4タイトルのノウハウ、技術もすべてつぎ込んでいます。このタイトルは60fpsで動いているので、対戦ゲームとしてレスポンスよく遊んでいただけると思います」と自信をのぞかせた。


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■アーケードならではの要素

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鯨岡武生ディレクター(スクウェア・エニックス)

 ゲームシステムの解説には、ディレクターを務めるスクウェア・エニックスの鯨岡武生氏が登壇。

・3対3の駆け引きを楽しんでもらうために、コマンドはかなりシンプルに
・全キャラクターで操作はほぼ共通しており、キャラクターを変えてもすぐに動かしかたがわかる。コンボのテクニックなどは問われない。
・技はキャラクターごとに性能が異なるので、キャラクターごとに異なる立ち回りが必要になり、駆け引きが重視される。

といったポイントが紹介。そのほか、基本的なシステムは、来週4月16日発売の週刊ファミ通を参照していただければ幸いだが、ここでは、アーケードならではの要素を紹介。

【アーケードならではの要素】

▼3対3のパーティーバトル
FF』のパーティバトルをアクションで実現したもの。オンラインマッチングで、すぐに仲間が見つかる。もちろん、友だちと3人でパーティーを組むこともできる。タッチパネル対応で、チャットアイコンで意思疎通ができ、キャラクターの声でしゃべる。


▼EXスキル
EXスキルを使うと、仲間の強化や敵の弱体が行える。味方に自分のブレイブを分け与えたり、敵全体の防御力を下げたり、ターゲットを自分に固定して味方を守るといったものがある。ふたつを選んでセット可能。これら汎用のEXスキルとは別に、各キャラには専用のEXスキルがある。ティナのトランスなどは専用EXスキルになる。
「キャラクターは同じでも、スキルによってかなり立ち回りが変わってきます」(鯨岡氏)

▼連携攻撃
仲間が吹っ飛ばした敵を、違うプレイヤーが拾って攻撃を続けられるので、1対2、1対3の状況に持ち込むことで、一気に戦況を有利にできる。敵をふっ飛ばしたり、撃破したりして、そういった状況に持ち込むことが重要。

▼召喚
PSP版から一新し、超必殺技にあたる要素になった。一定時間、4人目のパーティーメンバーとして暴れ回る。召喚コアを削ったり、敵を攻撃することで溜まる召喚ゲージがMAXになったときに、筺体のクリスタル型のボタンを押すと、詠唱が始まる。ひとりだとなかなか召喚できないが、3人でボタンを押せばすぐに呼び出せる。どの召喚獣を使うかはバトル前にメンバーの投票で決まる。また、召喚獣には、バトル中つねに効果を発揮するオートアビリティを発動させるという役割もある。イフリートであればバトル中ブレイブ攻撃力が上がる、オーディンなら移動速度が上がるといった具合。そういったことも加味して召喚獣を選ぶことになる。

▼神々の闘争
前作はコスモスとカオスという神が歴代『FF』のキャラを召喚して戦ったが、本作は新たな2柱の神のもと、プレイヤー自身が闘うイメージになっている。いずれかの神の勢力を選び、戦ってポイントを稼ぐ。いわゆるコンクエストと呼ばれるもので、一定期間ごとにポイントを集計して勝敗を決め、勝った勢力のプレイヤーにはアバターアイテムを配布するといったことを検討しているとのこと。また、ひとり用のミッションモードもあり、こちらで勢力ポイントを獲得することもできる。

▼アップデート
バランス調整はもちろんのこと、キャラクターを中心とし、ステージ、召喚獣、コスチュームなどの追加も。
「キャラクターは50体ほどリストアップしています。まだまだあります。あとはコーエーテクモゲームスさんががんばっていただければ、つぎつぎ出していけるんじゃないかと思います(笑)」(鯨岡)


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■1週間後にさっそくロケテが開始

 こちらの記事にある通り、ロケテの日程も公開。最後に間プロデューサーは、アーケード店舗の関係者に向けて、「本稼動の前やアップデートの前に、店舗のご担当者へ研修ができないかと思っています。ゲームセンターに初めて足を運ぶお客様にいろいろと教えたり、新しいキャラクターの情報を常連のお客さんに伝えたり、といったことを行ってほしいなと。我々は、お店の方にいち早く情報を出していきたいと考えています」と述べ、本作を店舗とともに盛り上げていきたい、と抱負を述べた。
 また、鯨岡ディレクターは、「コーエーテクモゲームスさんとタッグを組んで、新しく、いちばんおもしろい『ディシディア ファイナルファンタジー』を制作しています。ぜひとも皆さんといっしょに盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とアピールし、第一部を締め括った。


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