歌もトークもすべてがハイテンション!

これが覚醒したミンゴス! ハイテンションで盛り上がった“今井麻美7thソロライブツアー仙台公演”_10

 2014年1月26日(日)、宮城県仙台市のライブハウス、仙台Rensaにて声優、歌手として活躍する今井麻美さんの“7thソロライブツアー「この雲の果て」supported by あるあるCITY”の仙台公演が行われた。この日は今井さん自身も「どうしたんだろう私、今日のテンション(笑)?」と語るほどのハイテンションなライブとなり、会場に駆けつけたファンとのトークも、そしてもちろん歌もパフォーマンスも、どこか振り切った様子のハイテンションな内容となった。

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 仙台公演のスタートを切ったのは、『路地裏のプラネタリウム』。「皆さんこんばんわー! 今井麻美ライブツアー仙台公演へようこそー!!」と元気いっぱいに会場中に声を響かせた今井さんは、青と黄色のサイリュームで埋め尽くされた会場を煽りながら、同曲をうれしそうに歌う。続く『夏色Sunshine flower』で伸びやかな歌声を響かせると、最後は「みんなもいっしょに飛ぼう!」と呼びかけ、曲のラストのリズムをいっしょに刻んで顔をほころばせた。改めて、「仙台の皆さんこんばんわー! そして全国各地から来てくださった皆さんこんばんわー!」とファンに挨拶をした今井さんは、「テンションがマックスでございます。まぁまぁ、声が出る出る!」と興奮気味に語る。そして、「過去にないぐらい『夏色Sunshine flower』がデカくなったっていうね(笑)。すごく大きな花が咲いた!」と序盤から力を抑えることなく、全開で歌える喜びを口にする。また「今井麻美のライブに初めて来たという人は?」と会場のファンに確認すると、かなりの数の初参加者が手を上げ、これには今井さんも「けっこう多いー! うれしいー!」と感激しきりだった。

 続いての楽曲に行く前に、「つぎは恋の歌を歌いたい」と今井さんが発言すると、会場のファンはつぎに何が来るかがわかったようで「牛タン!」という声が飛ぶ。つぎに披露される楽曲『Dear Darling』では、恒例となったコールがあり“L・O・V・E ラブリーミンゴス! ○○エンジェル プリティーミンゴス!!”というコールの“○○エンジェル”の部分に地名や名産品を入れることが通例となっていた。そして、東京公演では“お台場エンジェル”、大阪公演では“たこ焼きエンジェル”となったため、ファンから仙台名物である牛タンという提案があったのだが、“ここで牛タンにしちゃうと食べもの縛りになってしまいそうので”という理由から今井さんにより却下される。しかし、めげない今井さんのファンはネタを続々投下。そのなかでも「政宗!」という声には、「政宗エンジェルおかしいだろ!(笑)」と思わず突っ込んでいた。結果、今回は“仙台エンジェル”でいくことになり「ちゃんと(コールを)受け入れるようになって、1年で成長したでしょ(笑)」と笑う今井さん。「その分、皆さん大きな声でコールお願いします!」と発破をかけると、『Dear Darling』へ。今井さんに煽られたことで沸き起こった全力のコールは、その圧に今井さんも身じろぐほど。ピンクのサイリュームが会場を埋め尽くす中で、「大好ーきーだよー!」というファンからのコールを全身で受け止めると、最後はファンに向けて投げキッスを贈った。続けざまに披露された『無限旋律』では、一転して凛々しい表情を見せる。空気を一変させて歌い上げるその様子は、まさに声優ならではの魅せかたと言えるだろう。ギターを担当する“カズー”こと山口和也氏と“天ちゃん”こと中村天祐氏によるギターソロが会場をアツくさせると、今井さんも全力で歌声を伸ばし、気持ち良さそうに同曲を歌い上げた。続いて“しかばねちゃん”ことフルートを担当する宮地夏海氏を迎えて『旅人』を披露した今井さん。体の内から溢れ出るものを抑えきれないように飛び跳ね、ステップを踏みながら、同曲を力強く熱唱する。

