声優、そしてアーティストとして活躍する今井麻美の3度目のソロライブ、そして自身初となるライブツアー“Aroma of happiness”。2011年12月に横浜・京都・東京を巡り、2012年2月4日には、大阪umeda akasoにて追加公演を開催。そして2012年2月11日、福岡のDRUM LOGOSにて追加公演を含めたライブツアーファイナルを迎えた。

●ツアーファイナルはサプライズ満載の内容に!

 声優、そしてアーティストとして活躍する今井麻美の3度目のソロライブ、そして自身初となるライブツアー“Aroma of happiness”。2011年12月に横浜・京都・東京を巡り、2012年2月4日には、大阪umeda akasoにて追加公演を開催。そして2012年2月11日、福岡のDRUM LOGOSにて追加公演を含めたライブツアーファイナルを迎えた。

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 今井麻美ソロとしては初めて踏んだ福岡のステージ。オレンジ色の衣装に身を包んだ今井が、彼女のバンドメンバー“+A”とともに1曲目に披露したのは、『雪原のカルマ ~Snow Storm~』。「さぁ、“Aroma of happiness”ツアー最後の福岡、盛り上がるぞー!」と力いっぱい声を轟かせると、熱の籠った歌声で会場を魅了していく。続けざまに披露された『想いの羽根 ~Angelic White~』では伸びやかな歌声と満面の笑顔で観客を癒す。間奏では羽根を羽ばたかせるような仕草を見せるなど、曲の世界観を体全体で表現する。

 「ソロのライブで初めて福岡の地で歌うことができてとっても幸せです!」と語る今井は、「隣の県が自分の出身県(山口県)ということで、できれば西の方でライブがやりたいと思っていたら、まさか追加公演で叶うと思いませんでした! ありがとうございます! ライブとなると違うよね。たぎり感が違いますよね(笑)」とトークも幾分興奮気味。また、“今井のソロライブに初めて参加する人”が会場に非常に多くいたことから、「こんなにいるのー! 私もうれしいです!」で笑顔全開。これまでの公演で「回ってー」とファンから言われても、“歌っている最中に回って衣装を見せるから”ということで回ることを拒否し続けてきた今井だったが、この日は素直。ファンから「回ってー」と言われるとくるりと回り、「最後ぐらい素直になってみた(笑)」とおどける。そして、「素直に歌を歌っていきたいと思いますので、張り切っていきましょう!」とファンに笑顔を向けた。

 続いては、今井が「西日本に来たときに歌いたいと思っていた曲」という『海と空と君と』。2011年3月10日に完成したという同曲は、沖縄で詞のイメージを作り上げたという曲で、離れ離れになってしまっても、いつか必ず迎えにいくという内容。奇しくも曲が完成した翌日に東日本大震災が起こり、詞の内容とその出来事とをリンクさせてしまい、今井自身発表をためらったこともあったという曲だ。ステージでは、そっと傍らにいる誰かに向けて歌うように気持ちを込めて歌い上げていく今井。ひとつひとつの言葉をとても大切に、丁寧に歌い上げ、曲の世界観をステージ上に描き出した。

 しっとりと『海と空と君と』を歌い上げた今井は、続けざまに『Faraway ~最後の夢~』を披露。前奏から一気に会場の熱が上がると、今井も「もっと声出せー!」、「いくよー!」と会場を煽る。そんな今井に呼応するように歓声もより激しさを増し、会場に熱気が溢れ返る。勢いはそのままにノンストップで、今度は『シャングリラ』へ。真っ赤に彩られた会場で、真っ赤なサイリュームの波が今井に向けて注がれると、今井自身思い入れが強いという同曲を情感を込めて歌い上げる。間奏では、渡辺ファイアー氏によるサックスがアツく響き渡り、会場を盛り上げた。「ありがとう」と微笑みを浮かべて今井がステージから姿を消すと、今井のライブでは恒例となった“+A”によるBand Instrumental。マーカス・ミラーの『Run For Cover』を演奏する“+A”にファンも釘付け。ベースの“みゃーみゃー”こと宮下智氏や、サックスの渡辺ファイアー氏がステージ中央でセッションすると、ギターの“カズー”こと山口和也氏もギターソロで応戦。バンドメンバーが楽しそうに演奏する姿にファンもノリノリで体を揺らしながら歓声を送った。

