“+A”全員が歌ったツアーファイナル

最高のファイナルへ−−今井麻美さん7thソロライブツアー小倉あるあるCITY公演2日目_31

 「皆さん、“この雲の果て”にはたどりつけましたか? また、素敵な出会いがありますように!」。声優、そして歌手として活躍する今井麻美さんの7thソロライブツアーは、再会を約束するような、そんなひと言で幕を閉じた。2013年12月14日(土)、東京・お台場にて開催されたツアー初日から、大阪、仙台と回り、北九州・小倉にある、あるあるCITY・YY劇場でファイナルを迎える本ツアー。2daysという特別なカタチで開催されたツアーファイナルは、“笑い”を交えた1日目に続き、2日目はラストを飾るにふさわしい、華やかで、参加したすべての人たちを巻き込んだ充実したライブとなった。

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 2daysの2日目は、ライブ開始前に今井さんの音楽プロデューサーである濱田智之氏が突然の登場。同氏から「今井麻美ライブ始まって以来のオープニングアクトをやろうと思います」という提案が出されると会場も大盛り上がり。オープニングアクトとして登場したのは、今井さんのサポートバンドである“+A”のバンドメンバーだ。バンドマスターでありベースを担当する“みゃあみゃあ”こと、宮下智氏に引き連れられて、ギターを担当する“カズー”こと山口和也氏、同じくギターの“天ちゃん”こと中村天佑氏、ドラムの“玄ちゃん”こと白川玄大氏、キーボードの“たまちゃん”こと花岡環氏、ヴァイオリンのemyu:氏がステージへ。そして『+Aのバラード』、別名『Big Ocean』と名付けられた楽曲を演奏。この日は、天ちゃんのギターソロが同曲を情熱的に盛り上げる内容となっており、観客もその演奏に魅了される。演奏が終わると、会場からは鳴り止まない拍手が贈られ、ライブへの高揚感が増していく。

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 そして、ファンのボルテージも上がったところでライブがスタート。『Strawberry ~甘く切ない涙~』を歌う今井さんは、前日と同様にアパマンショップのマスコットキャラクター、べあ~君を手にピンクのサイリュームに照らされながら笑顔を見せる。2曲目の『Day by Day - latin ver. -』ではホイッスルをみゃあみゃあから投げ渡され、うれしそうに「笛鳴らすよー」と宣言。ホイッスルを吹き鳴らし、+Aとのセッションを楽しむと『Day by Day - latin ver. -』を弾む歌声で陽気に歌い上げた。

 「私の“7thソロライブツアー「この雲の果て」”の最終公演・追加公演のあるあるCITY公演にようこそー!」と元気いっぱいに挨拶した今井さん。いっしょに登場したべあ~君とのやり取りをひと通り楽しむと、あるあるCITYを訪れるのは今回で3回目であることを伝えつつ「縁のある、あるあるCITYさんでライブをすることができてとてもうれしく思っています。とくに今日は追加公演ということで、本来はなかったライブにこんなにたくさんの人が集まってくださって、ホントにうれしいです!」と喜んだ。

 続いての楽曲は『Dear Darling』。1日目は恒例のコールを今井さんの提案で“あるあるエンジェル”で行ったが、この日は何エンジェルにするかをファンに確認。するとファンからライブ会場となったあるあるCITY・YY劇場の名前から「YYエンジェル!」という声が飛ぶ。これに今井さんも「いいこと言ってくれたねー。いいね、いいねー!」と超乗り気になり、「それでは今日は私のことを、YYエンジェルとお呼びください!」とコメントして『Dear Darling』へ。曲が始まると「L・O・V・E ラブリーミンゴス! YYエンジェル プリティーミンゴス!」とコールもバッチリ決まり、うれしそうな歌声を響かせる今井さん。続く『フレーム越しの恋』では、観客のテンションがさらにアップ! 今井さんもダンスも交えながら弾ける笑顔で同曲を歌った。このパートのラストは、難度の高い楽曲『旅人』。楽曲発表時には苦戦しながら歌っていた同曲も、いまや3曲連続で歌うパートの最後に選曲しても、楽々と歌い上げるほど今井さんの中でしっかりと昇華された楽曲に。“山を登るようだ”と表現していた楽曲もするりと歌い上げ、観客を魅了した。

