2014年8月30日、アークシステムワークスが主催する対戦格闘ゲーム全国大会“ARC REVOLUTION CUP 2014”の決勝大会が開催された。その模様をリポートする。

●アーク格ゲー3タイトルの最強プレイヤーが決定

 2014年8月30日、アークシステムワークスが主催する対戦格闘ゲーム全国大会“ARC REVOLUTION CUP 2014”(略称、あーくれぼ2014)の決勝大会が開催された。その模様をリポートする。

 あーくれぼ2014は、アークシステムワークスのアーケード版対戦格闘ゲーム『ブレイブルー クロノファンタズマ』(以下、『BBCP』)、『GUILTYGEAR Xrd-SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』(以下、『GGXrd』)、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』(以下、『P4U2』)の3タイトル合同で行われた公式全国大会。6月から8月の約2ヵ月間、全国のゲームセンターで予選が行われ、その予選通過者によって頂点が争われた。なお、ファミ通.comでは『ブレイブルー クロノファンタズマ』を中心に予選取材を行っていた。その様子については、特設サイト(→こちら)をご覧いただきたい。

大会冒頭では、事前に行われた優勝予想キャンペーンの結果が発表された。
1~2回戦は、3タイトル同時に進行。会場では巨大スクリーンに各タイトル1試合がピックアップされて映し出された。
予選を通過した選手全員を紹介する場面も。
コスプレをして参加する選手たちも。

●『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』部門

シングル戦で行われた『P4U2』のベスト8進出選手は以下の通り。

・ぐるぽ(アイギス) アテナ日本橋代表(近畿)
・ゆーさま(鳴上) プレイランドエフワンR代表(北海道・東北)
・タヒチ(ゆかり) ラッキー中央フェリシダ代表(関東)
・ソウジ(クマ) タイトーステーション横浜西口五番街代表(関東)
・コイチ(アイギス) スピカ大宮南銀代表(関東)
・まっど(クマ) スーパーヒーロー堅田代表(近畿)
・DAICHAN(鳴上)MAXIM HERO代表(北海道・東北)
・みんと(クマ) ハイテクセガ新居浜代表(中国・四国)

 ソウジ選手、ゆーさま選手、まっど選手と、事前に行われた優勝予想キャンペーンで上位に名を連ねた選手が順当に勝ち上がっていた。ベスト4のうち3人がクマ、そして決勝もソウジ選手対まっど選手という東西の最強クマ使い対決になるなど、終わってみればクマが猛威を振るう結果に。

 決勝のソウジ選手対まっど選手は、2試合先取制で行われた。1試合目をソウジ選手が取り、2試合目もソウジ選手のペースで進んだが、3ラウンド目でボタントラブルが発生。中断を挟み、状況を再現されて行われた再試合では、やや集中力が切れたのかお互いミスを連発する荒れた展開に。この試合をまっど選手が取り1勝1敗のタイに戻す。これでペースをつかんだまっど選手が3試合目にも勝利して、見事に優勝。最強クマ使いの称号を得ると同時に、全国の『P4U2』プレイヤーの頂点に立った。まっど選手は優勝後「めっちゃうれしいです!」とコメント。優勝したまっど選手には、優勝特別称号“ARCCup2014覇者”、準優勝のソウジ選手には“ARCCup2014小覇王”、ベスト4のぐるぽ選手・みんと選手には“ARCCup2014四天王”の特別称号が贈られた。

ソウジ選手とまっど選手の決勝戦。
準優勝のソウジ選手。
優勝したまっど選手。

●『GUILTYGEAR Xrd-SIGN-(ギルティギア イグザード サイン)』部門

 『P4U2』と同じくシングル戦で行われた『GGXrd』のベスト8進出選手は以下の通り。

・ナゲ(ファウスト) セガワールドアルカス代表(東京)
・FAB(ポチョムキン) アミパラ広島代表(中国・四国)
・うき(ソル) ハイテクセガ豊田代表(中部)
・手品師(ファウスト) バイパスレジャーランド藤江新館代表(中部)
・とるそ(ミリア) ゲームマグマックス川越代表(関東)
・がぞう(ファウスト) クラブセガ新宿西口代表(平成枠※)
・ダイジ(ラムレザル) アーバンスクエア大須代表(中部)
・はせがわ(イノ) アミューズメントパークNASA代表(中部)

※平成生まれのプレイヤーのみ参加できる若手プレイヤー枠

 優勝予想キャンペーン1位の閃光のヲシゲ選手がベスト8に残れない波乱があったものの、優勝予想2位のナゲ選手、3位のFAB選手は順当に勝ち上がっていた。

ひと際大きな声援を受けていたFAB選手は、惜しくもベスト8で敗退。

 檀上での熾烈な戦いを勝ち抜き、決勝まで駒を進めたのはナゲ選手とがぞう選手というふたりのファウスト使い。『P4U2』に続いて決勝戦は同キャラ対決になった。試合前のインタビューでは、「老獪なプレイで勝ちたい」というナゲ選手に対し、がぞう選手は「緊張しているけど年上にも勝ちたい」と、若手プレイヤーらしいコメント。“アイテム”を投げてからペースをつかもうとするナゲ選手に対して、がぞう選手はその若さからか積極的に前に出ていく。これが功を奏し、1試合目を先取。2試合目も危ない場面もありながら、1試合目に勝利した勢いそのままに押し切って勝利。コメント通り年上のプレイヤーを倒しての優勝となった。優勝したがぞう選手は、「ロートルには負けないと言って大会に参加して、有言実行できてよかった。ベテランに勝てないことはないので、ぜひみんなも『GGXrd』をプレイしてほしい。」と語った。なお、優勝したがぞう選手には、“ARCCup2014覇者”、準優勝のナゲ選手には“ARCCup2014小覇王”、ベスト4のうき選手・はせがわ選手には“ARCCup2014聖人”の特別称号が贈られた。