 ライブツアー横浜公演で、“プリンセス”と称された白い衣装に着替えた今井は、ここでバンドメンバーを紹介。“ファイアーさん”ことサックス担当の渡辺ファイアー氏のサックスを絶賛したかと思うと、ライブ会場の物販でギターを担当するカズーが参加しているCDや、“天ちゃん”ことギターの中村天佑氏のギター教則本、福岡公演には残念ながら参加できなかった“きしりん”こと岸倫子氏のCDなどが販売されたことに触れると、「それ(天ちゃんの教則本)さえあれば、私でもギターを弾けるかな?」(今井)と興味津々。天ちゃんから「弾けます!」と力強い言葉を受けた今井だったが、「じゃあ、3年後に(ファンの)みんなに披露するかも」と消極的な回答でお茶を濁す。また、ボーカルの今井を除くとバンドメンバーの中では紅一点となるピアノ担当の“たまちゃん”こと花岡環氏はモノマネが趣味とのことで、リハーサル中ことあるごとにモノマネをしているのだそう。「精度が上がったら(ステージで)やろうね!」と相変わらずバンドメンバーに無茶ぶりをしていく今井。ドラムの“げんちゃん”こと白川玄大氏は金髪だった髪を黒髪に変えて登場。「ファンにどっちのげんちゃんがいい?」と聞いてみると、黒髪が圧倒的な人気を見せる。続いて、マニピュレーターの“きっしー”こと岸本泰明氏について説明をしようとする今井だったが「マニピュレーターというのは、演奏にいろいろとする人です」と漠然とした説明になってしまい、会場の笑いを誘う。そして、バンドマスターであり、ベースを担当する宮下氏には、「最高のパフォーマンスで自己紹介してもらおうかな」と語りかけ、宮下氏がベースをやっている横で今井がテルミンを奏でるなど、ふたりのセッション(?)も披露した。

 「ここからは大人なナンバーをお届けしていこうと思います」という今井が歌い上げるのは『満天星』。温かい歌声で会場を包み込むように歌う今井。気持ちが溢れ出すように想いが込められた歌声が会場を覆い尽くす。そして、ここで今井のプロデューサーを務める濱田智之氏が登場。『Day by Day -Bossa Nova-』を披露することに。濱田氏がチューニングをしている最中に、今井が会場のファンとトークを展開。受験生に関する話題では「Twitterで福岡公演のことをつぶやいたときに、受験生の方から“受験があるから行きたいけど行けないんです”という返事をたくさんいただいて、そこは“君の人生を大事にしたまえ!”って(笑)。ちなみに受験生なのに来ちゃった人いる? (会場から“はーい”という声が上がる)バカバカー! でも、+Aのメンバーからお礼を言おう。(バンドメンバー全員で)ありがとう」といったやり取りもくり広げられた。

 濱田氏のチューニングが終了したところで、「それでは私のデビュー曲『Day by Day』をいい感じのアレンジにしてみました」と紹介して『Day by Day -Bossa Nova-』を披露。ゆったりと、温かく、ときに楽しそうに、ときにかわいらしく同曲を歌い上げる。楽曲のアレンジによって、これまでとは異なる空間が会場に広がっていく。

 さらにアコースティックパートとして2曲を披露。『Strawberry ~甘く切ない涙~』では、終始楽しそうに歌い、演奏する今井と“+A”のメンバー。歌と演奏で温かな笑顔を届けていく。そして、アコースティックバージョンとしては初となる『COLOR SANCTUARY』では、軽快なアレンジながらも深みを増した同曲に、会場のファンも聴き入っていた。「今回のツアーでいろいろな曲のアコースティックバージョンを歌ってきたんですけれど、いままで自分がやってきたことが別の視点から客観的に見える感じがして、すっごく楽しいです」と京都や大阪、そしてこの福岡で披露したアコースティックバージョンへの想いを言葉にする今井。「アルバムを2枚も出させてもらって、曲も増えてきたのでアコースティックのCDとか聴きたいなー」という願望を語ったものの、「いまきっと(プロデューサーの)濱田さんが後ろで“ウッ”てなってるはず。思いつきで適当なこと言うなって(笑)」と、あくまで今井の思いつきの願望であることを強調した。

 そして再び、“+A”によるBand Instrumentalへ。こちらは東京公演でも披露した『ルパン三世のテーマ』。みゃーみゃーがテルミンを使って曲のフレーズを披露したり、たまちゃんは最終的にほぼ頭でピアノを弾いたり、パフォーマンス豊かなアツい演奏によって会場のボルテージを上げていく。演奏の熱に当てられるように高揚した会場に、今度は大阪追加公演で新たに用意された新衣装に着替えた今井が登場し、『フレーム越しの恋』を披露。今井がお尻をフリフリと振る、かわいらしいダンスでファンを魅了すると、会場のファンもコールとジャンプで盛り上がる。曲の最後には今井による「メガネビーム!」でファンはメロメロに。続く曲は『Promised Land』。先に披露した『フレーム越しの恋』とはまったく違う表情になると、力強い声を響かせる今井。曲中の掛け合いの部分をファンがしっかりとコールを入れて曲を支えていくと、今井の身振り手振りもより力強く、大らかなものになっていった。

