プロゲーマーsako襲来!
2013年4月27日、茨城県のWonderGOO 守谷店にて、ゲーム周辺機器メーカーであるホリのイベント“HORIスティックイベント sako special 2013~春~”が開催。チームHORI所属のプロゲーマーであるsako選手や、数々の対戦格闘ゲームで活躍するハイタニ選手が参加し、『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション Ver.2012』のユーザートーナメントや、『スーパーストリートファイターIV』と『ヴァンパイア リザレクション』のフリー対戦などを行った。
HORIスティックイベントは2012年夏にも行われており、2回目の開催となる。(その模様は→こちら)。今回のイベントは、ホリ広報のA氏とsako選手による、ホリの新商品の紹介から始まった。その内容は以下の通り。
ワイヤレス リアルアーケード PRO.V3 SA (プレイステーション3用モデル/今夏発売予定/15800円[税込])
リアルアーケードPro.V3 SAに充電式ワイヤレス機能を追加したもので、有線接続時と変わらない操作性を目指し、現在開発が進められている。スティックとボタンは三和電子製で、有線接続も可能。さらに、純正以外のコントローラーでは初めて、PSボタンからプレイステーション3の起動が可能になっているのもうれしいところだ。sako氏によれば、「無線のラグを感じず、快適に遊べる」とのこと。
ファイティングスティック Pro.N3 SA(プレイステーション3用モデル/今夏発売予定/9800円[税込])
“アーケード感覚をお手頃価格”をコンセプトに作られたモデル。こちらは、ボタンとレバーは同じ三和電子製ながら、ボタンの配置は『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト』や『鉄拳』シリーズの筐体で採用されているノアール配列を採用。sako氏が「めちゃくちゃ小さくて軽くて持ち運びにも便利」と語るように、アーケードスティックとしてはコンパクトなサイズも魅力のひとつだ。
ファイティングエッジ(プレイステーション3用モデル、Xbox 360用モデル/発売中/各19800円税込)
家庭用の格闘ゲームに限定した仕様を求めるべく、sako選手が監修し、愛用しているモデル。多くのプレイヤーからたくさんの意見をもらい、スティックやレバーをオリジナルで開発した、ホリ自慢の一品だ。sako選手は今年のEVO(アメリカで開催される格闘ゲームの大規模イベント)に、この“ファイティングエッジ”で挑むということで、sako選手の活躍にも期待したい。
続いては、8名のプレイヤーによる『スーパーストリートファイターIV』のトーナメント大会のコーナー。優勝者には賞品が贈られるほか、sako選手への挑戦権も与えられ、sako選手に勝利すれば、さらなる賞品がゲットできる、というルールだ。司会のA氏によって、ハイタニ選手と実況担当のアール氏が呼び込まれ、アール氏、sako選手、ハイタニ選手の3人で進行していくこととなった。
8人の猛者の中から見事優勝の栄誉に輝いたのは、はるばる九州は福岡からやってきた、ダッドリー使いの新海選手。新海選手は、“ステップストレート”(レバー入れ立ち強パンチ)による牽制や、“しゃがみ中キック”による差し返しといった立ち回りが非常にうまく、一般的にはダッドリーが不利とされるザンギエフやT.ホークを倒して決勝へと上がった。決勝戦でもその立ち回りは健在で、キャミィのジャンプを“EXダッキングアッパー”で対空し、相手を地上に釘付けにすると、最後はダッドリーお得意の高威力コンボを決めて優勝。見事にsako選手への挑戦権を獲得した。
sako選手はいぶき、キャミィ、元など数々のキャラクターを使えるが、今回は殺意の波動に目覚めたリュウを使用。エキシビジョンマッチは、殺意の波動に目覚めたリュウ対ダッドリーで争われた。1ラウンド目は新海選手が地上戦を制し、高威力のコンボを絡めて、殺意の波動に目覚めたリュウの体力を残りわずかまで削り切る。しかし、sako選手はダッドリーの起き攻めを昇龍拳で切り返すと、起き攻めを交えてダッドリーを追い詰め、最後は投げを決めて1ラウンドを先取した。これで勢いに乗ったsako選手は、2ラウンド目も猛攻を仕掛け、芸術的なコンボをくり出してエキシビジョンマッチを制した。
この後はユーザーとの組み手……と思われたが、ここで、sako選手へのステキなサプライズ企画のコーナーへ。じつは、4月はsako選手と妻の“あきき”さんの誕生月ということで、スタッフからケーキが用意されたのだ。照れるsako選手にアール氏が「あーん」とケーキを食べさせたり、全員で記念写真を撮ったりと、sako選手はもちろん、ファンにとっても思い出深いイベントとなった。
最後は、sako選手とハイタニ選手が、『ヴァンパイア リザレクション』と『スーパーストリートファイターIV』でユーザーと対戦。sako選手とハイタニ選手のデモンストレーションマッチなどもあり、会場が熱気に包まれたまま、イベントは幕を閉じた。