β世界線の物語が描かれる『シュタインズ・ゲート』小説シリーズを特集第1弾【本編ネタバレ注意】

『シュタインズ・ゲート』の完全新作小説シリーズを3回に渡り特集。第1弾は、作品の見どころに迫る企画。

●特集第1弾は作品の見どころを解説

 小説本編シナリオをたきもとまさし氏が執筆し、ドラマCDシナリオを安本 亨氏が担当、シナリオ総監修を『シュタインズ・ゲート』のシナリオを務めた林直孝氏が担当する、『シュタインズ・ゲート』の完全新作小説シリーズ。『閉時曲線のエピグラフ』、『永劫回帰のパンドラ』の2作品が現在発売中で、2013年9月26日に完結編となる『シュタインズ・ゲート 無限遠点のアルタイル』が発売される。今回、ファミ通.comでは3回に渡り、同作を特集。第1弾は、作品の見どころに迫る企画、そして第2弾と第3弾はたきもとまさし氏、安本亨氏、MAGES.の編集担当の3人へのインタビューを掲載する。なお、これ以降の内容には、『シュタインズ・ゲート』本編のネタバレが多く含まれるため、ゲームを最後までプレイしていない人や、アニメを最後まで観ていないという人は注意して欲しい。

■β世界線の物語を描く、完全新作小説

 本作は2010年にリリースされた『無限遠点のアークライト』の派生作品として企画された完全新作小説。牧瀬紅莉栖を救うことをあきらめ、紅莉栖への想いもタイムマシンへの情熱も封じこめ、ラボへもほとんど足を運ばず、ごくふつうの大学生活を送るようになっていた岡部。そんな彼が牧瀬紅莉栖救出のため、シュタインズゲート世界線への到達のために、再び立ち上がるまでの物語が描かれていくのだ。

【本作のポイント】
・本編の序盤、岡部にムービーメールを送った“執念オカリン”が生まれるきっかけを描く物語
・比屋定真帆や教授など、紅莉栖に関連のある新キャラクター
・牧瀬紅莉栖の人工知能“Amadeus”
・椎名まゆりの養女・椎名かがりが登場
・橋田至の将来の嫁であり、阿万音鈴羽の母・阿万音由季の登場
・各巻に録り下しドラマCDを収録した限定版も発売

■【第1巻】シュタインズ・ゲート 閉時曲線のエピグラフ あらすじ

 2010年11月。β世界線。これは岡部倫太郎が、7月28日に牧瀬紅莉栖を救えないまま戻ってきた後の物語。倫太郎は紅莉栖への想いもタイムマシンへの情熱も封じこめ、ラボへもほとんど足を運ばず、ごく普通の大学生活を送るようになっていた。そんなある時、大学のセミナーでひとりの女性と出会う。その女性の名前は比屋定真帆(ひやじょうまほ)。紅莉栖と同じヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所の研究員で、セミナーにて講演を行うレスキネン教授の助手として来日したのだった。そのレスキネン教授が研究している“Amadeus”と呼ばれるシステムが、やがて自身を再び陰謀のはびこる世界へと導くことになるとは、このとき岡部はまだ知らなかった。

そう、そこに“彼女”はいまもいる——

■【第2巻】シュタインズ・ゲート 永劫回帰のパンドラ あらすじ

 2010年冬。アキハバラテクノフォーラムの夜、岡部倫太郎と比屋定真帆を襲った怪事件から数日後。真帆のはからいで8ヵ月前の牧瀬紅莉栖を基にした人工知能“Amadeus”と対面した倫太郎。だが、自分の知る紅莉栖とはどこか異なる反応に、行き場のない空虚さは増すばかりだった。そんな中、岡部は突然、橋田至から“椎名かがり”という人物と、紅莉栖に関わる相談を持ちかけられる。それらの問いは、心中に困惑と言いようのない不安を浸食させていく。静かに。しかし確実に。苛酷なる運命が岡部と真帆の周囲で蠢動し始めていた。

禁断の匣の中の“彼女”が秘めるのは、希望か、それとも絶望か−−

■【第3巻】シュタインズ・ゲート 無限遠点のアルタイル あらすじ

 ラボで催されたクリスマスパーティーのさなか、突如発動したリーディングシュタイナーによって岡部倫太郎は戦火に燃える日本を垣間見る。倫太郎が再び世界線を跳躍したことに気づいた鈴羽は、自分の使命に協力するよう倫太郎に迫るが、紅莉栖を助けられなかった絶望が運命に抗うことをためらわせる。だが、世界は無情にも倫太郎を再び過酷な運命と導いていく。鈴羽、ダル、そして真帆。それぞれの思いが、閉ざされた倫太郎の心を揺り動かす。そして倫太郎をもっとも身近で見守りつづけたまゆりも、ある決意をその胸に宿す。かつてまゆりを救い、そしていまに至るまでを導いた狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真。倫太郎の中で眠るその男を目覚めさせるため、まゆりが選択するものは。

そして、世界はひとつの“執念”へと収束する――。

企画・原作:志倉千代丸
著:たきもとまさし
監修:林直孝
ドラマCDシナリオ:安本 亨
カバーイラスト・口絵・挿絵:huke

■ファミ通コミッククリアで連載中のコミック版『閉時曲線のエピグラフ』も発売中!

 小説第1巻『シュタインズ・ゲート 閉時曲線のエピグラフ』のコミック版がファミ通.comのファミ通コミッククリアで連載中。マンガを担当するのは、『シュタインズ・ゲート 恩讐のブラウニアンモーション』を描いた吉田糺が担当している。小説版と合わせてぜひチェックしてほしい。

マンガ:吉田糺
企画・原作:志倉千代丸
小説:たきもとまさし
監修:林直孝

※次回は最終巻『シュタインズ・ゲート 無限遠点のアルタイル』についてのインタビューを掲載!
(2013年9月7日・土曜日掲載予定)

■シュタインズ・ゲート 閉時曲線のエピグラフ
発売日:発売中
価格:【通常版】1000円[税込]/【ドラマCD付き】3990円[税込]

■シュタインズ・ゲート 永劫回帰のパンドラ
発売日:発売中
価格:【通常版】1000円[税込]/【ドラマCD付き】3990円[税込]

■シュタインズ・ゲート 無限遠点のアルタイル
発売日:2013年9月26日発売予定
価格:【通常版】1000円[税込]/【初回限定版】4200円[税込]
初回限定版特典1:ドラマCD「時限輪転のアルペジオ」
初回限定版特典2:特別小冊子「多元階差のテスティモニー」(【ゲストイラストギャラリー】広江礼威、高橋慶太郎、ぽよよん・ろっく、こやまひろかず(TYPE-MOON)、清原紘、John Hathway、Nidy-2D、秋 赤音、コザキユースケ/【林直孝書き下ろしショートストーリー】「遙遠のヴァルハラ」再録)

■【コミック】シュタインズ・ゲート 閉時曲線のエピグラフ
発売日:発売中
価格:680円+税