『ファイナルファンタジーXV -EPISODE DUSCAE-』はボリューム満点! 体験プレイリポート第2弾【動画あり】

ボストンで開催中のゲームイベントPAX EAST 2015に合わせて、在米メディア向けのプレス体験会が行われ、ファミ通.comではその体験リポートを掲載したが、ここでは国内メディアのリポート解禁に合わせ、もう1本、体験リポートと体験プレイを凝縮した動画をお届けしよう。

●『ファイナルファンタジーXV -EPISODE DUSCAE-』マスター版をプレイ

 2015年3月19日発売予定のプレイステーション4、Xbox One用ソフト『ファイナルファンタジー零式 HD』に同梱される、『ファイナルファンタジーXV』の体験版『ファイナルファンタジーXV -EPISODE DUSCAE-』。ボストンで開催中のゲームイベントPAX EAST 2015に合わせて、在米メディア向けのプレス体験会が行われ、ファミ通.comではその体験リポートを掲載したが、ここでは国内メディアのリポート解禁に合わせ、もう1本、体験リポートと体験プレイを凝縮した動画をお届けしよう。

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■作り込まれた世界と、スリルに溢れたバトルに大満足!

 『FFXV』の体験版『-EPISODE DUSCAE-』では、時間によってどんどん表情が変わっていく壮大な景色、野生のモンスターや機械兵などを相手としたバトル、一風変わった成長システムなど、本作を構成する基本的な要素に触れられる。体験版のプレイで判明したことを織り込みつつ、その所感をお伝えしよう。
 
 まず、ビジュアルは見ての通り、かなり作り込まれている。キャラクターの髪の細やかさや、モンスターの皮膚の質感など、さすがはスクウェア・エニックスといったところ。これまでのゲームでありがちな不自然さ……たとえばキャラクターが斜面を走ると、足が見えない台を踏んでいるかのように浮いてしまうといった違和感がなく、進路にある低木を手でよけたり、ダッシュを続けると息切れしたりと、挙動もリアルだ。そこに、仲間どうしの他愛のない会話が加わり、“同年代の青年たちの旅”を演出する。

▲戦闘がうまくいったら仲間とタッチ! 仲間と協力して、いっしょに旅をしている感がさりげなく盛り込まれている。

▲HPがゼロになると、ピンチ状態に陥い、攻撃はできない。このピンチ状態でさらにダメージを受けると最大HPが減っていき、ゼロになると戦闘不能になり、ゲームオーバーとなる。ピンチ状態は回復アイテムを使えば回復できるが、仲間が助けてくれることも(逆にピンチ状態になった仲間を助けることも可能)。

 時間の移り変わりについては、新鮮な空気までも感じられる薄暗い朝、よく晴れて遠くまで見渡せる昼、日が落ちてきて夜の気配が近づく夕方、そして闇に包まれ恐怖を感じる夜間と、キャラクターをしばらく放置して眺めているだけでもさまざまな発見がある。とくに夜の怖さは尋常ではない。光源は胸元のライトだけで、その光の届かない範囲は真っ暗。いつモンスターが飛び出してきてもおかしくないうえに、危険なモンスターであるゴブリンが、洞窟だけでなく平原にも出没するようになる。さらに、視界が制限されるためバトルが長期化しがちで、もたもたしていると上空からサーチライトで照らされ、ニフルハイム軍の機械兵が飛空艇から飛び降りてくる。夜中になると、キャンプの食事で得たボーナス効果が消えてきてしまうのもつらく、ジリ貧になりがちだ。そのため、夜になると妙な焦りが生まれる(笑)。

▲わかりづらいと思うが、洞窟ではノクトが吐く息が白い。グラフィックにより寒さも伝わってくる(半袖だし)。

 “○○の標(しるべ)”といった名称がつけられているキャンプ地は、それまでにバトルやクエストのクリアーで溜めていた経験値を獲得し、レベルアップができる場。逆に言えば、キャンプを行わないと経験値を獲得したことにならず、レベルも上がらない。この成長システムと、セーブもキャンプ(や後述のレジャートレーラー)でのみ行えるという仕様は、人によって好き嫌いがあるかもしれないが、これが冒険に緊張感をもたらしているのも事実だ。なお、キャンプでは先に触れたように食事を取ることができ、メニューに応じた効果を得られる。キャンプではなく、人のいる拠点(体験版では、チョコボのレンタル屋とガソリンスタンドの2ヵ所)にあるレジャートレーラーに泊まると、食事は取れないが、それまでに得ていた経験値にボーナスがつく。キャンプとトレジャートレーラー、2種類の宿泊地の使い分けは、キャラクターの育成に大きな影響を与えそうだ。