 MCでは、大阪追加公演からの新しい衣装を「全身みんなに見てもらいたいから、みんな協力してー」と今井が声をかけると、みんながしゃがんで後ろの人にも衣装が見えるようにしてくれるなど、ファンの協力姿勢もバッチリ。

 「去年は本当にたくさんたくさん歌を歌わせていただきました! みんなもついてくるのたいへんじゃなかった?(会場の声“そのために働いてる!”)ありがとうございます! 本当に追加公演ができてよかったと思います。追加公演がなかったら、少なくともさっき“初めてだよ”って手を挙げてくれた人は、私たち+Aの演奏と私の歌と、+Aのみんなの掛け声……なかにはビックリした人もいると思う(笑)。だんだん訓練されてきているんだ(笑)。ライブってみんなで作り上げていくものなんだって改めて感じて。ひとつ私失敗したなって思ったのが、『満天星』のときに何人か指名して、星役(サイリュームをかざす人)を作ればよかったなーって思って。そういうのもあると楽しいよね。私ひとりだけのパフォーマンスじゃなくて、みんながいっしょに作り上げてくれてるっていうことが本当にうれしいので。じつは、つぎの曲もみんなに協力していただきたいんですよ」と語り出した今井。今井のイメージでは「最初は暗いとうれしいの。サビあたりになって、手が上に引っ張られるみたいなイメージ。最終的にはふわーって明るくなるといいなって。色は思うままで任すよ(笑)。というのも、このあと歌う曲は、本邦初公開の曲です!」と、ここでツアーラストにしてサプライズの新曲披露に。「SSGではいろんな曲を作り出していて、皆さんに協力してもらって音楽作りをみんなで楽しんでいこうよっていう番組なので、再三皆さんに協力していただいているんですけれども、今回まさかのラジオ上大コンペを行わせていただきまして。たくさん作家さんに作っていただいた曲の中から、1曲をみんなに選んでもらいました。曲名は『struggle』! この曲が本当に好きで、出来上がったあとにライブの練習しなきゃいけないのに、この曲ばっかり聴いちゃって(笑)」と今井もファンのみんなが選んでくれた曲ということでお気に入りである『struggle』を初披露。初めてファンの前で披露するということで緊張する今井だったが、曲が始まると力強い歌声を響かせる。会場のファンも、今井のイメージを具現化するように最初はサイリュームも光らせることなく、ビートを刻むように体を揺らしながら、アップテンポな同曲をじっと聴き続ける。そして、抑圧された感情とテンションを爆発させるかのように、サビでは手をかざし、そして最後はサイリュームを輝かせて渾身の力を込めて振りながら、同曲を楽しんだ。

 今井は同曲を歌い終えると「カッコよくね?(笑)」と満面の笑み。「みんながね、本当に想いを込めて投票してくれて、参加してくれて、最終的に生まれた曲です。一生歌い継いでいく曲になると思います。皆さんこの曲を覚えて帰ってください。『struggle』です! よろしくお願いします!」とアツい想いを語った。アツく激しく盛り上がったところで、つぎの曲はライブツアー恒例となった、たまちゃんとのセッションによる『遠雷』へ。曲を始めるまえに、バンドメンバー紹介のときに話題にしたモノマネをたまちゃんが披露することに。会場で披露されたのは、なんと今井のモノマネで、ファンの反応は上々。しかし、今井やバンドメンバーに言わせると「いつもはもっと似ている」ということで、「いつか(精度が上がったら)ダブルミンゴスでやりたいと思います!」と、新たな構想をぶち上げた。そんなやりとりもつかの間、たまちゃんとの『遠雷』では、しっとりとした歌声で会場を魅了。曲の大半をふたりきりで紡いでいく。最後に微笑みを浮かべると、今度は『サ・ヨ・ナ・ラ』を披露。今井が演じた『シュタインズ・ゲート』の牧瀬紅莉栖の心情を詞に込めたという同曲では、今井自身が曲の世界へと没入し、物語を紡ぎ上げる。ライブアレンジとして『シュタインズ・ゲート』の『GATE OF STEINER』が後奏に付け加えられた同曲は、非公式ながらも『シュタインズ・ゲート』の世界観をしっかりと体現した曲となっており、観客も作品世界の余韻を噛み締めている様子だった。

