カプコン・バンクーバースタジオが手掛ける最新作
2013年7月18日~21日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”(通称“コミコン”)。マイクロソフトが行った、Xbox One用タイトル『Dead Rising 3(デッドライジング3)』(日本での発売日は未定)のプレゼンで判明したことをまとめてお伝えする。
■オープンワールドでゾンビとたわむれる
E3のリポートなどでもお伝えしているとおり、本作はシリーズ初のオープンワールドゲーム。ロードを挟まずに、新たな舞台Los Perdidosを探索できる。
開発スタッフが強調していたのは、オープンワールドになったからといって、“密度”が低くなってしまったわけではないということ。街のいろいろな地区にゾンビがおり、建物の中にある食料やアイテムは、ランダムで配置されているわけではなく、ひとつひとつ設定されているという。
オープンワールドになったことで楽しめることもある。屋外でのクルマでの移動は、より重要なものになる、というのはE3でもアピールされていたポイントだ。なお、街は大きく4つの地区に分けられるらしく、ダウンタウンや商業地区などが用意されているとのこと。
本作の主人公は、メカニックのニック(Nick)。ちなみに、1作目の主人公はフランク(Frank)、2作目の主人公はチャック(Chuck)と、名前が全員“k”で終わっているのはトリビアらしい。
メカニックという職業のため、ニックはアイテム合成が得意。設計図があれば、いつでもどこでも合成できる。コンボ武器の種類は前作よりも増えていて、マジメな武器も、クレイジーな武器もどちらもバッチリ用意されているという。
経験値を得ると、ニックはレベルアップし、プレイヤーはニックのパラメータを自由に上げられる。また、“コンボカテゴリー”をアンロックさせると、武器合成の幅が広がるようだ。
■セーフハウスで武器と衣装をチェンジ
街の中には、セーフハウスという、拠点となるポイントがいくつかある。最初から安全な場所というわけではなく、中にいるゾンビを一層すると使えるようになる。セーフハウスのロッカーには、武器や衣装を入れられ、その中身は各セーフハウスで共有できるとのこと。今回のプレゼンでは、担当スタッフがノリノリで、オバカな衣装の数々を見せてくれた。
なお、E3ではややシリアス寄りのプレゼンをした反動なのか、コミコンのスタッフはオバカなプレイを積極的に見せてくれた。シリアスにプレイするか、コミカルにプレイするかはプレイヤー次第で、Xbox Oneのスペックのおかげで、プレイの幅がかなり広くなったとのことだ。
■SmartGlassで“エージェントのPDA”を操作
Xbox SmartGlassに対応していることでも知られる本作。プレゼン用に用意されたタブレットの画面を見ると、何やら情報端末のホーム画面のような表示が。
じつはニックは、死んでしまった政府のエージェントのPDAを拝借して使っているらしく、Xbox SmartGlassを利用して、そのPDAを操作できるのだ。ゲームが進むと、このPDAにさまざまなアプリをダウンロードでき、ショップで買い物をしたり、爆撃地点を指定してミサイルを落としてもらったりすることが可能になるそうだ。
なお、本作はKinectにも対応。Kinectで感知した音に反応して、ゾンビが寄ってくるらしい。ペットを飼っているご家庭では、プレイする際は注意したほうがいいかもしれない。
■前作のキャラクターも登場?
最後に、シリーズファンに朗報。前作までのキャラクターは登場するのか? という問いに、「出る」という答えをいただいた。どのキャラクターと再会できるのか、楽しみに待とう。