
テーマは“ゴールドソーサー”
『新生FFXIV』の最新アップデート情報が発表される“プロデューサーレターLIVE”は、多くのファンが毎回注目する人気のインターネットストリーミング中継。
今回は“闘会議2015”のゲーム実況ストリートに設けられたスクウェア・エニックスブースから、現地を訪れた大勢のプレイヤーを前に“マンダヴィル・ゴールドソーサー特集”をテーマに放送が行われた。
マンダヴィル・ゴールドソーサーは、2月24日に公開予定のパッチ2.51で追加される大型カジノコンテンツ。マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントと呼ばれるトークンを利用して、“トリプルトライアド”や“チョコボレース”など、大小さまざまなミニゲームが楽しめる。 コンテンツの概要は前回のプロデューサーレターLIVEで公表されていたが、今回はそこから一歩踏み込んだ詳細な内容が発表されたのだ。

それでは、発表内容をダイジェストで振り返っていこう。
『新生FFXIV』版トリプルトライアドのプレイ画面が初公開に!
マンダヴィル・ゴールドソーサーは、『FFVII』に登場した遊戯施設のゴールドソーサーを『新生FFXIV』に再現したもの。MMOならではの要素を盛り込み、独自の発展を遂げたものになっている。楽しめるアクティビティのなかでも柱のひとつとなるのが、対戦型のカードゲームであるトリプルトライアドだ。

・初期の時点で、カードマスターから5枚くらいカードがもらえる。
・カードマスターから、現在流行しているルールのタイプも聞ける。
・マンダヴィル・ゴールドソーサーはリリース後も新要素が増えていく。『蒼天のイシュガルド』発売後に、大きな拡張を予定している。



・セイムは比較的上級者向けのルール。最初はオールオープンで慣れてほしい。

・対戦可能なNPCの頭上には、専用のアイコンが表示される。
・NPCに勝利するとカードがもらえる。なかにはレアなタイプも!
・プレイヤーどうしの対戦には、カードの奪い合いの要素は盛り込まれていない。
・黒衣森:南部森林のバスカロンドラザーズなど、プレイヤーどうしの対戦は、決められた場所で行える。
・カードの取得パターンは3つ。パッチ2.51公開時点で登場するカードは、全部で80種類。
・NPCとの対戦で手に入るもののほかにも、マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントとの交換でのみ手に入るカードもある。
・80種類のカードの中には、『FF』シリーズ歴代のキャラクターがあしらわれた“レジェンド”と呼ばれるものが存在する。
・蛮神系のカードは、蛮神が持っている……?
・獲得したカードはインベントリ(所持品)に格納。重複したものは、マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントに換えられる。
・ほかのプレイヤーとのあいだで、カードの取り引きはできない。
・パーティ募集の欄に、トリプルトライアド関連の項目を今後追加予定。
・『FF』のスマートフォン用のポータルアプリでもトリプルトライアドが配信される。内部的に同じデータが使用されているので連携を考えている。アプリ側で獲得したカードを『新生FFXIV』に(登場させる)という流れを予定。ただしリリース直後ではなく、少し経った後になる。
・パッチ2.51時点で登場する80種類のカードは、すべて『新生FFXIV』内でコンプリートできる。
チョコボレースでは“交配”による競走羽の永続的な育成が楽しめる
トリプルトライアドの説明がひと通り終わった後、話題は注目のチョコボレースに。白熱のレース展開だけでなく、チョコボどうしによる奥深い交配の魅力も味わえることが判明した。
・プレイヤーがチョコボの生産主/調教師/ジョッキーとなり、レース優勝を目指す。
・育成したチョコボを十分レースに出場させた後、現役を引退させ、リタイアした複数の個体を交配させることで、双方の能力を受け継いだ新しい競争羽が生み出せる。
・レース中のチョコボはプレイヤーが操作できるが、さほど複雑にしていない。おまけ程度の味付けになっている。


