ついに発売を迎えたシリーズ最新作、『ヒットマン』。本作には、たくさんのミッションやモードが用意されており、“コントラクトモード”ではオリジナルのミッションの作成やアップロードをしたり、ほかのプレイヤーが作成したミッションを遊ぶことができる。発売後2回目となる今回のインプレッションでは、このコントラクトモードの仕組みや特徴をご紹介！　主人公・47（フォーティーセブン）や本作のミッションの進めかたなどについては、前回、前々回のインプレッションを参照してほしい。

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■ミッション作りは、腕前を磨くにも最適！†

　コントラクト（オリジナルのミッション）は、既存のミッションをプレイする形で作成します。作成したいミッション（舞台）の選択、ミッションをプレイ、タイトルや説明文などの編集という3つのステップを踏むだけ。自由度が高い本作だけに、ミッション作りもさぞたいへんなんだろうな……と思ってましたが、まったくそんなことはありませんでした。

▲ストーリーで遊ぶミッション以外にも、一部のボーナスミッションもコントラクトの対象。ICA施設で行う最終試験でもコントラクトを作成できます。最終試験でのコントラクトは、モードのチュートリアルにもなっているので、初めて作成するならまずここを選んでみるといいかもしれません。

▲コントラクト作成前のプランニングでも、ほかのモードと同様に装備やスタート地点などが選択可能。いろんなクリアーのされかたがあることを意識しながら、作成を進める必要がありそうですね。

　コントラクト作成時でも、47のアクションやNPCたちの挙動に変化はなく、配置されているアイテムも基本的には同じです。ほかのモードと違うのは、“自分でターゲットを指定して暗殺する”、ということ。ターゲットの指定には、インスティンクトを使用します。指定したら、その相手を暗殺していつものように帰還するだけ。このとき、暗殺した方法やそのとき着ていた衣装などもミッションの達成条件として保存されます。この達成条件の指定が、コントラクトのキモであり、腕前の見せどころですね。

▲インスティンクトを使用して、ターゲットにしたい人物にカーソルを合わせてボタンを押せば指定完了。47との距離が遠すぎると、姿は見えてもターゲットには指定できないので注意しましょう。

▲間違った人物を指定してしまっても、再度ボタンを押せば指定を解除できます。ターゲットは最大で5人まで指定可能です。

▲ターゲットを排除した瞬間に、手段と服装が記録。変わった手段や目立つ服装で暗殺すれば、ミッションの難度は高くなります。

　指定したターゲットを排除し、無事に帰還するとコントラクトの編集が行えます。編集できるのは、タイトルやブリーフィング（ミッションの説明文のようなもの）、そしてターゲットの暗殺手段や服装など。ただし、暗殺手段や服装は、自分がプレイした内容以上に難しくすることはできず、条件を緩和することしかできません。アレンジが終了したら、すぐにそのミッションを配信できます。実際に作成してみると、ミッションで思いのままに遊んでいたら、コントラクトができていた！　という感じで、簡単に作成＆配信ができて驚きました。

▲このミッションの場合は、暗殺手段は“落下物の直撃（事故）”、“事故”、“指定なし”という風に条件を緩和できます。服装はスーツから指定なしにもできます。

　個人的には、自分で生還できなければミッションが作成できず、編集で暗殺の条件を難しくはできない、という点がお気に入り。コントラクト作成中だからといってNPCたちは容赦してくれるわけではなく、途中でセーブもできないので、通常のミッション以上の緊張感が味わえました。厄介なミッションにしてやろうと探索を続けていくうちに、ステージへの理解度も上がって、暗殺者としての腕前も大きく上がった気がします。

この記事を手掛けるに当たって、ちょっぴり難しめのミッションを作ってみました。クリアー例の動画も用意したので、皆さんのコントラクト作りの参考にどうぞ！

コントラクトID:2-06-1886676-11

文・プレイ動画：堤教授

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