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 ここで、今井さんから“+A”という単語が持つ意味について改めて紹介。「ミンゴス(※今井さんの愛称)がボーカルを務めています。そして流動的ではありますけれど、バンドメンバーがいまーす! そしてあまり見えていませんが、あちらのほうや、こちらのほうや、後ろのほうにスタッフさんたちがいまーす! そしてー? このミンゴスのライブに来てくださる皆さんが、We are(観客のコールで)+A!」と、今井さんやバンドメンバーだけではなく、スタッフ、そして会場に集まったファンという、ライブを作り上げているすべての人たちが“+A”であることを今井さんが説明した。

 『天空の炎~miragem~ - Jazz arr. Ver. -』では、今井さんの歌声だけではなく、バンドメンバーの演奏もよりアツく彩られる。今井さんの力強く艶っぽい歌声と、天ちゃんによるギターソロ、emyu:氏による弦の音色が、楽曲の世界観を表現するように歌詞の主人公の想いの丈を叫ぶような情熱的な内容となり、会場を圧倒していく。『路地裏のプラネタリウム』では、会場のファンのハンドクラップに支えられつつ、今井さんはいつもよりも少し大人びた歌声で同曲を歌い上げた。

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 MCに入るなり、「それではここでみんなにお願いがあります」と声を潜める今井さん。「このあと歌う曲はなんとアカペラです。ぜひ、この衣装を後ろのほうのみんなに見せてあげたいの」と語り始めるやいなや、観客はしゃべっている最中から座り始め、後ろの人にもステージがはっきりと見えるように気遣う。そして、ステージ上では今井さんが『花の咲く場所』を熱唱。アカペラで想いを込めて歌い上げた同曲は、会場を震わせるほどの迫力とともに観客へと届けられる。アカペラ部分を歌いきると「スタンダーーーーーーーーップ!」と声を張り上げ、会場のファンが一斉に立ち上がり、今度はファンも巻き込んで情熱的な『花の咲く場所』を作り上げた。そして続いては今井さんが主題歌を歌う『コープスパーティー』シリーズのオープニング曲を2曲連続で披露。「それではいってみましょう! アツくアツく、『シャングリラ』!」と楽曲を紹介すると、それまでの笑顔が一変し、刺すような眼差しを会場に向ける。楽曲がつながる形で続けて『星屑のリング』を披露すると、今井さんのテンションに引っ張られるように演奏も熱を増していった。

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 続いては、追加公演だけのゲストの出番。「会えたらいいなってすっごくすっごく思っていたんです」と今井さんが紹介したのは、初代あるる姫を務めた四島早紀さん。あるる姫のコスチュームを身に纏った四島さんが登場するなり、今井さんは興奮のあまり「抱きついていいー!?」と四島さんに抱きつき、四島さんも「すみません、皆さん(笑)」とファンを気遣う様子を見せ、会場の笑いを誘う。今井さんと四島さんの出会いは、2013年に今井さんがあるあるCITYでイベントをしたときに遡る。1日館長として館内を視察して回った今井さんと、アーティストのいとうかなこさんをサポートをしてくれたのが四島さんだったという。その後はTwitterでもフォローし合う仲になったとのことだ。四島さんは現在、北九州を中心に活動するアイドルユニット“GALETTe”のメンバーとして活躍中ということで、GALETTeのTシャツとタオル、そしてCDを今井さんにプレゼント。GALETTeのファンのことを“ガレッター”と言うため「私もガレッターだ!」と興奮気味に語る今井さんだったが、用意されたTシャツがスタッフや関係者のみに配られるものであることを伝えられると「やだー、私、“スーパーガレッター!”じゃない(笑)?」と、新たなカテゴリーを作り出し満足そうな笑顔を見せた。そして、ここでGALETTeのメンバーが全員登場。四島さんのほか、村山しほりさん、保坂朱乃さん、ののこさん、古森結衣さんという5人が揃ったところで、2014年2月12日にリリースされた2ndシングル『じゃじゃ馬と呼ばないで』を披露。キレのあるダンスとパワフルなボーカルを見せると、会場に詰めかけた今井さんのファンも、初見だというのにノリノリで盛り上げ、一体感を演出した。

