内部テストの結果、PS4/Xbox One/PCのサポートに専念する方向へ
ポーランドのゲームスタジオTechlandが、日本でもワーナー エンターテイメント ジャパンから2015年に発売予定の『ダイイングライト』について、プレイステーション3とXbox 360版の対応予定を中止し、対象プラットフォームをプレイステーション4とXbox OneとPCとすることを発表した。
同スタジオのFacebook公式ページやプレスリリースで公開された声明では、過去3年間にわたって本作を真の次世代体験が可能なゲームとするべく開発を進めてきたと述べ、最大で20万オブジェクトを表示可能で、物理ライティングもあり、さらにそういった環境をブレンドされた自然なモーションで駆け抜けるような本作において、それらが実際に実現可能であるのはハードウェア性能が高いPS4/XB1世代のマシンかハイエンドPCであり、内部テストの結果、前世代機のサポートを断念することにしたと説明している。
AAA(大規模な予算で作られる超大作)のPS4/XB1世代への移行はこれに始まったことではない。ユービーアイソフトの『アサシン クリード ユニティ』や、2K Gamesの『Evolve』(エボルブ)なども同様にPS4/Xbox One/PCのみのサポートに留まっている。
前世代のローンチ当時と比べると今世代機はPCベースでまとめて開発しやすいことや、大作であるがゆえに真のハイエンドな体験を実現したいマーケティング的欲求、一方で海外で予想以上に今世代機の売れ行きが伸びて比較的スピーディーな世代の移行が期待されることなど、さまざまな背景が考えられるが、今後もこのような選択をするタイトルが増えていくのではないだろうか。