マッドキャッツの最新アケコンが体験できる!
東京ゲームショウ2014の一般公開日の初日となった2014年9月20日。ゲーム周辺機器を数多くリリースする“マッドキャッツ”のブースでは、同社アイテムの主舞台でもある対戦格闘ゲームのイベントが多数開催された。本稿では、『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』と『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』のステージの模様をお届する。
ゲーマー向けのコントローラーデバイスを精力的にリリースし、競技としてのゲームを支援する“マッドキャッツ”。東京ゲームショウ2014では、最新アイテムを中心に数多くのデバイスを披露していた。ウメハラ、マゴ、ときどといったプロゲーマーをサポートする同社を代表するアイテムは、対戦格闘ゲームには欠かせないアーケードコントローラー。フラッグシップモデルである“TE2”(トーナメントエディション2)は、基本モデルから対戦格闘ゲームとタイアップした特別モデルまでが揃い、その使い心地を実際にゲームプレイで試すこともできた。また、ゲーミングマウスR.A.TシリーズやキーボードS.T.R.I.K.E.シリーズの最新アイテム“TE”モデルも展示されていた。スペシャリティ感あふれるデザインと機能性はマッドキャッツならではというところ。
ベテランふたりが激突! 『ギルティギア』ステージ
さて、この日は一般公開日の初日とあって、マッドキャッツステージでは数多くの格ゲーイベントが開催された。まずはアークシステムワークスから2014年12月4日に発売予定の『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』のステージから。ビジュアルとゲーム性が一新した人気シリーズ最新作とあって、いまもっとも発売が期待されているタイトルのひとつであるが、このステージではトッププレイヤーのFABさんと、はせがわさんによる全9戦のエキシビションマッチがくり広げられた。ふたりの猛者の戦いを、『ギルティギア』界の名物MCである神園氏の実況と、同作のバトルプランナーを務めるアークシステムワークスのパチ氏による解説によって紹介していた。
8月末に行われた公式大会“あーくれぼ2014”でベスト8のFABさんは重量級の投げキャラであるポチョムキン、同大会でベスト4のはせがわさんは縦横無尽に空間を支配するイノとまったく異なる性質のキャラクターを使っての戦い。試合前には「イノは相性が悪いキャラクターですががんばります」(FAB)、「こういうときのFABさんは強い」(はせがわ)と語っていた。試合はイノの相手を翻弄する押しの攻めに、ポチョムキンが凌ぐという展開が多かったが、ここはふたりのベテランどうしの戦い。随所にキャラクターの長所を活かした本作ならではのテクニックを披露。結果こそ、はせがわ氏の勝利となったが、FABさんの強気の反撃の展開で会場が一気に沸くといったシーンも見られた。
コスプレイヤーが舞台を占拠!? 『P4U2』ステージ
続くステージも、アークシステムワークスが開発を担当した対戦格闘ゲーム『P4U2』をフィーチャーしたイベント。2014年7月にプレイステーション3版が発売されたばかりのこのタイトルで、3人のトッププレイヤーが対戦を披露するという趣向だ。戦いに挑むのは公式全国大会あーくれぼ2014で上位に食い込んだタヒチさん、女性最強のアイギス使いとして知られるむぃさん、アーケード誌“アルカディア”の攻略ライターも務める“コイチ”さん。さらにこのステージのMCを務めた強豪プレイヤー、DIEちゃんも参戦。
解説席からアトラスのペルソナチームディレクターの和田和久氏と、アークシステムワークスの“謎のマスクマン”が見守る中、4人のプレイヤーは『P4U2』で新たに参戦したミナヅキショウ、岳羽ゆかり、また家庭用版からさらに加わった天田乾&コロマル、足立透といったキャラクターを使って対戦し、より強化されたキャラクターの“個性”をアピールする戦いを披露した。
壇上には、『P4U』シリーズのコスプレイヤーたちがプレイヤーたちを応援。実況のさっきょさん(里中千枝のコスプレ)、ドミーさんとともに壇上をにぎやかに盛り上げてくれた。ステージの最後には、この華やかな舞台に感動した(?)、マッドキャッツのスタッフ、Zhi氏(ズィー氏。シンガポールの格ゲーコミュニティの中心人物でもある)から、コスプレイヤーに急遽『P4U2』モデルのアーケードコントローラー“TE2”のプレゼントが贈呈されるといったサプライズもあった(ちなみに、同モデルは7月の発売後、好評につき現在は完売とのこと。かなり貴重なプレゼントであることは間違いない)。