ソロプレイヤー“キリト”の情報など必見の内容

 セガは、2014年11月13日に発売予定のプレイステーション3/プレイステーション Vita用ソフト『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』に参戦するキャラクターについての開発者コメントを公開した。

 今回、参戦キャラクターよりキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄の情報が公開。原作である電撃文庫作品からどのように格闘ゲームのキャラクターとして制作されたのか、開発者のコメントとともに紹介される。

参戦キャラクターを開発者のこだわりポイント解説とともに紹介!

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_03

キリト(声:松岡禎丞さん)
ソードアート・オンライン
(著:川原礫/イラスト:abec)から参戦
<原作設定>
 “ソードアート・オンライン”でも最強と名高い“黒の剣士”。エクストラスキル“二刀流”を駆使し、“SAO”をゲームクリアに導いた。アスナの恋人。直葉という妹がいる。

<開発コメント>
  “エクストラスキル・二刀流”はキリトの代名詞的な行動なので絶対に技として入れようと決めていましたが、いざ作り始めると、単純に書く枚数が倍なので非常に苦労しました(笑)。またこの技は、技のヒット時にボタン連打で技がつながってゆくという、簡単コンボシステム的特徴もありますが、これはキリトがALOで考案したシステム外スキル“スキルコネクト”を意識してそういった簡単スキルコネクト仕様を入れたものになっています。

  “スネークバイト”は一瞬で2回切る技という設定がありますが、画面では1回斬ったように見えます。ですが、ヒット数はちゃんと2になってますし、エフェクトも円のようですがじつは左右から2本伸びて敵を攻撃しているという、芸の細かい技になっています。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_09
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_08
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_02

アスナ(声:戸松遥さん)
『ソードアート・オンライン』
(著:川原礫/イラスト:abec)から参戦
<原作設定>
 “アインクラッド”の中でも最強と名高いギルド“血盟騎士団(KoB)”の副団長。レイピア“ランベントライト”を駆使した剣技の速さは凄まじく、“閃光”の異名を持つ。キリトの恋人。

<開発コメント>
 “鉄拳正妻”はキリトくんに「今夜はいっしょにいたい」と言われて勘違いしたアスナが出した一撃を再現したもので、技名がひとつのこだわりになっています(笑)。アスナの代表的な行動ではあるのですが、すこしアスナから外れた“ギャグより”な印象もあるものなので、数に制限のある切り札とした経緯があります。

 原作に“右上から五連撃、左上から五連撃、そしてその交点を1突きする神速の技”という記述のあるソードスキルですが、ヒット数を11にしているのに加え、じつは、画面に表示される“星のようなヒットエフェクト”が画面正面から見てそうなるようになっており、マザーズロザリオを知っている人であればなるほど、と言ってもらえるような演出をしています。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_07
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_06
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_05

高坂桐乃(声:竹達彩奈さん)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
(著:伏見つかさ/イラスト:かんざきひ)から参戦
<原作設定>
 スポーツ万能、成績優秀、容姿端麗とすべてが完璧に揃った中学2年生の少女。ただし、“妹もの”のエロゲーが好き、という超特殊な趣味を持つ。兄・京介とは冷戦状態。

<開発コメント>
 桐乃は“コスプレファイター”というコンセプトだったので、制服をはじめとして、セガの宣伝隊長服や黒猫の服、 メルルや水着のコスプレなど技毎に原作に登場するさまざまな衣装が登場しますが、じつはキャラクターひとり分のデータ容量は決まっているので、その中でこれだけの衣装を実現するのは非常に困難でした。最終的には“絶対にこの衣装は出す!”という熱い思いと緻密な計算で可能にしました。そういった制作レベルでのこだわりがあります。

 桐乃のクライマックスアーツ“きゃとる☆みゅーてぃれーしょん”で出てくるUFOキャッチャーは、じつは絵素材、音素材ともにセガのメカ研から本物のキャッチャー素材を入手して作ってまして、まさにこだわり感バツグンの必殺技になっています。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_10
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_01
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_04

平和島静雄(声:小野大輔さん)
デュラララ!!
(著:成田良悟/イラスト:ヤスダスズヒト)から参戦
<原作設定>
 いつもバーテン服姿の借金取り立て屋。曲がったことや理不尽なことを嫌い、キレると池袋最強と名高い。池袋で自動販売機や標札が飛ぶのを目撃した場合、彼の仕業であることが多い。

<開発コメント>
 静雄はカラーバリエーションに凝っていまして、通常はベストを着ているのですが、カラーによっては長そでになったりと、全体的に違った印象が出るようにしています。来神高校の学生服カラーも用意していますよ!!

 乱舞型のクライマックスアーツは全員発生時に無敵時間を持っているのですが、静雄だけは無敵ではなくアーマー状態になっています。これは静雄の“やられても我慢して突進する”部分を表現したものになっています。じつは「うぜええええ!」のEX版もその効果がついていますね。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_11
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦キャラクターのキリト、アスナ、高坂桐乃、平和島静雄を開発者コメント付きで紹介!_12

公式サイトで『ソードアート・オンライン』担当編集者・土屋さんのインタビューを公開
 公式サイトのブログで『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』参戦作品のひとつ『ソードアート・オンライン』の担当編集者である土屋さんの、本作についての見所などについてインタビューが公開されている。気になる人はチェックしよう。
※インタビュー掲載ページ