最強馬を育成し、名だたる名馬に挑むのだ
コーエーテクモゲームスから、2014年3月27日発売予定のプレイステーション3/プレイステーション Vita/PC用ソフト『ウイニングポスト8』。今回は、シリーズの醍醐味である、自分だけの最強馬を生産・育成する過程やアドバイスを紹介しよう。
◆強い馬を作るには生産が第一
本作には、人気種牡馬や人気繁殖牝馬が多数登場する。繁殖牝馬は、セリや、庭先取引で入手できるぞ。
種牡馬と繁殖牝馬の組み合わせによって、さまざまな血統の馬が生まれてくる。まさに、競馬が“ブラッドスポーツ”と呼ばれるゆえんだ。
◆牧場施設“種牡馬繋養施設”を建設しておこう
思い通りに競走馬を生産するには、牧場施設“種牡馬繁養施設”で種牡馬を繁養し、セリや庭先取引で繁殖牝馬の入手が必要だ。種牡馬は、他牧場の種牡馬もお金を支払って種付けすることもできるが、人気の種牡馬は売り切れていることもある。したがって、“種牡馬繋養施設”を建設して、優秀な種牡馬を繋養しておくといいだろう。
本作では、種牡馬としても、現役時代さながらの活躍を見せるディープインパクトや、牡馬相手に日本ダービーを制覇したウオッカなど、人気の種牡馬や繁殖牝馬が多数登場する。よりよい種牡馬と繁殖牝馬を入手して、最強の競走馬を作りだすことを目指そう。
よい種牡馬、よい繁殖牝馬、そしてよい施設を建てたら、準備完了。いよいよ種付けだ。
◆本作から追加された“牝系”
本作では、種牡馬だけでなく、繁殖牝馬の血統(牝系)も継承される。牝系には、その
活躍に応じて、“大舞台でより力を発揮しやすくなる”、“スタミナがアップする”など、さまざまな“特性”が付与されるようになるぞ。
この“特性”を持つ牝系に属する繁殖牝馬に種付けをすれば、産まれてくる幼駒の能力として受け継がれやすくなる。より強い馬を生産するには、自分の牝系を活躍させ、優秀な特性を持った牝系を構築することが重要だ。
◆種付け時の評価をチェック
種付け時の“評価”で、競走能力にプラスされる可能性のある“爆発力”(クローバーマーク)と気性面や健康面に影響がでる可能性を示す“危険度”(!)のバランスを見極めることで、産まれてくる幼駒の能力をある程度コントロールすることが可能となる。
より素質の高い幼駒を生産できるよう、さまざまな種牡馬と繁殖牝馬の組み合わせを試してみることも重要となっていくる。
<Case.1>
イギリスダービーと凱旋門賞を制覇し、鳴り物入りで2012年に日本で種牡馬入りしたワークフォースを種付け相手にしてみる。種付け料が1500万円と高額なだけあって、クローバーマーク×14とかなりの爆発力が期待できる、危険マーク×5もかなり気になるところ……。
<Case.2>
つぎは、種付け料が比較的安価な、高松宮記念を制した種牡馬キングヘイロー。結果は、クローバーマーク×3、危険度×3、総合評価Dとあまり伸びず。ただし、現役時代に幅広い距離で活躍したキングヘイローは、父系因子に“柔軟性”(=緑の●)を持っているので、これがうまく伝われば、幅広い距離で活躍できる競走馬が産まれるかもしれない。
<Case.3>
最後は、現実の2013年リーディングサイアーランキングで、ディープインパクトにつぐ2位のキングカメハメハ。クローバー×9と十分、危険度もまったくなく、総合評価もBとかなりの高評価!
父と母の競走能力が受け継がれるので、競走能力が高い&クローバーが少ない父/競走能力が低い&クローバーが多い父など、配合の組み合わせを考えるのが、本作の醍醐味なのだ。
配合により、さまざまな要素が絡み合い、多少能力が劣る両親からでも思わぬ名馬が生まれたり、逆に優秀な馬を配合させても相性が悪ければ駄馬が生まれることもある。クローバー、危険度、評価などを参考にビギナープレイヤーも手軽に配合ができる。
また、こだわりたい人は、各因子をみて配合理論を駆使した“一流のブリーダー”としてのプレイも楽しみのひとつ。繁殖牝馬シーザリオは牝系に所属しており、その牝系は牝馬の活躍馬が生まれやすくなる“牝馬”とクラシックレースの距離で強くなる“根幹距離”という特性を持っている。うまく受け継がれるといいのだが……。
◆最強馬を目指し、育成スタート
生まれた幼駒は、勝負根性が鍛えられる“ゲート”やパワーが鍛えられる“坂路”など、さまざまな効果をもつ育成施設を建設・強化した牧場で育成することで、より理想に近い競走馬に育てていくことができる。
また、親にあたる種牡馬や繁殖牝馬が、預託先である調教師や、レースに騎乗してくれる騎手の“縁の馬”だった場合、入厩後の成長度やレース中の能力がアップするぞ!
育成期間が終わったら調教師に預け、騎手を騎乗させ、レースの勝利を目指すことになる。
この子馬(コーエーキュート)は、福永祐一騎手の“縁の馬”シーザリオの子なので、福永騎手が騎乗することで能力がUPする。配合を工夫し、縁の馬も活用することで、見事、大レースを制することができた!
牝馬の購入、種付け、誕生、調教、レースをくり返し、血統を繋ぎ、母から子へ、その想
いも受け継がれていく……。