クロスレビュー

平均

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4つの種族や体型などを選んでキャラクターを作成し、28種類の武器を駆使して仲間とともに冒険しよう。インターネットを介して、最大4人でプレイできる。
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ファンタシースターポータブル2(PSP)のレビュー・評価・感想情報

zeststyle
PSP 2010-06-27 13:17:58投稿
7

グラフィックも素晴らしく
システム、操作性もなかなか良い。
やり込み要素も充実していて協力プレイも楽しめる。
素直に面白いと思えるゲームです。
ただ惜しいのはモンスターハンターを意識してか
ローリング回避が導入されておりますが
全くといっていい程機能していないところ。
回避は演出で攻撃を回避出来ませんといった感じ。

Myoma
PSP 2009-12-14 00:20:39投稿
3

PSP2のレビューです。
当レビューではネタバレタグをつけていませんが、
ゲームの長所、短所を指摘する上でゲームシステムを取り上げます。
これらをネタバレと考える方は
このレビューを読まないようにしてください。
PSシリーズは、PSO、PSPをプレイ済みです。
※一人プレイを前提としたレビューです。
点数内訳
独創性 7/15
音楽 8/15
グラフィック 7/15
シナリオ 6/15
爽快感 4/10
快適さ 1/10
熱中度 5/10
気に入り度 1/10
バグ -5   
合計 34点
(合格点は60、80以上で傑作、90以上で最高傑作、50台は惜作)
[独創性、オリジナリティー] 7点
・前作のシステムにガード、回避が加わったが、ガード、回避自体はこの手のゲームには、あって当たり前になっているので、加点対象とはしない。
○ジャストガード、カウンター、回避アクションの追加により、単発攻撃をメインとする敵との戦闘は、メリハリがついてかなり良くなった。
×反面、多段ヒット攻撃をガードすると、多段ヒット技をすべて受ける羽目になったり、回避しても敵の攻撃が長時間その場に存在し続けるために結局当たったりと、新たに生じる問題に対応しきれていない。
○タイプエクステンド、アビリティカスタマイズシステムにより、武器利用、キャラ運用の自由度が上がったが…
△全体的にシステムは、どこかで見たことがあるようなものばかり。
○様々なコラボ企画。ユニーク、野心的で面白い。
○キャラメイクが相当自由度が高いが…
△作ったキャラを見つめる機会が滅多になく、それほど意味がない。
○武器カテゴリが多く、様々な戦い方ができるが…
△自分がプレイした限りでは、使える武器とまるでだめな武器とできれいに別れた。また、難易度が上がってくると、この武器じゃどうしようもないという武器カテゴリが複数見られた。
○チェインシステムの導入(詳しくは公式サイトなどを)により、大ダメージを狙いやすくなるが…
△敵の動きが敵にとって好都合すぎて(スーパーアーマーつき長距離バックステップなど)、頻繁に利用されるとイラっとくるのと、チェインが切れやすく、技発動に時間がかかる武器を弱体化させている。
○フォトンアーツ(攻撃)にユニークなものが多い。
×武器のネーミングが奇妙。
[音楽] 8点
○力が入っているように思えるが…
△曲調がけっこうくどい。
△過去作の流用が目立つ。
○効果音などは、敵の弱点を突くと大きな音がするなど、わかりやすかったが…
△一部の効果音に強い違和感。火の玉発射音がピョロロ… って…
△効果音が、敵の攻撃やトラップの予兆となっており、音楽を聴けない環境でのプレイが難しい。
[グラフィック] 7点
○ムービーの出来は、わりと良かった。最近のPSPのゲームといった雰囲気。
△全体的に無難な感じで、このゲームならではの工夫が見られない。
×狭い通路、壁際、ドア付近でのカメラワークがひどい。
○攻撃時等のアニメーションは激しいが…
×アニメーションのおかげで見にくいことになる。詳しくは後述。
[シナリオ] 6点
△展開のペースが速い。容量の都合かもしれないが、もっとゆっくりと展開してほしかった。
△せっかくSFなのに、終盤に行くにつれて非科学っぷりが強くなる。
×主人公は完全に空気。
○登場人物達の成長を軸にしているのは良いと思う。
○登場人物たちの個性付けはok。コミカルシーンはおかしかった。
[爽快感] 4点
○チェインつなぎからのフォトンアーツで大ダメージ!
△反面、チェイン有効時間が限られているため、攻撃速度の遅い武器は弱体化した。
×難易度A以上の敵は一切ひるまない上、上記のとおり、ザコ敵の動きが高性能なため、チェインつなぎが困難。爽快感を重視するなら、「ザコはザコらしく」すべき。
・序盤〜難易度Bまでは爽快感がある。
[快適さ] 1点
○NPCのAIがそこそこ強化された。回復優先等の作戦を出すと、体力に気を配るようになる、プレイヤーが狙っている敵とは異なる敵を狙う等。(完全とは言えないが)
△とは言えまだまだおバカ。トラップの中につっ立って死亡したり、通路に引っかかったり、チェインを中断したりなど。
○メディアインストールでロードが速くなるが…
△武器の持ちかえなどにいちいちロードが必要なため、メディアインストールは実質必須。また、メディアインストールしても、遅い時は遅い上、武器持ちかえのロードの長さはメディアインストールをしていても不十分。要は、武器切り替えに時間がかかる。