 「2011年、この曲に出会えて、いろんな曲に出会えて、本当にいい年でした。皆さん2012年もよろしくお願いします!」と激動の2011年を振り返った今井は、「福岡でライブができるなんて誰も思ってなかったよね? 遠い土地だったから、どれぐらいみんなが来てくれるのかなって思っていたんだけど、本当に来てよかったって思いました。また、絶対来ます! そんな予定はまだ何も立っていないけど(笑)、皆さんに温かく迎えていただいて、またこうやってみんなの前で歌える機会をできる限り作っていきたいと思いました!」とその胸中を語る。そして、ここで今井から重大発表! なんと8枚目のシングルの発売が決定したことを、福岡の会場でファンにいち早く報告。表題曲の作曲を担当するのは「なんと、椎名豪さんです! 椎名さんが書き下ろしてくださいました。かなりアツい曲になっています。そしてかなりがんばらないといけない曲になっています!(笑) なので、ぜひ期待していててください!」と期待を煽ると、さらに「東京公演がBlu-rayになるよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! どうしよう! 『いっしょ。』で泣きすぎたーーーーーーーーーーーーーー!(笑)」とライブツアー“Aroma of happiness”東京公演の模様がライブBD&DVDになることも発表された。特典映像でほかの会場の映像も収録されるかも? ということで、福岡会場でも設置されていたカメラに向かって、会場のファン全員で「+A!」と叫ぶ映像を撮影するなど、会場のファンとの絆をより深めた。

 そしてライブはいよいよ最後の曲へ。「最後の曲は何だと思う?」と問いかける今井に「『Aroma of happiness』!」とファンが応えると、会場中がオレンジ色に輝く。笑顔で楽しそうに同曲を歌う今井。曲の途中では、ファンとだるまさんがころんだをし始め、「だるまさんがころんだ!」という今井のかけ声に、サイリュームを思い思いの位置で止めるファンという不思議な光景も見られた。

 今井やバンドメンバーがステージを去ったあと、会場ではアンコールからのミンゴスコールがわき起こる。しかも、今回は、そこから麻美コールになり、さらに、「あーさみ(ンゴス!)」コールになるなど、ファンのコールも自由自在に変化。ライブを最初から最後までみんなで楽しんでいる雰囲気が作り出される。そして、アンコールではライブTシャツに着替えた今井と“+A”のメンバーが『花の咲く場所』を披露。今井麻美の真骨頂とも言える同曲を歌い上げるとファンも力強くサイリュームを振り、今井の歌に、“+A”の演奏に応えていく。そして「碧に染めるよ」という今井のひと言で放たれるのは『The Azure ~碧の記憶~』。会場のサイリュームの色が赤から青に一瞬で染まると、アクセル全開の今井の歌声が会場に響き渡る。

