船酔い注意?

 ゲームが始まると、いきなり船上からスタート。操舵をし、前方の入り江に浮かぶ敵船を沈めるのが目的となる。LやRのボタンを使って帆の貼り具合を切り替えるのだが、大波小波がきわめて自然に押し寄せ、船自体の慣性も付くため、なかなか小回りが利かない。やっと敵船と遭遇したと思ったら、その敵船を護衛する2隻の帆船が新たに登場。まずはこの2隻を沈めるのが優先事項となった。

 海戦に使える武器は砲撃のみ。だが、おぼつかない操舵で敵の船に激突したとき、敵船が炎上。図らずしも1隻撃沈となった。気をよくしてもう1隻にも体当たりを仕掛けるが、近づくとこちらも砲撃されるのでこれをボタンで軽減。やっとの思いで2隻とも沈め、いよいよ目的の船に接近となった。

『アサシン クリードIII』&『アサシン クリードIII レディリバティ』体験リポート【gamescom2012】_01
▲今回のGamescomで発表された新スクリーンショット。プレイ中何度となく海戦をすることになるとのこと。今回プレイした場面と状況は異なるが、戦いそのものはまさにこんなイメージだ。

 ここで武器をアンカーに切り替え、目的の船に近づいたところで帆を畳み、敵船に向けて投錨。隣接した状態で船まで移動し、いざ肉弾戦が始まる! といういうところで今回のデモバージョンは終了となった。

『アサシン クリードIII』&『アサシン クリードIII レディリバティ』体験リポート【gamescom2012】_02
▲大きな戦略が必要になる海戦から一転、細かな腕前がものを言う接近戦に。

 続いてPS Vitaで発売予定の『アサシン クリードIII レディリバティ』を試遊。チュートリアルの最初は、ジャングルの河川に浮かぶカヌーを操ることに。背面のタッチパネルを上から下に指でなでるとカヌーは前進。下から上だと減速したり後退したりするとのことだが、カヌーはなかなか前に進まず。じつはどうやらタッチパネルをなぞるスピードが速すぎたのが原因のようだった。

 ようやく岸に上がると今度はワニの卵を奪うため、ワニとの戦闘に。近づくと、QTEのようにボタン操作の指示が提示されるが、これもなかなかタイミングが難しい。何度か丸呑みされかけながら、ワニを倒して卵を入手。この先は、敵らしき人々が集まる集落に赴き、彼らが隠しているお宝を手に入れることが目的となった。

 見つからないように接近するためには、樹上から挑むのがベストと思い、まずはアクションボタンで木の上へ。枝から枝へとジャンプする場合は、左のアナログスティックを飛びたい方向へ倒しつつ、走りボタンであるR1+ジャンプボタンである×を押す。ところが、いくつか枝を渡っているうちに、枝が前方にない袋小路?までたどり着いた。意を決して飛び降りると、枯葉がうずたかく積もったポイントによもやのイーグルダイブ。身体が丸ごと枯葉に飲み込まれたため、敵には察知されずに済んだようだ。だが、その直後、何も考えなしに枯葉を飛び出たため、周囲の敵に一斉に気づかれ、集落を走り回りながら戦う羽目に。

 立ち位置とボタンの組み合わせでどんどん変化する技を駆使して最後の1体を倒し、とあるポイントの下をくぐり抜けるとお宝を発見。アクションボタンで手に入れると、こちらもこの体験版は終了となった。

 最後にコンソール版(今回はPS3版)のマルチプレイに参加。すでに始まっていたプレイに中途参加したからか、暗殺の目標が3人いるとのアナウンスが。Ubiブーススタッフの指示で3の数字が付いた相手への接近を開始する。

 見るからに寒そうな凍土がプレイの舞台。焚き火に当たるふりをしながら、ゆっくりと居場所を移動し、これもまた焚き火に当たっている敵に近づくのだが、敵の周囲3メートルほどの範囲が赤い仮想エリアで囲まれており、その中でヘマをすると、すぐさまこちらに気づかれ倒されることに。これを何度がくり返したが、走るボタンと間違え、スモークを張ってしまったりなど、なかなか敵に致命傷を与えられない。そうこうしているうちにタイムアップで敵側が勝利。恥ずかしい幕切れとなった。日をあらためて参戦したい。

『アサシン クリードIII』&『アサシン クリードIII レディリバティ』体験リポート【gamescom2012】_03
『アサシン クリードIII』&『アサシン クリードIII レディリバティ』体験リポート【gamescom2012】_04
『アサシン クリードIII』&『アサシン クリードIII レディリバティ』体験リポート【gamescom2012】_05
本作の舞台は、独立戦争時のアメリカ。ネイティブ・アメリカンの血を引く新主人公コナーが、自由を求めてアメリカ独立戦争に身を投じることになる。