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 「私の中で、この2ブロック目が山脈だってずっと言っていたんです」と3曲続けて披露されたブロックについて今井さんは語り出す。「私の曲の中でも、けっこうしんどいなーと思う曲が必ず3つつながっているんです。“途中で力つきたらどうなるんだろうね? まあそれも旅人っぽいね”なんて話もしていて、そういう意味では物語を紡いでいるような感じになっていて好きなブロック」と話しつつ、東京、大阪とその山脈を乗り越えて来た結果、「見てください、この平然とした顔」とケロリとした表情。「私の中でも心配だったパートが、いまはこんなに元気に乗り越えることができるっていうね。だから思うんです。限界は自分で決めるものだって。あ、いまちょっとかっこいい(笑)。自分自身浮き沈みが激しくて、弱気になったり強気になったりするんですが、強気のときにこのセットリストをやるって自分で決めてよかったと思います。飽くなき挑戦が人を育てるんです!」と自身の殻をひとつ破った手応えを感じている様子。実際に、東京公演と大阪公演を経て「不思議な感覚で、自分の中でパリーンと……割れたんじゃない(笑)! 生まれたんだよ! 自分の中で少し革命が起こったような感じがして」という今井さんは、「歌うのが楽しくて、楽しくて。自分が表現したいと思っていたけれど、たどり着けなかった表現に、いまは自然とたどり着けるようになってきた」とコメント。その理由としていろいろな経験を積んだことが重要だったと語る今井さんは、2014年1月22日に発売されたディズニー公式アレンジアルバム『ディズニー・ロックス!!! ガールズ・パワー!』のレコーディングの際に“歌手枠”として呼ばれたと聞かされてうれしかったものの、声優活動もしていることをアピールしてきたという話題を上げながら、声優としての経験と歌手としての経験など、さまざまな経験がすべてつながっていると言う。「全部つながっていると思うんですよ。歌も演技もトークも。すべてが私の中では別ものではなくて、全部がぜーんぶつながって“表現”というものになっているんじゃないかなって、ここ数年本当に感じています。いまは皆さんの前に立ってステージで歌っているので、経験を歌に還元して、逆にいま皆さんから得たいろいろな表現を別のところで還元してって、ずーっとこの環が続いていったらいいなって思っています。そういう表現者でありたいなって……」とアツく語ったところで、バンドマスターである“みゃあみゃあ”こと宮下智氏から、そろそろつぎの曲へという合図であるベルの音が鳴らされ、「(ベルが鳴るの)ひさびさでしたね(苦笑)」と苦笑いを浮かべた。

 つぎの曲はレコーディングの際に撃沈したものの、「ライブを経てだいぶ変化した」と語る『天空の炎~miragem~ - Jazz arr. Ver. -』だ。東京、大阪での公演を経てさらに進化を遂げた同曲は、今井さん自身の歌とパフォーマンスにさらに遊びの余地が加わり、これまでとはまた違った表情を見せる。サックスを担当する“ファイアーさん”こと渡辺ファイアー氏との絡みも、ファイアーさんに圧倒されていた東京公演とは打って変わって余裕のある表情で受け止め、会場のファンをふたりで盛り上げていく。最後はファンのクラップを誘い、全神経をステージに釘付けにさせるほどの歌声とパフォーマンスで会場を魅了した。

 続けざまに披露された『夢のMAHOROBA』では切ないワルツをやさしく歌い上げ、迫力のアカペラで会場を圧倒した『花の咲く場所』ではファンから自然とハンドクラップが沸き起こるなど、今井さんとサポートバンド“+A”が作り出す世界にファンも引き込まれていく。MCでは、今井さんがライブ当日に自身のTwitterで呼びかけたことにより当日券でライブに参加してくれた人が数名いたことに喜びを爆発させる。また、“+A”のメンバーで新年会を行ったところ20数名のメンバーが集まった話題から、「自分が実力をつけて、もっともっと派手にしていきたいと思います。私もがんばりますのでみんなもお友だちを巻き込んでね、今年は無理かもしれないけど、来年、再来年ぐらいにはみんながビックリするようなところでライブをしたいなと思っています!」と自身の野望を語る。そして、「仙台と言えばこの曲を歌わずして帰れないでしょっていう曲がある」として披露されたのは、『ガーベラ~今年の花』と『いっしょ。』の2曲。ともに、東日本大震災をきっかけに生み出された楽曲で、『ガーベラ~今年の花』ではやさしい笑顔を浮かべながら歌い、『いっしょ。』では「みんなでいっしょに歌いたい曲です」と伝え、ファンとともに大合唱を行う。最初から最後までファンの声が会場内に響き渡った『いっしょ。』に満面の笑みを浮かべた今井さんは、「ありがとうー! いっしょに歌ってくれてー!」という言葉を残し、一旦ステージを後にする。

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 主役のいなくなったステージに残されたバンドメンバーだが、主役不在でも主役に負けないほどに会場をアツくさせるのが“+A”だ。instrumentalで披露されたのは、ファイアーさんとしかばねちゃんという管楽器チームが主旋律を奏でる『ルパン三世のテーマ』。バンマスであるみゃあみゃあを始め、ファイアーさんとしかばねちゃん、ギターの天ちゃんとカズー、キーボードを担当する“たまちゃん”こと花岡環氏、ドラムを担当する“玄ちゃん”こと白川玄大氏がとにかく楽しそうに、ハイテンションな今井さんに負けないほどのはっちゃけぶりで演奏をくり広げると、会場も大盛り上がり。熱量がさらに増したところで、主役へとバトンを託した。

