まさかの『ブレイブルー』舞台化!

 2013年9月19日より開催中の東京ゲームショウ2013(一般公開は21日と22日)。アークシステムワークスブースにて、同社の人気2大対戦格闘ゲーム『ギルティギア』と『ブレイブルー』のステージイベントが行われた。ここでは、『ブレイブルー』ステージの模様をお届けする。

『ブレイブルー』ステージではまさかの舞台化が発表!【TGS2013】_01

 『ギルティギア』ステージ(→こちら)からインターバルを挟んで行われた『ブレイブルー』ステージには、2013年10月24日に発売を控えるプレイステーション3用ソフト『ブレイブルー クロノファンタズマ』のプロデューサーである森利道氏が登壇し、本作の魅力の紹介や重大発表を行った。

 まず最初に森氏が触れたのはストーリーモード。本作のストーリーモードは、“わかりやすくする”ことをテーマにしているとのことで、前作のように各キャラクターごとのシナリオを用意しているのではなく、クロノファンタズマ編、六英雄編、第七機関編の3編構成になっていると紹介。そして、六英雄編は、セリカ・A・マーキュリーが登場する小説版の物語がベースとなっており、小説版を手掛けた駒尾真子氏がシナリオを担当したそうだ。なお、全3編合計のボリュームは、「最初は20時間で終わらせようとシナリオを書いていたのですが、納得いかずに書き直したら30時間くらいになってしまいました(笑)」(森氏)とのことで、アドベンチャーゲームさながらの壮大な物語が楽しめるようだ。また、テレビアニメ版の制作も進行していることと、キャラクター数が多いこともあって「声優さんたちのスケジュールを合わせるのがたいへんでした(笑)」と森氏。

 つぎに森氏が本作の注目ポイントとして上げたのは、ネットワークモード。まず、ランキングを競う“ランクマッチ”には、かねてから要望のあったゲームをプレイしながらマッチングが行える“待ち受け機能”を追加。これにより、待ち時間を無駄にすることはなくなったそうだ。続いて森氏は、本作からの新要素“オンラインロビー”を紹介。このモードでは、『ブレイブルー』の世界観をモチーフにしたワールドを用意。ワールドは23個の階層都市にわかれており、それぞれの都市に10個のロビーが用意されているという。ちなみに、ロビーの定員は64人なので、64人×10ロビー×23階層都市となり、全14720人もの収容が可能ということになる。そしてロビー内では、チビキャラを操作して、ほかのプレイヤーとゲームセンター感覚でコミュニケーションを取りながら対戦が行えるそうだ。森氏いわくロビー内では「今井さんかわいいとか盛り上がりながら、プレイヤー同士で交流を図ってほしい」とのこと。つぎにプレイヤーマッチでは、ルームの収容人数が、6人から8人に増加。さらに、ルーム内では対戦だけではなく、トレーニングも行えるようになっており「オンライン上で上級者が初心者に教えたりすることができます」と、遊びの幅が広がっていることを紹介した。

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 続いて森氏は、プレイステーション3版から加わったテルミ、カグラ、ココノエについてそれぞれつぎのようにコメントした。

テルミ
「ディストーションドライブ(超必殺技)をガンガン使えるキャラクターというのがコンセプトなので、かなり爽快なキャラクターに仕上がっています」。

カグラ
「まずはストーリーモードをプレイしていただき、カグラかっこいい! と感じてから使ってみてください。溜め必殺技を持っているので、コマンドが苦手な人にもオススメです」。

ココノエ
「第1作から登場しているキャラクターで、そのころからプレイアブル化の要望の多かったキャラクターです。見ているだけでも楽しいキャラクターですので、ぜひダウンロードしていただけるとうれしいです」。

 ステージイベントでは、ゲーム以外の重大発表も行われた。まず、10月8日から放送開始予定のテレビアニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』は、TOKYO MXなどの各放送局のほか、ニコニコ動画での配信も予定しているとのこと。さらに、『BLAZBLUE ALTER MEMORY』のブルーレイが2013年12月末に発売されることも森氏から発表された。なお、パッケージは森氏が描きおろしたものになっているそうだ。また、「ブルーレイを購入すると、『ブレイブルー クロノファンタズマ』を持っている人にはうれしい仕掛けも用意してあります」と、なんらかの連動を思わせる発言もあった。そして、トークの最後には、なんと、『ブレイブルー』の舞台化が発表! 公開は2014年3月を予定しているそうで「『ブレイブルー』の舞台なんてどうやるんだよ!と思ってしまうくらい僕も楽しみです」と森氏自身も舞台に期待を寄せているようだった。

 最後に森氏は、「『ギルティギア』も出るし、来年は全国大会を開催したいと思います。僕らはこれからも格闘ゲームを盛り上げていきますので、今後もよろしくお願いします」とイベントを締めくくった。