 そして、本作の目玉となるバトル。基本は、□ボタン(操作はPS4版)を連打あるいは長押しで出るアサルト(武器によるコンボ)と、L1ボタンでのガードモード(自動回避)を状況に応じて切り換え、そこにシフト(ワープ)やアビリティ、ファントムソード召喚、パリィといった要素を絡めていくというもの。腕に自信がある人に向けてのテクニカルなアクションもある。

▲ターゲット、ロックオンしている相手に剣を投げ、一撃を加えながら瞬間移動して接近するシフトブレイク。このシフトブレイクのおかげで、複数の敵がいても、つぎつぎとテンポよく攻撃することが可能。だが、MPを消費するので、使いすぎにご用心。

 アサルトは、コンボの初撃に使う武器はこれ、カウンターに使う武器はこれ、ジャンプ攻撃のときに使う攻撃はこれ、といった具合に、攻撃の種類と武器をあらかじめ紐づけておく仕組み。バトル中はその設定に応じて武器が自動で切り換わり、攻撃を行うので、□ボタンひとつで多彩な技を使いこなせる。ガードモードも、MPを消費するもの、ボタンを押し続けているあいだは攻撃を避けまくってくれるので非常に便利だ。

 「攻撃がボタン長押しで出せて、回避が自動って、なんかヌルそう」と思った人もいるだろうが、それは違う。10体を越える敵との乱戦が珍しくなく、雑魚でも高威力の技を持っている本作のバトルは、そうしたシステムでないとさばききれない。取れる行動が多く、判断を誤ればすぐに瀕死に追い込まれる。相当なスリルをともない、状況判断力が試されるバトルだ。なかでも、MPの管理は重要。MPがゼロになると、MPバーストと呼ばれる状態になり、しばらくMPを使う行動が取れなくなって命取りになる。なのに、バトルに夢中になりすぎて、しょっちゅうやらかしてしまう(苦笑)。

▲ガードモード(ガードボタン押しっぱなし)時は、敵が攻撃してくるとMPを消費して自動で回避。

▲アビリティ使用にもMPが必要。

 MPを使う要素の中でも、ファントムソードと呼ばれる特殊な剣の召喚はとくに強力だ。剣の召喚はMPがMAXのときのみ行え、召喚中はMPが徐々に減っていくのだが、アビリティの発動によるMP消費がなくなるため、アビリティを出し放題になる。召喚した剣はノクトの周囲に展開され、攻撃を行うとその剣が追尾し、追加ダメージを与えてくれる。また、ファントムソードはフィールドで拾うなどして何本かを回収でき、剣が増えるたびに新たな性能が追加され、より強力になっていくのもポイント。体験版では最終的に4本入手できるので、ぜひ探し出して強力な攻撃を使いこなしてみてほしい。

 バトルでは、パリィの気持ちよさも特筆すべき点。敵の高威力な攻撃をいなした後、□ボタンで強力な反撃が出せるのだが、その演出がどれもかっこいい。パリィした攻撃によっては、仲間との連携に発展したりもする。パリィできる攻撃は予兆があるため、落ち着いていれば入力に失敗することはないのだが、前述の通り乱戦になって状況を把握しきれなくなったり、ほかの技を出していて間に合わなかったりして、大ダメージを食らうこともしばしば。攻めどきと引きどきを見極める目も必要だ。

▲パリィのあとは、強力な反撃技もくり出せる。その反撃に、ときには仲間が加わることも。

 総じて体験版としてのボリュームや、新しい戦闘システムには満足! 下村陽子さんによる、見事な“下村節”の楽曲たちが、ドラマチックに旅を盛り上げてくれるのも大きな魅力となっている。魔法のシステムは入っていなかったが、召喚は体験でき、これまでのシリーズにない、「これが召喚獣の真の力か!!」とビビるほどの演出や威力も印象的だった。ラムウおじいちゃん強すぎ。仲間のAIなど、気になるところもあるが、まだまだ体験版のものということで、今後の進化と調整に期待したい。本編が発売される日が楽しみだ。

▲巨大なベヒーモスとのバトルは、本体験版のハイライトのひとつ。迫力がハンパなく、戦うのが超コワイ!

 なお、週刊ファミ通2015年3月26日号(2015年3月12日発売)では、体験版の内容や操作の詳細などを紹介しているので、そちらもお見逃しなく。



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