「NAZI SCUM!!(ナチのクズめ!)」復讐鬼と化したBJが吼える新トレイラーも
FPSの元祖を最新テクノロジーとともに新たな物語としてリブート(復活)させる、ベセスダ・ソフトワークスの新作FPS『Wolfenstein: The New Order』。その海外での発売日が、北米で5月20日、ヨーロッパで5月23日と発表された。
しかも驚くべきことに、同じくFPSの黎明期に燦然と輝く『DOOM』の新作へのβテスト参加権が予約特典としてつくことが判明。『DOOM 4』と呼ばれてきた本作はしばらく発表後の続報が途絶えていたが、オリジナル『DOOM』20周年を経て、こちらも本格始動ということになりそうだ。
『Wolfenstein: The New Order』の舞台は、第二次世界大戦をナチスドイツが勝利した世界で、1960年代にはパワードスーツなどの超科学をもって世界を征服している状態。そこに復讐鬼と化した元米兵、主人公ブラスコヴィッチ(通称B.J.)が果敢に殴り込むのだ!
映画で言うと「イングロリアス・バスターズ」(あらくれ軍団が総統閣下暗殺作戦に挑む)と「アイアン・スカイ」(月の裏側で生き延びていたナチ軍団が超科学で地球侵略にやってくる)を合わせてプロティン増量したような内容なのだが、もちろんイッちゃってるマッド科学者や愛人付きおばちゃん将校など、B級ナチ映画に出てきそうな脂っこい面々も出てくる!
発売日に合わせて発表された最新トレイラーでは、占領完了ということで早速アメリカの象徴をフッ飛ばす鉤十字軍団の実写パートからスタートし、ゲーム序盤のナチスによる精神病院襲撃シーンへ移行。
ブラスコ兄貴はとある作戦中の怪我により意識混濁状態でここに収容されていたのだが、長年お世話になった皆さんが眼前で殺害される事態に、「NAZI SCUM!!(ナチのクズめ!)」という怒りの言葉とともに大復活! そこから始まる敵味方ともども濃ぃ~い面々のスタイリッシュな紹介映像&二丁持ちでバリバリ撃ちまくる大乱闘。ラストでは拘束したナチ将校を前にチェーンソーをギュイーン!
とまぁそんな感じに、単なる旧作の掘り返しに留まらない、いろんな意味でギリギリまでカリカリチューンした内容になっている本作。ストーリーも過去作を引き摺らない完全新作となっており、「ウルフェンシュタイン3D? 知らん」という人でも、昨今ではなかなかないディープなお話&バリバリ景気良く撃ちまくりな内容を楽しめると思うので、日本での発売日も早く決まってほしいところです!(文・編集:ミル☆吉村)