 最後の曲となる『いっしょ。』を披露する前に、ツアーを振り返り、ひとり語り出す今井。「最後、みんなでいっしょに歌を歌いませんか? 人生初めてのツアー、5ヵ所も回ることができて、本当に幸せです。今日もこの会場に来たら、DRUM LOGOSさんのポスターが貼ってあって本当に名だたる有名な方ばかりがこのステージを踏んでいるそうです。その一員に入れていただいたうえに、なんと写真を大きく載せていただいていたんですよ! DRUM LOGOSさんありがとう! うれしい!! これも福岡のみんな、九州のみんな、西日本のみんな、そしていろいろなところから来てくれたみんなが“ツアーをやってほしい”って願ってくださったから実現できたんだと思います。きっと私しかいなかったら、“ツアーなんてまだまだ早いよ”って言っていたと思います。そうしたら、この福岡の地を踏むこともきっとなかったと思います。本当に本当に、いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも応援してくれているみんながいるからです。感謝の気持ちってひと言で言うと本当に簡単なんだけれども、なかなか伝わらないなって思っているので、私はこの1年間、みんなに私の限界を超えるいろいろな行動、活動でみんなに恩返しをしていきたいと思っています。とくに、もうすぐ震災から1年が経とうとしています。まだ1年なのかな? もう1年なのかな? 私にはちょっとわからなくて。ひょっとしたら九州に住んでいたりとか、私の実家は山口なんですけれど、“テレビの中の出来事”という感覚が強いってウチの両親は言っていました。テレビでしか見たことがないから。でも、同じ日本語を話して、同じ友だちになれる、……誰とでもなれるけど、同じ日本に住んでいる誰かがどこかでがんばっていると思ったら、ぜんぜん違うことかもしれないけれど、私もがんばらなきゃって思うし。きっとここに来てくれているみんなは、私みたいな歌もまだまだだし、いろんなことがまだまだな、半人前な私を応援してくれているみんなだから、すごく感受性も豊かで、いろんな人を応援することのできるみんなだと私は信じています。本当にいろんな人に言われるんです。今井さんのライブに行くと、本当に皆さんやさしくて、マナーがよくて、あったまるねって。京都のときもぎゅうぎゅう詰めのホールだったんだけれど、ひとり体調を悪くされた人がいたのを、まわりの人が何も言わずに曲のあいだに助けてくれたんだって。私、その話を聞いたときにね、歌をやっていてよかったって思ったの。だって、なかなかふだん人に手を差し伸べることって難しいと思うんですよ。それが何も言わなくてもできる誰かが、私の歌を聴きに集まってきてくれている。こんなすごいことって本当にないと思います。“+A”の演奏をしてくれているメンバーもそうなんですけれど、誰かのためだったりとか、いま自分ができることに本当に一生懸命やってくれます。私なんかからしたら演奏歴もすごい方たちばっかりで、本当にいつもいつも頼りにしていて。このメンバーがいなければ私はきっといまみたいな歌を歌うことはできなかったと思います。支えてくれて、本当にいつも感謝しています。(+Aのメンバーのほうを向いて)ありがとう。もちろん、本当にいつも意見を出し合いながらいっしょに活動させてもらっているんですけれども、濱田プロデューサーは私の思いつきを本当にいろいろ受け入れてくださって、私が伸び伸びとできる環境を作ることに本当に一生懸命になってくださっています。いつもは、悔しいから言いませんけど(笑)、感謝しています。ありがとうございます。ほかにもステージにはいないけど、熊ちゃん(音源収録)もいれば、アユミチャンもいれば、後ろの卓に遠藤さん(PA)という方もいたりとか、(ボイストレーナーの)中西さんがいたりとか、マネージャーがいたりとか、メイクの大橋さんがいたりとか、衣装の織衣ちゃんがいたりとか、多くの方に支えられてツアー最後を迎えることができました。福岡が最後でうれしかったです。(会場からの声“また来てねー!”)絶対来る!(笑) 新しい土地に来ることって簡単なようで、難しいことなんです。実績がないから。たとえば私がいま突然別の土地でライブをやりたいって言っても、なかなかオーケーが出なかったりするんです。でも、今日ここ福岡の会場で素晴らしいみんなが迎え入れてくださったので、また絶対来れると思います! また、新しい曲だったり、新しいメンバーだったりかもしれないし、なんならみんなが新しいメンバーを連れてくるかもしれない。新しく私のことを知った“+A”のメンバーがお客さんとして来てくれるかもしれない。そのときにぜひ皆さん温かく迎え入れてくれたらうれしいです!」と福岡に再び来ることを約束した。

 そして、「明日のみんなのために、いっしょに歌いましょう! 『いっしょ。』!!」とファンに声を掛けると、会場のファンのひとりひとりの顔を見つめるようにステージ上を縦横無尽に移動して、同曲を歌っていく。この瞬間を噛み締めるように、会場を見渡す今井。「みんなに笑顔、届いたかなー?」と語りかけながら、会場の全員で歌う同曲。最後は、今井の提案によって、みんなで肩を組んで一体となって大合唱をすることに。「みんなみんな、ここにいるみんなが+Aだーーーー! ありがとーーーーーーー! みんな最高ーーーーーーーー!」とファンに向けて想いを爆発させると、会場からも「ミンゴス最高ーーーーーー!!」というたくさんの声がわき起こった。

■Aroma of happiness追加公演
@福岡DRUM LOGOS セットリスト
01. 雪原のカルマ ~Snow Storm~
02. 想いの羽根 ~Angelic White~
03. 海と空と君と
04. Faraway ~最後の夢~
05. シャングリラ
06. Band Instrumental(『Run For Cover』)
07. 満天星
08. Day by Day -Bossa Nova ver.-(Acoustic)
09. Strawberry 〜甘く切ない涙〜(Acoustic)
10. COLOR SANCTUARY(Acoustic)
11. Band Instrumental(『ルパン三世のテーマ』)
12. フレーム越しの恋
13. Promised Land
14. struggle
15. 遠雷(Live ver.)
16. サ・ヨ・ナ・ラ
17. Aroma of happiness

【アンコール】
En01. 花の咲く場所
En02. The Azure ~碧の記憶~
En03. いっしょ。(Long ver.)

【おまけ写真館】

▲おまけ写真館恒例のリハーサル風景。開場直前までリハーサルは続いていました。