軍隊のCAMPに見立てられた、オシャレな会場!
11月22日~23日、品川のソニー・コンピュータエンタテインメント社内にて、『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)の初心者向け体験イベント、“『新生FFXIV』BOOT CAMP”が開催された。
これは、プレイステーションファンのための公式コミュニティサイト“プレコミュ”会員を対象にした、“プレコミュイベント”として企画されたもの。『新生FFXIV』に興味はあるものの、MMORPGであるためになかなか踏み出せない人に対してプレイステーション4で『新生FFXIV』をプレイする機会を持ってもらい、新米部隊の訓練に見立ててみっちりとプレイのノウハウを伝授するという内容だ。訓練といってもストイックさはまるでなく、和気あいあいとして懇切丁寧。ゲストとしてニコニコ動画の人気実況者、ガッチマン氏、しゃけとりくまごろう氏、百花繚乱氏らが登場し、要所で楽しげなトークをくり広げた。
22日に行われたBOOT CAMPの司会は、ゲスト教官&特別訓練生として参加者とゲームプレイをともにしたガッチマン氏としゃけとりくまごろう氏。ふたりが『新生FFXIV』で語られる物語や世界観、ゲームシステムなどについて解説したあと、メイン教官を務めるスクウェア・エニックス『新生FFXIV』宣伝チームの“アニー先輩”こと白杉氏が登場。参加者は本作の最少パーティ数である4人ごとに班分けされ、各班の教官とともにプレイエリアへ向かった。
班に分かれた参加者はまずお互いに自己紹介をし、パーティを構成するタンク(1名)、ヒーラー(1名)、DPS(2名)から好きな役割を選択。その後は教官の指導に従って手慣らしをし、クエスト形式でパーティプレイに慣れることができる“ギルドオーダー”というコンテンツに挑戦。以降は各班の進み具合に合わせて、今回の目的地である“サスタシャ浸食洞”へ突入していった。
卒隊式でまさかの訓練。“蛮神イフリート討滅戦”に挑戦!
楽しい時間はあっという間に過ぎるというが、たっぷりとられていたはずの3時間はまたたく間に終了。「正直、サスタシャは難しいかなと思いましたけど、戸惑いながらも皆さんのプレイが上達していく様子を見てテンションが上がりました」と白杉氏が語るとおり、すべての班が目的を果たして卒隊式の時間となった。苦労したところを聞かれた参加者は、「MMORPGはけっこうやっているけど、タゲ取り(敵の攻撃対象を自分に引きつけること)が難しかった」(タンク)、「コントローラーを使うのが四苦八苦だった」(黒魔道士)などと感想を述べていた。
ひと仕事終えた参加者が充実した表情を見せるなか、教官から最後のプレゼント。各班の代表者で新しく編成したふたつのチームに蛮神と呼ばれる強大な敵と戦う“イフリート討滅戦”への挑戦権が与えられたのだ。そこにガッチマン氏としゃけとりくまごろう氏も参加し、みんながワンランク上のバトルに身を投じた。
メイン教官の白杉氏から、「『新生FFXIV』は、皆さんが思い描く『FF』らしさがたくさん詰まったゲーム。いろいろな『FF』らしさがあると思うが、物語、世界観、バトルなど、さまざまなところで『FF』らしさを感じてもらえるはず。今回はバトルだけを取り上げたが、それ以外にも釣りを楽しんだり、オシャレを楽しんだり、家を建ててインテリアを集めたり、自分のチョコボを育てたりなど、いろいろなことができるので、今回楽しかったと思った方は、ぜひこれからも遊び続けてもらえるとうれしい」という主旨の挨拶がなされ、BOOT CAMPは締めくくられた。また、参加者は特製のバンダナと5種類のアートカードから好きな絵柄をひとつお土産としてもらい、さらに製品版を購入したうえで申請すると教官用のバンダナがもらえるという特典もあった。
プレイ中の皆さんに話を伺ったところ、MMORPGは『FFXI』などで経験済みという方が半数ほどおり、『新生FFXIV』について詳しくは知らなくても、何かしらの機会に少し触れたことがある方が多いようだった。その経緯もあってか、各教官が「初心者として参加されたとは思えない優秀生ばかり」とお墨付きを受ける上達ぶり。何より、皆楽しげで終始笑顔が絶えなかったのが印象的で、サービス開始からほとんど毎日プレイしている記者でさえ、その輪に混ざりたくなるイベントだった。