道頓堀で行われた、関西初の体験会!
2014年12月22日。セガは大阪・道頓堀のとんぼりリバーウォークの戎橋下にて、2015年3月12日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト“『龍が如く0 誓いの場所』(以下、『龍0』)スペシャル体験イベント”を開催した。気温6度という寒空のもと屋外で行われた同イベントだったが、イベント開始直後の時点で100人を越えるファンが長蛇の列を作り、その熱気で会場は熱気に包まれることになった。そして、同体験会にはなんと本作で阿波野大樹役を演じた人気タレントの竹内力氏が登場! 以下では、関西エリアでは最速となるこの体験会の模様、そして、ゲストとして同イベントに登場した竹内力氏へのインタビューをお届けする。
全6台用意された試遊台で遊べた内容は、12月7日に東京・秋葉原で行われたものと同じ(※詳細はコチラを参照)。だが、エリア最速のプレイ体験会ということもあり、関西の『龍が如く』ファンたち皆、夢中になってプレイしていた。ちなみに、この行列は日が沈むまで途切れることがなかった。
イベント開始からおよそ1時間後、ついに『龍0』で阿波野大樹を演じる竹内力氏が、同作のチーフプロデューサーを務める横山昌義氏とともに登場! 注目のトーク内容は下でチェック!
竹内力さんへのインタビューをお届け!
――竹内さんが『龍0』への出演を決めた理由は?
竹内 力氏(以下、竹内) 天が俺を呼んでいたんですよ。そろそろ『龍が如く』に出ろ」ってね(笑)。じつはウチの息子の名前も龍なんだけど、(そんな縁があるわりに)いつまで経っても出演依頼がこねぇなあ、なんて思ってたら依頼が来てね。「そういえばこいつが芸能界にいたな」って感じなんじゃない?
横山昌義氏(以下、横山) いやいや(笑)。以前から出演をお願いしたいと思っていて、いい機会を見計らっていたんですよ。
竹内 ギャラが高かった?
横山 そういうことじゃないですって(笑)。竹内さんが1988年という時代にマッチしているなと思ったんです。あの凄まじい好景気に似合う役者さんを探した結果――。
竹内 俺しかいなかった、ってことだよね? 確かに、当時は俺も遊んでいましたからね。ゼニもたくさん使ったしなあ。
――ちなみに、ご自身のキャラクターのCGをご覧になっていかがですか?
竹内 いやあ、ソックリだねえ。あの高そうな、たくさんのカメラで撮っただけのことはある。俺はその機械のところで座ってるだけ。いろいろ表情を作ろうとしたら、怒られちゃったりしてね(笑)。
横山 表情を固定して撮っていただかないとダメなんで。申し訳ないです。
竹内 いやいや、撮られるほうはラクでよかったよ。
横山 撮影時に首もとを撮らせていただきたくてお願いしたら……竹内さんはサービス精神な方なんで、上半身を全部脱いでいただいちゃったり……なんてこともあり。
竹内 ついでに筋肉も見せておこうと思ってね(笑)
――あはは(笑)。『龍0』では阿波野という役で出演されましたが、このキャラクターを演じてみた感想はいかがでしたか?
竹内 役者はいろいろな役を演じるんですけど……俺だと、好青年役とか好青年役とか、好青年役なんかをね(笑)。まあ、今回はいちばん自分に合った役柄を演じさせてもらえたんじゃないかなと思います。こういうハードボイルドな役は50年ぶりくらいかな?
横山 またまた、そんなご冗談を(笑)。でも、収録のときもここにいらっしゃる竹内さんのままでしたね。サービス精神旺盛で(笑)。あと、キャラクター像を掴むのがとても早かった! 僕がこんなことを言うのも失礼かもしれないですが、天才肌の方なんだと思うんです。
竹内 勘がいいでしょ? まあ、こういうこと、自分で言わないと誰も言ってくれないんだけど(笑)。
横山 ほとんど笑っているだけでスムーズに収録が進んで行ったので、演出する身としては……ラクというか、「やってやったぞ!」っていう感じはほとんどなかったですね(笑)。
竹内 好きに楽しくやらせてもらいました。やっぱり仕事は楽しまないとね!
横山 楽しんでいるな、って感じはすごく伝わりました。
――竹内さんはプライベートでゲームを遊ばれたりするんでしょうか?
竹内 し、し、しますよ!
横山 本音でいいです(笑)
竹内 そんなナウいもの、俺ができるわけないでしょう?(笑)。俺の子どもはやってるみたいだけどね。
――では『龍が如く』の舞台となる1988年当時の思い出などがあれば教えてください。
竹内 そりゃあ、夜の街をさんざん飲み歩いて、さんざんゼニ使ってましたよ。ホント楽しかったですよ。いまは夜の街がわりとひっそりしているというか……あの時代の雰囲気はさすがに味わえないですね。みんな守りに入ってるというか、使う金額がゼロひとつ違ってたからなあ。当時を知らない世代の人はゲームでそれを味わってほしいですね。
――ちなみに、昔はひと晩でいくらぐらい使われていたんですか?
竹内 150万円とか、200万円とか使ってたよ。最近は……年をとって守りに入っちゃったかもね。「ちょっとは貯めておこうかな?」なんて(笑)。だいたい、昔は睡眠時間を削って酒を飲んでたけど、さすがに最近は頻繁にそんなことできないしね。肉体がどんどん衰えていくんで。だから、飲むより走ったり筋トレしたりですよ。
――ちなみに、今日のファッションのテーマは?
竹内 今日は自前だからなあ(笑)。
横山 でも、やっぱり竹内さんはファッションへのコダワリがすごくて、初めて出演者の方に「衣装を変えてくれ」って言われたんですよ。阿波野というキャラクターは、最初はいまの紫の服じゃなくて、ゴールドの服だったんです。でも「これじゃダメだ」ってことでいろいろとアドバイスをいただいて。
竹内 いまの衣装はいいね。この時代っぽい。実際、当時は俺も紫のスーツを着て大阪のミナミで飲み歩いていたからね。最近はシックな色が多いけれど。
――当時よく大阪で遊ばれていたということですが、舞台のひとつである蒼天堀は、やはり当時の大阪の雰囲気に近いですか?
竹内 当時はグリコの看板もいまと違ったし、(いま取材を受けている)ここのとんぼりウォークなんてなかったしね。ゲームでは、そのあたりもよく再現されていると思いますよ。だから、映像を観ていると非常に懐かしい気持ちになりました。
――『龍0』のストーリーに関しては、どんな感想をお持ちになられましたか?
竹内 ゲームだからそうなっているのかもしれないけど……奥が深い! 先が読めないストーリー展開なんでね。そもそも、台本の厚みもほかと比べて厚い。実際に台本を読んでいても、どんどん引き込まれていくんです。ゲームをプレイしている人の感覚で台本を読もうとはするんだけど、映画を観ているような感覚になっちゃうんですよ。逆に言えば、映画を実体験できるような手法だからこそ、これだけヒットしているんじゃないかな。
――では、最後に『龍0』発売を心待ちにしているファンの皆さんへひと言いただけますか?
竹内 飲んで、食って、暴れてほしいですね。主人公の桐生は多くの危険に巻き込まれていくわけなんだけど、さまざまな戦いを勝ち抜いて、おもしろいストーリーをどんどん進めていってほしいですね。そして、ゲームの虜になってほしいです。
なお、竹内さんは続いて行われたイベント参加者との撮影会、そして今回は特別に道頓堀で行われることになった、ニコニコ生放送の“セガなま ~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~”にも出演していた。その模様は、体験会リポートその(2)でお届けする!