『ブレイブルー』の開発裏話をこっそりお届け!?
2014年10月11日〜12日の2日間にかけて、徳島県にて開催されたイベント“マチ★アソビ vol.13”。12014年10月12日に行われた“アーク×マチ★アソビBBスペシャルトークショー”には、『ブレイブルー』シリーズの森利道プロデューサーと、ジン=キサラギ役の柿原徹也さんが出演した。

さる2014年10月9日に、“Ver2.0”にアップデートした『ブレイブルー クロノファンタズマ』。本ステージでは、『ブレイブルー』シリーズの生みの親であり、名物プロデューサーでもある森利道さんと、本作品を代表する人気キャラクター、ジン=キサラギを演じる柿原徹也さんが、『ブレイブルー』にまつわるさまざまなエピソードを披露した。ちなみに、今回のステージが、初徳島になる柿原さんは、イベント前日にはプライベートでマチ★アソビを見て回っていたようで、夜には徳島の名産“阿波尾鶏”を食べるなど、徳島を満喫していた模様だ。

最初のコーナーは“Ver2.0”で追加された2キャラクター、“セリカ=A=マーキュリー”と“Λ(ラムダ)”の紹介からはじまり、『ブレイブルー』の音声収録こぼれ話に。その収録日は、台風が迫っている日だったそうだが、なんと柿原さんはバイクでスタジオに現れ、服を乾かすために下着になって収録をしたというトンデモ話も飛び出した。また、海外に向けた英語版『ブレイブルー』では、海外の声優さんが吹き替えを担当しているが、柿原さん演じるジンの雰囲気だけはマネできないと言われた、というハプニングも起きたという。ジンは“とあるキャラ”と対戦するときのみ、ふだんの冷静な性格が豹変し、狂気を滲ませたテンションの高いものになる。それの表現ができるのは、柿原さんだけというわけだ。


続くコーナーは、事前に募集したメールからの質問に森プロデューサーと柿原さんが答えるコーナー。最初の質問は、“『ブレイブルー クロノファンタズマ』で追加されたセリカとΛ、おふたりが彼女にするならどっち?”というもの。柿原さんは、どちらもイケると非常に迷いつつ、セリカを選択。いっしょにいると楽しそうで、柿原さんのテンションについてきてくれそうというのが理由のようだ。一方、森プロデューサーは、“方向音痴のセリカよりも、後ろからチョコチョコついてきそう”という理由で、Λを選んでいた。
ふたつ目の質問は、“柿原さんがジンの技のなかでいちばん感情移入して、自分でもっともうまく演じられると思う技は? また、森さんが描いていていちばん筆が進むキャラは?”。柿原さんは、全部と答えながらも、“虚空刃 雪風”をいちばん好きな技として挙げた。森プロデューサーの回答は、ラグナ。もっともノエルを描いているようなイメージがあるが、じつはいちばんジンとラグナを描いているとのこと。
最後の質問は、“柿原さんは『ブレイブルー クロノファンタズマ』で精神的に変化のあったジンを演じていてどう感じましたか?”。柿原さんは、ジンがだんだん大人になっていくことを感じているものの、“大人になってほしいけど、大人になってほしくない”という複雑な心境を吐露。もっと突っ込んだ話になりそうだったが、ネタバレになってしまうということで、柿原さんも回答をセーブしていた。


質問コーナーを終えた後、“マチ★アソビ vol.13”におけるアークシステムワークスブースの告知を挟んで、いよいよステージも大詰めに。最後に、イベントの感想と会場の観覧者に向けて、森プロデューサーと柿原さんからメッセージが送られた。森プロデューサーからは、次回のマチ★アソビへの参加への意欲を感じさせるコメントが、柿原さんからは、『ブレイブルー』シリーズに関わった6年への感謝と、徳島まで呼んでもらえたことへの喜び、そしてこれまでと同様に今後もみんなで力を合わせて『ブレイブルー』を育てていきたいという未来への意気込みを含んだコメントで、ステージは幕を閉じた。6年間、2D対戦格闘ゲーム界をけん引し続けたタイトルと言っても過言ではない『ブレイブルー』シリーズ。森プロデューサーをはじめとした制作チームの“熱”がある限り、まだまだその勢いが弱まることはないだろう。