最後にデンジャータイムが発動。守りに入るナゲ選手に対して、攻めに出たがぞう選手が優勝を決めた。
準優勝のナゲ選手。
優勝賞品のプレイステーション4にガッツポーズ!
優勝したがぞう選手。

●『ブレイブルー クロノファンタズマ』部門

 『ブレイブルー クロノファンタズマ』は、ほか2タイトルとは異なり2ON2のタッグ戦で行われた。先鋒と大将がそれぞれ試合を行い、2勝したチームの勝利となる。1勝1敗の場合は、勝者同士の決定戦で勝利チームを決定する仕組み。ベスト8には以下のチームが残った。

・パナしていいとも! セガ難波アビオン代表(近畿)
こがたん(ラグナ)、ガリレオ(ライチ)

・突然の死 GISTAGE七隈代表(九州・沖縄)
むっちー(ココノエ)、こんばんはGacktです(ハクメン)

・レジェンディアオーラ 池袋GIGO代表(東京)
テツヲ(ココノエ)、うどん(ハザマ)

・おそとあついつらい スピカ大宮南銀代表(関東)
ふも(アラクネ)、TN(ハクメン)

・設置系テクキャラ ポート24八事代表(中部)
コイケ(ライチ)、辻川(ココノエ)

・ガー不フレンド(狩) メディアパークリブロス高槻代表(近畿)
マトイ(ココノエ)、伊藤 冴(カルル)

・きつね邸 ゲームマグマックス川越代表(関東)
きつね(レイチェル)、RYO(レリウス)

・鉄板 アテナ日本橋(近畿)
N男(レイチェル)、どぐら(アズラエル)

 前回あーくれぼ覇者・EVO2014覇者のガリレオ選手率いる“パナしていいとも!”、EVO2014準優勝のどぐら選手と前回あーくれぼ準優勝のN男選手が組んだ“鉄板”、ひろゆき杯優勝のテツヲ選手が所属するレジェンディアオーラという、優勝予想キャンペーンの上位3チームがすべてベスト8に残るなど、前評判の高いチームが順当に勝ち上がった形だ。

 どこが勝ってもおかしくない混戦を抜けて決勝に勝ち上がったのは、パナしていいとも!と鉄板。優勝予想1位と2位の対決というだけではなく、鉄板のどぐら選手はEVO2014の決勝でパナしていいとものガリレオ選手に敗退しており、N男選手も前回あーくれぼの決勝でガリレオ選手に負けているという、因縁の対決だ。

決勝戦に挑む選手たち。

 両チームともふだんから数えきれないほど対戦しており、手の内をよく知っている間柄。1試合目は、こがたん選手とN男選手という組み合わせに。試合後ガリレオ選手に聞いた話によれば「本当はどぐら選手にこがたん、N男選手に自分を当てたかった」とのとことで、組み合わせの読み合いに負けてしまっていたようだ。先鋒のこがたん選手対N男選手は、思い切りのいいインフェルノディバイダーを出していくなど、持ち味を発揮したこがたん選手だったが、最後はN男選手がタイムアップで逃げ切って勝利。続くガリレオ選手とどぐら選手の大将戦は先鋒戦とは打って変わってのハイスピードな展開。一進一退の攻防が続く1ラウンド目の終盤、ガリレオ選手は燕返しをヒットさせながらディストーションドライブにつなげず勝ち確定の状況から一転、1ラウンド目を落としてしまう。2ラウンド目はガリレオ選手がペースをつかんで大幅に体力をリード。コンボを決めてガリレオ選手が2ラウンド目を取り返すかと思われたが、どぐら選手が間一髪のところでブレイクバーストを発動し脱出。すぐさまファランクスでお仕返し、コンボを決めてフィニッシュ。鉄板のどぐら選手とN男選手は見事にリベンジし、優勝をもぎ取った。

優勝コメント
N男選手
「ホンマにうれしいです。優勝は格別でした。ガリレオがいつも勝ってて、劣等感もあったけど、こうやって対戦できて勝ててメッチャうれしいです。」

どぐら選手
「大会前に優勝するとは言っていたんですけど、本当に優勝しちゃうとは。あと、謝らないといけない人がふたりいます。ひとりはスポンサーさん、Tシャツを持ってくるのを忘れてしまいました。本当にごめんなさい。あと、いつも彼女が観に来てくれているんですけど、観に来ていないときに優勝してごめんなさい(笑)」

まっど選手
がぞう選手
N男選手(左)、どぐら選手(右)

 なお、本大会の激戦の模様は、期限内であればニコニコ生放送のタイムシフトで視聴可能だ。また、後日公式サイトに全試合の映像がアップされる予定。

※ニコニコ生放送は→こちら