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 4thアルバム『この雲の果て』の白一色の衣装に身を包んで登場した今井さんが歌うのは、もちろん『この雲の果て』。当日、自身のTwitterで「めちゃくちゃリミッター外すぞー!! 歌いまくるぞー!」とツイートしていた今井さん。その言葉通り、会場中が震えるほどの歌声でファンを圧倒。同曲を歌い終えた今井さんは「気持ちよく歌えました! リミッターを解除するって言ったら、自分でも信じられないぐらい解除されちゃってるんだけど、大丈夫? 声大きすぎない?」と若干心配するほどだったが、会場のファンからは「もっともっと」というジェスチャーが今井さんに送られた。

 ここからは、『SPARKLE』、『Faraway~最後の夢~』、『Precious Sounds~風が残していった~』、『Aroma of happiness』、『Day by Day』、『たからもの』と盛り上がる曲のオンパレードとなっているスペシャルメドレー。今井さん自身も楽しそうにメドレーを歌い、最後の『たからもの』では、ファンとともに「ラーラーラー♪」と合唱をして一体感を味わう。「今日初めて来てくださった方も、こんな感じで自分たちも無理矢理参加させられるんだなってわかったかと(笑)。“+A”は私たち演奏メンバーやダンサーさんだけじゃなくて、皆さんも“+A”という意味ですからね。We are(ファンもいっしょに)+A!」と会場全体で絆を深めた。

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 『海月~Jellyfish~』では大らかな海を表現するかのように、歌声を広く広く会場中に浸透させ、『Rain~てのひらのアンブレラ~』では、幸せそうな笑顔と歌声で魅了した今井さん。『Tender Is The Night』で、温かい歌声をやさしく響かせると「皆さんは、(何を言われるか想像がついたため)先に釘を刺しておこう“ミンゴス以外に”愛している人はいますか?」と会場のファンに質問。すると「はい!」という力強い答えが返ってきたため、「そう言われると“なぜかーせーつなーくーてー♪”(苦笑)」と歌う場面も。そうしておどけた表情を見せつつも「愛っていいですよね。愛は気がつかなければ遠いところにいってしまうものなので、皆さんの身近な愛を大切にしてもらえればと思います」とメッセージを送った。

 ここで、「つぎの曲は何をいきますか?」という質問を投げかけた今井さん。しかも、その質問の矛先はドラマーの玄ちゃん。こうした無茶振りも今井さんのライブならでは。突然話題を振られた玄ちゃんが少したじろぎながらも「皆さん何が聞きたいですか?」と会場のファンに質問を投げかけると、会場からは「ストロベリー!」という力強い声が。これに今井さんも「わかりました! じゃあ、“ストロベリー色の『クレッシェンド』”を歌いたいと思います!」と提案。この言葉に会場中にピンクのサイリュームの花が開く中、声色を少し高めのトーンで、いつもよりも若い年齢の主人公の物語を紡ぐように『クレッシェンド』を歌う今井さん。最後はファンと合唱をして“ストロベリー色の『クレッシェンド』”を完成させた。会場から「かわいいー!」という声が上がるなか、「ねー、不思議だよねー。気持ちを切り換えただけで違う表現ができたのは自分としても新鮮でした。こういうことが、声優をやっているからこそできることなのかなって思えることなので、この仙台の地で前のめりに試せてよかったです(笑)」と感想を伝えた。

 ライブもクライマックスというところで、「まだまだ限界が見えません!」と力強く語った今井さんは、「過去最高に力強いこの2曲を歌いたいと思います」とコメントし、『シャングリラ』へ。その言葉通り、燃えるような赤に染まった会場で、射るような真剣なまなざしを会場中に向ける今井さんは、パワフルに『シャングリラ』を熱唱。熱を増す楽曲に合わせて、サックスを担当するファイアーさんも荒ぶり、同曲を盛り上げていく。最後は『シャングリラ』から連続で披露される『星屑のリング』。歌詞の世界を全身で表現する今井さんの姿に魅せられるように、ファンもサイリュームを掲げラストナンバーを全力で楽しんだ。

