改めて世界に挑む忍の覚悟

 2012年9月19日、東京都渋谷区で、コーエーテクモゲームスのTeam NINJAのイベント“Team NINJA NIGHT 2012”が行われた。コンセプトの稲船敬二氏と進める新作アクションゲーム『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』もサプライズ発表された(詳細はこちらの記事)、イベントの模様をお伝えする。

 冒頭で挨拶を行ったのは、コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏。TGSを前に世界から集まっているメディアに感謝の辞を述べた。
 引き続き、Team NINJAリーダーとして早矢仕洋介氏がチームを代表してあいさつ。かつてある開発者が日本のゲームは死んだと言ったが、日本にはTeam NINJAがある、それを今日お見せするとの決意を語ったのだが、これが伏線になっていたとは……。

▲ちょっと前なら考えられない組み合わせ!
▲Team NINJAの各タイトルのコアメンバーが登場。

 さて、まず紹介されたタイトルは、『デッド オア アライブ5』。発売記念トレイラーが流れたのち、早矢仕プロデューサー、新堀洋平ディレクター、齋藤豊アートディレクターらが、本作にかける思いを語った。
 日本では9月27日にプレイステーション3とXbox 360で発売される本作だが、ひと足先の25日に発売となる北米では、サンフランシスコにて発売記念イベントも開催するとのこと。
 新情報として、パッケージ版だけでなくダウンロード版も販売されることが判明。プレイステーション3では、パッケージ版の発売と同時にPlayStation Networkでの販売がスタートする。Xbox 360ではパッケージ版から約3ヶ月後のリリースを予定しているという。

 そして、話は『NINJA GAIDEN』に。『NINJA GAIDEN 3』では、必ずしも成功しなかったことに言及し、シリーズのファンがこのタイトルに一体何を求めていたのかを再認識したと早矢仕氏。「新しいアクションゲームファンに向きすぎて、ファンに十分に応えることが出来なかった」と語り、この経験を糧に再挑戦したいと紹介したのが、Wii U版『NINJA GAIDEN 3 RAZOR'S EDGE』だ。
 本作では激しい欠損表現を復活させつつ、主人公リュウ・ハヤブサのプレイアビリティや、敵のAIなども含めた、ハードコアなアクションゲームとしての原点に立ち返ることを目指しているという。
 本作の新情報としては、ソフト発売後、無料のDLC(ダウンロードコンテンツ)を大規模に配信していくことが予告された。それ以上の詳細は後日とのことだったが、「ファンに驚いて喜んでもらえるDLCとなっている」とのことなので、続報を期待して待とう。

▲PS Vita版『NINJA GAIDEN Σ2(ニンジャガイデン シグマ2)』も発表。発売は「2013年の早い時期」を予定しているという。
▲ゾンビゲームということで、稲船氏が着ているのは映画「ゾンビ」(初代Dawn of the Dead)のTシャツ。

 『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』の紹介はもちろんラスト。冒頭で紹介した「日本のゲームは~」という発言だが、言うまでもなく、この発言の主は稲船敬二氏である。そしてその発言をしたのはTGS 2009に合わせて行われたゾンビゲーム『デッドライジング2』のプレスパーティーでの席でのこと。あれから3年、その間に稲船氏は独立してコンセプトを立ち上げ、テクモの体制も変わった……。

 早矢仕氏にゲストとして呼び込まれた稲船氏は、「NINJA GAIDENとコラボレーションして、NINJA GAIDENというシリーズの中でゾンビゲームが作れるのはとても幸せです」と語る。そして先の発言に対して「日本にはTeam NINJAがある」と語った早矢仕氏に呼応して、「(自分も)日本のゲームは死んでいないんだということを証明するために、そういう作品を作って行きたい」との決意を表明した。
 本作の開発には海外デベロッパーのSpark Unlimitedも関わっているが、これを「海外のひとともともに作る日本のゲーム」と表現するのは稲船氏らしいところ。その上であらためて「日本のゲームはまだまだ世界に通用するんだというところをこのゲームで証明したい」、「(3社のコラボレーションにより)すごい作品を仕上げていきたいと思っていますので、今後に期待してください。必ず皆さんの期待に応えます」と宣言し、発表を締めくくった。

▲『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』や『デッド オア アライブ5』の試遊台も。『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』はWii U PROコントローラーでの試遊だった。