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 衣装チェンジした今井さんをGALETTeのメンバーと会場のファンとで「ミンゴース!」と呼ぶと、「ガレッターのミンゴスだよー!」と、今井さんは満面の笑顔で登場。そして、あるる姫姿の四島さんを紹介しながら、「この姿で踊るところを見れたのは、皆さん大ラッキーだったと思います!」とレアな現場に立ち会えたことをアピール。GALETTeのメンバーを送り出したところで、「レベルが高いなって感じるパフォーマンスを見せてもらって感動しました。いいもん見た(笑)」と今井さんが語ると、会場からは「ミンゴスも踊ってー!」という声が。しかし、つぎの楽曲は「ぜんぜん踊る曲じゃない……。でも、ちょっと努力してそういうのを入れて歌ってみようかな」と少しやる気を見せたものの、次曲である『海月~Jellyfish~』について、「イメージの中で自分を海に鎮めて作り続けていっている楽曲なんです」と同曲のことを語り始めると、「GALETTe風ジェリーフィッシュかー。やめよう(笑)。でも、いまの気持ちを楽曲に込めたいと思います」と宣言。踊る『海月~Jellyfish~』とはならなかったものの、温かい歌声を響かせて、やさしい空間を作り出した。『Rain~てのひらのアンブレラ~』は、この日も2番からファンが持ち込んだ小さな傘を借りて同曲をうれしそうな笑顔を浮かべながら歌うと、「べあ~君、相合い傘できたね(笑)。昨日も有志の方がね、私たちが雨に濡れているのをかわいそうに思ってか、傘を貸してくれまして」と経緯を語った。そして『Tender Is The Night』をやさしく歌った今井さんは、「大人っぽい3曲を聴いていただきましたー。それではここからは元気に元気にみんなも歌える曲をいきたいと思います」と、スペシャルメドレーへ。

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 『SPARKLE』からスタートするスペシャルメドレーは、ファンとともに作り上げる一体感のあるパートのひとつだ。『Faraway~最後の夢~』、『Precious Sounds~風が残していった~』と続き、『Aroma of happiness』では、emyu:氏にマイクを振り、「にゃーにゃーにゃー♪」と困ったように歌う姿も。そして『Day by Day』で盛り上がると、最後は『たからもの』へ。同曲ではファンといっしょに「ラーラーラーラー♪」と合唱するパートがあるのだが、今回は、たまちゃん、玄ちゃん、みゃあみゃあ、カズー、天ちゃんとつぎつぎにバンドメンバーにマイクを振ってバンドメンバー全員で歌ってメドレーを豪華に楽しく盛り上げた。メドレー後のMCでは、「みんな歌えたね(笑)。ライブは何が起こるかわからないことがライブだと思うんです。そう思いませんか?」と今井さんはしたり顔。しかし、「被害者の会が拡大しそう(笑)。そのうちみんなから(仕返し的な)何かあるんでしょうね(笑)。乗り越えてやる!」と、いずれ来るであろう自分への無茶振りへ、いまから気合いを入れていた様子だった。

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 そして、「あれ? いまは季節が冬のはずなのに、お花が咲いてる!」と最前列にいたファンの持つひまわりの造花を、スタッフ経由で一輪もらった今井さん。「せっかくなので、先ほども協力してもらったんですけれども、この……(会場のファンがみんな座り始める)早いな(笑)」と、後ろの人にもステージが見えるようになったところで『夏色Sunshine flower』を歌う今井さん。やさしい、幸せそうな笑顔を浮かべながら、ファンから借りたひまわりを手に同曲を歌い上げると、続けざまに『無限旋律』へ。歌声を空へと飛ばすように響かせていくと、歌詞をなぞるように実際にジャンプをしたり、会場中を指差すなど、曲のアツさを体全体で表現し、会場を盛り上げた。