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 誰もいないステージに向けてアンコールならぬミンゴスコールが沸き起こると、今井さんの音楽プロデューサーである濱田智之氏が登場。バンドメンバーを呼び込むと、会場のファンの声でなぜか濱田氏が歌を歌う流れに。これに呼応したキーボードのたまちゃんが『いっしょ。』のメロディーを引き始めると濱田氏のオンステージがスタート。少しだけ歌ったところで今井さんも登場し、音楽プロデューサーと担当アーティスト、そして会場のファンがともに歌うという特殊な空間が生まれる。サビを歌い終わると、「時間をつないでくれてありがとうございました(笑)」と、濱田氏は今井さんから感謝されていた。「仙台公演どうでしたか?」という今井さんの質問に力強い歓声でファンが応えると「うれしい! すごくうれしいです! そのうれしい気持ちを歌に乗せていきます!」として『散花の祈り』と『struggle』の2曲を熱唱。全力で飛び跳ねながら会場を煽った今井さんは、『散花の祈り』の2番に差し掛かる間奏部分でおもむろにたまちゃんのもとへと移動し「(たまちゃんが)2番歌おうか?」としたり顔。これに動揺しながらも、たまちゃん自身が作詞・作曲を担当した『散花の祈り』を歌うというレアな光景がくり広げられ会場から歓声が沸き起こる。これで会場の勢いがいっそう激しさを増すと、『struggle』では、コールもさらにヒートアップ。今井さんも激しくジャンプをくり返し会場を煽り続けた。

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 あまりにも弾けすぎたせいか、膝に手をつき息を整えながら「つかれた(苦笑)」と苦笑いを浮かべた今井さん。「今日のはいったでしょ。今井的ギネス記録達成じゃないかと(笑)」と笑顔を見せる。そして自身の夢として以前より口にしてきたことを改めて宣言。「47都道府県回るのが夢です!」と言う今井さんは、「ぜひ皆さんの力で私の夢が叶えられるよう、手伝ってください!」と協力を呼びかけた。最後は『Jewel’s Tree』。しかし、曲の紹介をカッコよく決めたにも関わらず、なぜか曲が始まらないというハプニングが発生。まさかのアンコール最後の曲で機材トラブルという事態に見舞われながらも、同曲を歌い始めると今井さんが感極まるシーンも。しかし、その涙も力でねじ伏せることができるのが、この日の彼女。震えそうな声を力で押さえ込み、同曲を最後まで歌いきった。

 「皆さん、今日は私のライブツアー仙台公演に来てくれて、本当にありがとー! また来てくれるかなー?」という今井さんの声に「いいともー!」と応えるファン。どこかおかしなテンションでくり広げられた仙台公演は、歌もトークもパフォーマンスもすべてが全力全開の内容に。「なんかいろいろな意味で覚醒したと思います。音楽は伝えることだと私は思っています。今日は伝わりましたか?(歓声)うれしいです! 本当に今日はありがとうございました!」と最後に挨拶をすると、会場への投げキッスも全力で力いっぱい行い、ライブは終了。今井さんとバンドメンバーがステージを後にし、誰もいなくなったステージに向けて会場のファンから「ありがとー!」という歓声が飛ぶ。すると、再び今井さんが登場。会場に詰めかけたファンに手を振り、笑顔を振りまきながらステージを晴れやかな笑顔で締めくくった。そして会場では、BGMとして流された『いっしょ。』を会場のファンが合唱。仙台でのライブ成功を讃えた。

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 振り切ったテンションで行われた今回の仙台公演。限界まで力を出し切った今井さんに引っ張られるように、バンドメンバーの演奏も、会場の熱気も一気にヒートアップし、熱量の高いライブとなった。東京、大阪、仙台と会場ごとに異なる表情を見せてきた今回のライブツアー。ツアーのラストを飾る北九州・小倉でのライブは、どのようなものになるのか? 2014年2月1日(土)と2日(日)の2日間に渡って行われる同ライブは、当日券も用意されるとのことなので、一度このアツいライブを体感してみてほしい。

■今井麻美7thソロライブツアー北九州・小倉公演
日時:2014年2月1日(土)・2日(日)
会場:北九州あるあるCity
開場/開演:【2月1日】17時30分/18時00分 【2月2日】15時30分/16時00分

■7thソロライブツアー仙台公演セットリスト
01. 路地裏のプラネタリウム
02. 夏色Sunshine flower
03. Dear Darling
04. 無限旋律
05. 旅人
06. 天空の炎~miragem~ - Jazz arr. Ver. -
07. 夢のMAHOROBA
08. 花の咲く場所
09. ガーベラ~今年の花
10. いっしょ。
11. instrumental
12. この雲の果て
13. スペシャルメドレー
SPARKLE ~ Faraway~最後の夢~ ~ Precious Sounds~風が残していった~ ~ Aroma of happiness ~ Day by Day ~ たからもの
14. 海月~Jellyfish~
15. Rain~てのひらのアンブレラ~
16. Tender Is The Night
17. クレッシェンド
18. シャングリラ
19. 星屑のリング
【アンコール】
En01. 散花の祈り
En02. struggle
En03. Jewel’s Tree