・ベントブランチ牧場で受け取れるチョコボの性別は選択可能。


・レースに参加するときはジョッキーの衣装にも気を配ってほしい。
・競走羽には慣性がかかっているため、通常のチョコボとは操作感が違う。



・勝利を重ねてチョコボの総合力というパラーメータが上がると、下位の競走には挑戦できなくなる。

・ランクアップ時にチョコボのパラメータがランダムで上昇する。
・専用のアクションも修得。手に入れたものは、交配により子孫へ受け継げる。
・ランクが上がるたびに、競走羽専用のエサを使って調教が可能。これによりパラメータをある程度調整することができる。
・調教用のエサは、栽培のほか、マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントと引き替えに取得できるものもある。
・引退させた競走羽どうしを交配させると、もう一段階強い個体が誕生する。
・マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントの交換品に“カップリング対象”が存在。これを選ぶと引退させた手持ちの競走羽以外の相手とも交配できる。
・今後のアップデートで、プレイヤーどうしのカップリングも可能になる予定。
ゴールドソーサーではF.A.T.E.ではなくG.A.T.E.が発生!
続いて、マンダヴィル・ゴールドソーサーの内部で突発的に発生するという、ゴールドソーサー・アクティブタイムイベント(G.A.T.E.)の詳細が発表された。
・G.A.T.E.は、みんなで遊べるミニゲーム的な位置付け。コンテンツファインダーの待ち時間を利用して楽しむくらいの気軽な作り。
・マンダヴィル・ゴールドソーサーの施設内で頻繁に発生する。
・G.A.T.E.が発生すると、施設全体にインフォメーションが流れる。




・ライバルを避けつつ、鬼ごっこのようにツボを所定の場所まで運ぶミニゲームもある。

・マンダヴィル・ゴールドソーサーポイントをチマチマ稼ぎたいときにオススメ。



・今後も開発チーム内で思いついたミニゲームを随時追加していく。
・スノーボードのミニゲームは“超前向き”に検討する。

・事前に手動で登録しておいた数字が当選番号に該当していれば賞金がもらえる。
・早期交換ボーナスのようなものが存在。抽選が行われてから3時間後くらいまでに当選くじを引き換えると、報酬が割り増しされる。
・くじの抽選は、“各データセンターの週末のピークタイム”に応じて個別に行われる。
・スクラッチくじに似た遊びも用意されている。ビンゴのように数字を一列に揃えるルールで、当選時の番号の合計値に応じて、もらえるマンダヴィル・ゴールドソーサーポイントの額が変わる。






・ハウジングの調度品に、トリプルトライアドのテーブルを追加する予定がある。そう遠くない時期に実装されるはず。
・『蒼天のイシュガルド』発売後に、黒チョコボを駆って大空でレースを行えるようにしたい。
・マンダヴィル・ゴールドソーサーは、レベル15くらいまで育てれば参加可能になる。フリートライアルでプレイしている人でも楽しめる。
・入場には専用のパスが必要だが、すごくあっさりもらえるようにしてある。
・マンダヴィル・ゴールドソーサーを訪れると、施設内を1周するクエストが発生。これを進めれば、全体が把握できる作りになっている。
・施設内にはエーテライトや都市内転送網も設置されている。
・吉田氏イチオシのミニゲームは、タイミングを測ってボールを投げるフリースロー。

次回ベテランリワードの報酬は”クラウド”のコスチューム!
放送のラストを飾るのは、毎回おなじみのお知らせコーナー。今回は、プレイし続けていればいずれもらえる、ファン垂涎のアイテムの存在が明らかになった。



・今回のベテランリワードは『蒼天のイシュガルド』で追加される両手剣使いによく似合うはず。

吉田氏:
本日は会場にもたくさんお集まりいただきありがとうございます。
そろそろ『蒼天のイシュガルド』の発売日も気になるころですが、世界にはたくさんのゲームイベントが行われますので、そのあたりで何か(動きがあるかもしれません)。ゲームデベロッパーズ カンファレンス(GDC)やPAX Eastの開催時期などを調べてもらえれば(※)いいのかなと思います。現在のところパッチ2.51は、2月24日のリリースを目指して最後の追い込みに入っているところです。
まずはこちらを楽しんでいただいたうえで、パッチ2.5 Part2から『蒼天のイシュガルド』へと進んでもらえればと考えています。これからもどうぞよろしくお願いします。
※編集部注
GDC 2015……2015年3月2~6日 アメリカ・サンフランシスコで開催
PAX East 2015……2015年3月6~8日 アメリカ・ボストンで開催