 ファンとともに激しく盛り上がった今井さんは、「いやー、アツかった!!! 夏の暑さから、激しいアツさへね。そして玄ちゃんは、このツアーでいちばん頭を振ってたんじゃない?(笑)」とバンドメンバーも含め、会場が非常に盛り上がったことを喜ぶ。そして、つぎに披露する曲『クレッシェンド』について、「今日は大人っぽく歌いたいと思います」と宣言した今井さん。同曲は今井さん自身も思い入れの強い楽曲で、3rdアルバム『Precious Sounds』が発売された際に制作された作家陣のコメント入りダイジェスト動画を観るたびに『クレッシェンド』のコメントで涙を流すほどなのだとか。「ホントにホントにホントに素敵な曲です」と紹介し、『クレッシェンド』のピアノの旋律が会場に響くと、それまで灯されていたサイリュームがふっと消え、今井さんの歌声に会場中が集中していく。今井さんの心のこもった歌声が会場を包み込むと、温かい拍手が送られた。

 「2013年12月14日から走り続けて来た“7thソロライブツアー「この雲の果て」”、本当に本当にもうすぐ終わってしまいます。寂しいねー。私はいろいろなところで、いろいろな歌を歌わせていただいてきました。私は歌を始めた(※編註:ソロ活動を始めた)のがすごく遅くて、もちろん歌は大好きで、子どものころは暇があれば歌っているような子でした。それから合唱団に入って歌を歌う幸せを覚えて、ひょんなことから声優さんになることができて。声優さんが歌を歌うということは、最近ではけっこうメジャーなことになっていますが、私はキャラクターソングをちょこちょこ歌わせていただいていたぐらいだったので、まさかまさか、私がこういったカタチでツアーをできるような存在になるとは夢にも思っていませんでした。これも私を支えてくださっているスタッフの皆さんや、私の歌を聞きに来てくださっている皆さんがいてくださるから、皆さんの前でこうして歌えているんだと思います。すごくすごくスローに人生を歩んでいる私ですけれども、もしよければ、これからも皆さん応援してくれるとうれしいです!」と改めてファンに語りかけた今井さん。ここで、ライブツアーファイナルで大活躍だったべあ~君も新たな一歩を踏み出すということで、ファンのもとに旅立たせることを提案。「旅立ちの歌を即興で弾いてください!」という今井さんの突然の要望に、+Aのバンドメンバーは困惑しながらも明るい曲を急遽セッションし、この曲に合わせて今井さんが「それではべあ~君、いってらっしゃーい!」とツアーを見守り続けたべあ~君のぬいぐるみを会場に投げ入れ、べあ~君をファンのもとに旅立たせる。そして、ステージではラストナンバーの『この雲の果て』を披露。真っ白に染まった会場を、笑顔で見つめながら同曲を歌う今井さんは、優雅に舞いながら力強い歌声を響かせた。

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 一旦幕を引いたライブだったが、会場ではアンコールが沸き起こり、その声は次第にミンゴスコールへ。しかしライブツアーファイナル。それだけに留まらず、何度もくり返してきたアンコールの流れをファンもわかっているようで、最後は「濱田!」コールに変化。これに慌てて登場した濱田氏がバンドメンバーを呼び込むと、会場からの「たまちゃん歌ってー!」という声に応え、たまちゃんが歌うことに。すると彼女は「ミンゴスのあるある言いたい♪」と某お笑い芸人のネタを披露し会場の笑いを誘う。最後はステージに揃ったバンドメンバーと濱田氏とで『いっしょ。』を大合唱。そこへ今井さんも「ラーラーラーラー♪」と参加し、7thソロライブツアー最後のアンコールに突入する。前日に“タオル曲”へと進化した『散花の祈り』では、前日よりもたくさんのファンがいっしょにタオルを回して盛り上がる。今井さんも楽しそうに同曲を熱唱すると続けて『struggle』を披露。今井さん考案のサビでの振り付けもすっかり定着して、一体となって盛り上がることのできる同曲。今井さんも飛び跳ねまくって弾ける。同曲を歌い終わると、腰に手を当てながら、ぜえぜえと息を整える今井さん。すると会場のファンからミンゴスコールが巻き起こり、今井さんにさらなる活力を与えていた。

