主人公がたどる運命の鍵を握る相棒

 衝撃の発表以来、さまざまな予測が各所で飛び交っている本作。そこで今回は、主人公の運命を大きく左右する登場人物(?)たちの存在と、戦闘の基本となる“供物魔法”の、新しい情報を紹介する。さらに、本作のステージの裏に隠された物語の一部も公開しよう。

牢獄の相棒は生きた魔術書“リブロム”

 主人公が手にする魔術書、“リブロム”。プレイヤーは、ここに記された日記(クエスト)を選び、その内容を追体験する。魔術書には、複数の日記が断片的に記載されており、プレイヤーは順番に関わらず自由に選べる。プレイを始めてすぐに、最後の敵に挑戦することも可能なのだ。

『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_01
『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_02
生贄を選ぶか、自由を求めるか主人公に選択を迫る魔術書
魔法使いの生贄として牢獄に囚われている主人公は、隣りの牢獄にいた男から、生きた魔術書を受け継ぐ。“リブロム”と名乗るそれは、書いてあることが追体験できる不思議な能力を持つという。リブロムの中には、“この世界の真実”や“運命から逃れる手がかり”が記載されているらしい。謎に満ちた"相棒"の言葉を信じるべきか? しかし、主人公には、このわずかな希望に懸ける以外に道はない。

共闘の相棒は少女“ニミュエ”

 シングルモードでは、クエストに最大2名までのメンバーを同行させることができる。彼らはA(I 人工知能)によって自発的に行動し、戦闘やサポートを行ってくれる。プレイヤーの決断によっては、その行動も変化するようだ。共闘できるメンバーは複数存在するが、今回は物語の重要な鍵を握る、ひとりの少女を紹介しよう。

『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_04
『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_03
主人公の相棒は美しき魔法使い
「足を引っ張るなら、オマエを殺すぞ」と言い放つニミュエとは、一人前の魔法使いになるための試験で出会う。しきたりに従い、彼女のパートナーとなった主人公は、戦いの中で彼女が抱える“ある思い”を知る。次第に打ち解けあうふたりだが、その先には避けようのない“宿命”が待っていた……。

犠牲と代償を支払う魔法と人々の欲望が生み出した世界の姿

 身の回りにあるものを“供物”として捧げることで発動する、“供物魔法”。遠くから氷の矢を放つ遠距離系、ゴーレムや岩の壁を作る間接系、回復を行う回復系など、捧げる供物で、その効果は大きく変化する。ここでは、多岐にわたる供物魔法から新たに判明した魔法を紹介する。

防御魔法

一見すると、ただのガラクタにしか思えない石垣の残骸でも、供物として捧げることで強力な防御系の魔法が発動する。残骸が固まって巨大な防御壁を形成し、敵の攻撃から身を守ることができるのだ。猛攻に耐えるためにも、身につけておくべき魔法のひとつである。

『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_05

近接攻撃魔法

巨人の骨を供物として捧げると、強力な近接攻撃系の魔法が発動される。骨に眠っていた力が魔法使いの拳に集まり、その拳が硬化して、さらに巨大化するのである。その強烈な一撃は、すべてを打ち砕く。前に出て敵を蹴散らすには、最適の魔法と言えるだろう。

『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_06

美に囚われた女が凍るアンドロメダ湖畔

本作に登場する魔物は、欲望のままに魔法を使い、闇に取り込まれて変化した人間である。それと同様に、この世界に存在するステージもまた、人間の飽くなき欲望が生んだものである。ここに紹介する氷の世界もまた、誰かの欲望が具現化したものであり、そこには“物語”が存在する。

『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』主人公の運命を大きく左右する相棒_07
舞台も、敵となる魔物も、すべて人間の欲望が生み出したもの。異質な世界で、魔法使いたちの戦いがくり広げられる。

※詳しくは週刊ファミ通2012年7月19日号(2012年7月5日発売)をチェック


SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
メーカー ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン
対応機種 PSVPlayStation Vita
発売日 今冬発売予定
価格 価格未定
ジャンル アクション / ファンタジー
備考 PS Store ダウンロード版は価格未定、企画・開発:稲船敬二(comcept)、開発:マーベラスAQL、制作・プロデュース:ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPAN Studio、サウンド:光田康典、鋒山亘