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全国大会優勝者に弟子入り!? トッププレイヤー+家族に聞く『ガンダムトライエイジ』情勢 前編

文・取材:マンモス丸谷 撮影:堀内剛

公開日時:2016-06-13 18:01:00

●トッププレイヤーが『ガンダムトライエイジ』について語る!

 今回の記事では、プレイヤー側から見た『ガンダムトライエイジ』の魅力を紹介。2016年3月に行なわれた『ガンダムトライエイジ』の全国大会、“第5回精鋭小隊選抜計画 最強小隊決定戦”のヤング&ミドルエイジ部門の優勝者、コウタ選手と、準優勝、ユウチカ選手とそれぞれの親御さんを招き、『ガンダムトライエイジ』について語ってもらった。

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▲コウタ選手(写真左)とユウチカ選手(写真右)。

■トップクラスの実力を肌で感じる(絶望の)対戦

 まずはトッププレイヤーの腕前を実際に体験してみようということで、『ガンダムトライエイジ』研究所担当のライター、マンモス丸谷が、コウタ選手、ユウチカ選手と、トーナメントモードで対戦してみた。

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▲ニュータイプ(小学校高学年)とオールドタイプ(35歳)の対決。

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▲対戦開始からおよそ10分後の図。

 結果から先に言ってしまうと、2試合ともライターの惨敗だったわけだが、その内容が予想以上にひどかった。ICカード(モビルスーツの育成具合、バトルパートナーやGオーダーの種類)差が大きいのはある意味想定通りだったのだが、各種バーストの目押しや、ダメージを軽減するためのボタン入力の早さにも開きがあったのは驚きだった。

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▲コウタ選手との試合は、ステージが水中(地形適性の高い機体が少ない影響で攻撃力が落ちる)だったおかげか、3フェイズ目まで粘り、最後に集中攻撃をかけることでなんとか1機撃破し、3-1で負けという多少は見栄えのいい結果に軟着陸させられた。

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▲しかしユウチカ選手との試合は文字通りの惨敗。スピードで負けていることを見越して先制が取りやすい“迅雷”持ちのモビルスーツをそろえて挑み、プラン通りに試合を進められたものの、育成完了した機体+“装甲”のアビリティの前に全くダメージを与えられずに終了。

■ふたりのお気に入りの小隊を解説

 ふたりには対戦終了後に行なったインタビュー中に、メインデッキ(小隊)の構成やその意図も教えてもらった。ただ「強いデッキはステージによって変わるから決められない」(コウタ)、さらに全国大会など事前に対戦相手が分かっている場合は「相手のデッキを想定し、事前にデッキのパターンを何通りか考えます」(ユウチカ&ユウチカくんのお父さん)とのことなので、単純に勝てるかどうかよりは、“デッキで意図していることがハマったときの強さ”に注目してもらいたい。

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▲ユウチカ選手のデッキケース。対戦直前に決まるステージの地形適性や対戦相手のデッキに対応できるよう、用途別にカードがきっちり整理されている。

▼ユウチカ選手のお気に入りデッキ

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▲左の小隊から、B2-072 スサノオ+TPR-017 ガイア。中央、B4-039 べアッガイ+B5-050 アムロ・レイ。右、ビルドモビルスーツカード+TK1-051 シャア・アズナブル。

 宇宙で戦うことを想定した、ユウチカ選手お気に入りのデッキ。ユウチカ選手をはじめ、その場にいた全員が「宇宙にはシャア」というぐらい、TK1-051シャア・アズナブルのパイロットスキルの効果が強烈(宇宙での対戦時のみ相手全員のディフェンスバーストを封じる)。シャアで相手を弱体化させつつ、攻撃は「大会で使っている人は少ないけどかなり強くて、いま流行っている“迅雷”持ちの機体から先制が取りやすくて、先制が取れれば一撃で仕留められる」(ユウチカ)スサノオ+ガイアが担当。べアッガイ+アムロは「相手に反撃系(アビリティを持つモビルスーツ)が来たときに、ビルドウェポンで反撃を出させないようにする」のが狙い。「このチームだとアタックダウンや必殺ダウンがない」欠点は、シャアが搭乗するビルドモビルスーツに設定できる、ビルドアクションで解消。モビルスーツそのものはデュアルアームズのアビリティを持ち、「簡単には落ちない」ストライクフリーダムガンダムを設定することが多いとのこと。

▼コウタ選手のお気に入りデッキ

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▲左から、TK2-008 Zガンダム+TK3-062 ガエリオ・ボードウィン。中央、BG5-66 トライバーニングガンダム+BG5-059 キジマ・ウィルフリッド。右、ビルドモビルスーツカード+BG5-063 クリム・ニック

 「ぼくはイケイケデッキが好きで、守りはあんまり好きじゃないのでこういうデッキになりました」というコウタ選手のデッキ。Zガンダム+ガエリオがスピードバースト勝負に勝って先制を取って目押しも決まると(⇒パイロットの特殊能力“バースト”の説明はこちら)、並の相手だとほぼ確実に撃破できるのが強み。しかし現在のハイレベルな対戦環境だと、相手デッキの攻撃力や必殺技ダウンの効果が絡むと、一撃で倒せないことも少なくないらしい。そのために入れているのがキジマ。このパイロットカードの効果で1ターン目の攻撃力を底上げしている。中央のトライバーニングガンダムは「Zガンダムがスピードバースト勝負に追いつけなさそう」な時の備え。フルドライブが発動すればスピード差を無視して先制できる特性を活かしている。フルドライブのアビリティさえ発動すれば「抜ける(撃破できる)」とのこと。右のビルドモビルスーツカード+クリムは、防御のための部隊のようだ。ビルドモビルスーツカードにはアビリティ“閃烈”を持つ機体を設定して出撃。「閃烈で相手の反撃を封じてクリムのスキル(敵のスピードバーストの封印)をずっと発動させたい」のが狙いということだ。「対戦相手のデッキにスピード差を無視する“迅雷”や“ファンネル”を持つモビルーツが多くいそうなときは、ビルドモビルスーツを変更して対応するようだ。

 ちなみに、念のために説明しておくと、“モビルスーツアビリティ”とは、味方どうしの組み合わせや敵との相性で戦局を左右するそれぞれのモビルスーツが持つ特殊能力のこと。“ハイパーアビリティ”や“先行系アビリティ”、“連続攻撃系アビリティ”など、豊富に用意されているので、戦況に応じて活用するといいだろう(⇒モビルスーツアビリティの説明はこちら

 今回の記事はここまで。後編では、ふたりのお父さんにも参加してもらい、第5回精鋭小隊選抜計画 最強小隊決定戦の思い出や、『ガンダムトライエイジ』全般の魅力を語ってもらったインタビューをお届けする。

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