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 「今日の“フォイナル”(※編註:今井さんがTwitterでファイナルを打ち間違えたもの)ステージどうでしたか?(歓声)なんか終わるのがもったいなくてね。長い期間に渡ってツアーをやってきたんですけれども、最後にこのあるあるCITYで2daysを迎えることができてホントによかったと思います」と語った今井さんは、「自分の力量以上の物を見せることができたんじゃないかと思います」と手応えを感じている様子。そして、「最後はこの歌で皆さんとお別れしたいと思います。これでホントに最後なので、心を込めて歌いたいと思います」と『Jewel’s Tree』を披露。会場にライブのアツい余韻を残しつつも、最後はやわらかい空気の中でツアーのファイナルを迎えた。「本当に来てくれてありがとう! 今日のライブが楽しかったという人は、ぜひまた私の歌を、+Aの演奏を聴きに、そして、+Aになりに来てください! ありがとうございましたー!」とファンに呼びかけた今井さん。一旦ステージを後にするも、今井さんとプロデューサーの濱田氏がふたりだけで再び登場し、手をつないでファンに挨拶。すると、会場からは鳴り止まない拍手が贈られる。そして、この日も最後はファンが『いっしょ。』を大合唱。2013年12月14日から始まったライブツアーを、最後はファンの歌声で締めくくった。

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 ツアーの始まりからファイナルまでのあいだ、どんどん変化していくパフォーマンスと力強くなっていく歌声に圧倒された、“今井麻美7thソロライブツアー「この雲の果て」supported by あるあるCity”。今井さん自身、「覚醒した」と語るほどの歌声とパフォーマンスをファンに届けることができ、手応えを感じていた様子だった。2014年3月26日には、今回のライブツアーの最中に収録が行われたという彼女のNEWシングル『漆黒のサステイン』がリリースされる。覚醒したミンゴスの歌声が収録されるとあって、こちらも見逃すことのできない1枚になりそうだ。

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最高のファイナルへ−−今井麻美さん7thソロライブツアー小倉あるあるCITY公演2日目_04
▲オマケ写真。リハーサルの様子。
最高のファイナルへ−−今井麻美さん7thソロライブツアー小倉あるあるCITY公演2日目_01
最高のファイナルへ−−今井麻美さん7thソロライブツアー小倉あるあるCITY公演2日目_02
▲GALETTeのメンバーは出演前も出演後も元気いっぱい!

■7thソロライブツアー北九州・小倉あるあるCITYセットリスト(2日目)
Op. instrumental/演奏:+A
01. Strawberry ~甘く切ない涙~
02. Day by Day - latin ver. -
03. Dear Darling
04. フレーム越しの恋
05. 旅人
06. 天空の炎~miragem~ - Jazz arr. Ver. -
07. 路地裏のプラネタリウム
08. 花の咲く場所
09. シャングリラ
10. 星屑のリング
11. じゃじゃ馬と呼ばないで/歌:GALETTe
12. 海月~Jellyfish~
13. Rain~てのひらのアンブレラ~
14. Tender Is The Night
15. スペシャルメドレー
SPARKLE ~ Faraway~最後の夢~ ~ Precious Sounds~風が残していった~ ~ Aroma of happiness ~ Day by Day ~ たからもの
16. 夏色Sunshine flower
17. 無限旋律
18. クレッシェンド
19. この雲の果て
【アンコール】
En01. 散花の祈り
En02. struggle
En03. Jewel’s Tree