×先ほども挙げたが、カメラワークが悪い。壁際、通路、ドアの前では理解不能な状況になったり、突然カメラが固定されたり、突然ぐるりと回りこんだり、激しく振動したり…
×ガード、回避共に、ボタンを押してからキャラが実行するまで若干のラグがあり、瞬間的なガード、回避ができない。(某ゲームの弾き一閃感覚では遅すぎる)
×ロックオン性能が低い。前方に複数の敵がいるとロック対象がちょこまかと変わる。また、ロックした敵が素早く移動すると、すぐに見失う。
×攻撃時のアニメーションが激しすぎて、自分と敵が今どういう状態なのか、どこにいるのかが分からず、敵の攻撃をかわしたり、移動したりしにくい。ロックオン使用時に顕著。
×アイテム倉庫が使いにくい。武器、消耗品、ルームグッズといった分類がされてはいるのだが、武器を例にとると、武器に分類されているもの全てが一つのリストにずらっと並んでおり、持ち出したい武器を選択するのが非常に面倒。前作から進歩していない点である。
×マルチモードでの処理落ち、もっさり状態が目立つ。
×インターネットマルチはタイムラグがひどすぎて、正直やってられない。吹き飛ばし系攻撃を当てる/食らうと、一秒弱の間をおいてから吹っ飛ぶ といった具合。(二人プレイ)無料コンテンツとは言え、この不快感はひどいと言わざるを得ない。
×メディアインストールデータが脆弱。このレビューを書いた時点で4回、インストールデータが壊れた。
◎セーブ時間はとても速い。
[熱中度] 5点
○基本的に収集型作業ゲームなので、未知の武器との遭遇を楽しむなら、かなり長い間できる。
○張り合う相手(友人)がいれば、けっこう長続きする。
×難易度A以上からは、敵の強さ、レベルの上がりにくさ、共にマゾの領域に入る。
×難易度Aからは後述の理由により、かなり理不尽な展開が続くので、萎える。
・序盤〜難易度Bまでの熱中度はなかなか。
[お気に入り度] 1点
○様々な武器が登場し、様々な戦い方ができる。
○シナリオ面、コラボ企画、ネタ武器など、ユニーク要素が多い。
×一部の敵、モーションに入った敵、難易度A以上のすべての敵は、攻撃を食らってもひるまない。それゆえ攻撃による行動キャンセルができず、攻撃を食らう。難易度Bまでは、それは自分の判断ミスと言える(場合が多い)が、難易度A以降は常に敵が任意のタイミングで攻撃できる状態であり、攻撃を食らうとほぼ確実にひるむ(行動キャンセルされる)プレイヤーは、かなり不利。先ほども挙げたが、「ザコはザコらしく」
×敵が十中九十、プレイヤーのみを狙ってくる。そのため、難易度A以上は、戦況によっては攻撃を行うことすらままならない。中型、大型の敵が複数湧くと詰むことも。今作では味方NPCが戦闘不能になりにくくなったが、それは敵がプレイヤーを狙うから。ちなみに、一部の中型、大型の敵は、プレイヤーしか狙わない。
×上記の理由により、チェイン稼ぎどころではない。
×ダメージを受けた後の無敵時間が短い。ゆえに、いわゆる「起き上がりハメ」を受けやすい。ダウンできない多段ヒット系高威力攻撃を食らうと、HP重視キャラですら1秒も持たない。
×一部の状態異常を受けると、アイテム使用はおろか、ダウンすらできない。この状態で多段ヒット技を受けると、かなりの高確率で昇天する。
×敵、プレイヤー、共に当たり判定があいまいで、どこからどこまでが誰の何なのか分からない。大型ボスの攻撃のあたり判定は相当大雑把。
×難易度A以上では敵が無双(?)すぎて、レベル差をテクニックでカバーできない。(敵全員がプレイヤーを狙っているのも理由の一つ。)
×敵の攻撃時の予備動作が短すぎる。(すべての敵が というわけではない。)先ほど挙げたアニメーション激しすぎ により、敵の攻撃の予測ができない場合が多い。
×格上の敵と戦うメリットがない。やたらと強い割に経験値が少なく、プレイヤーの命中率が低いと攻撃は全く当たらない。加えてアイテムドロップ率もそれほど良くない。 格上、大型、ブースト の敵が複数出ると、溜息。
×職業間格差が激しい。近接、遠距離、術師、万能の4タイプの職業があるが、万能型だけが強すぎて、術師型が弱すぎる。事実、近接型から万能型に乗り換えたとたん、戦闘が驚異的に楽になった。
×マルチモードの敵の体力が異常。中、大型雑魚敵でも、ブーストするとその体力は10万越えをする(最高難易度の場合)。四人で囲んで最大出力でボコボコにしても、なかなか死なない。
×すべては運。ゲームのシステム、ダメージ等の計算式上、強い武器、防具さえ手に入れられれば強者となり、手に入れられない者は弱者となる。その次にレベルが重要となってくる。先述の理由ゆえ、プレイヤーのテクニックは三の次。
△バックステップができない。敵はできるのに…
[バグ] -5点 
×インターネットマルチモードでプレイすると、マイルームに置いたルームグッズが、消えたり別のものになるといった報告が多数。再取得不可グッズが消えることも。
△↑このバグはアップデートで修正できるが、アップデートデータがメモリースティックに保存されていないと、アップデート内容が適用されない。すなわち、パッチではなく、外部データ扱いになっており、メモリ容量を食う。
△装備していない防具(ユニット)を倉庫に送ろうとしたとき、"装備中のものは遅れない"と言われるバグに遭遇。いじくっていたら治ったが…
×敵、NPCが、いてはいけいない所にいることがある。(まだ開通していない通路の先にいるなど)近接系武器のみを持ち歩いている人は、これで詰む可能性もある。
[評価]
 かなり色々と野心的な取り組みを行い、色々と新しい要素を取り込んだことはよくわかりましたが、新たな導入により生じた新たな問題に対応できていません。シナリオはとにかく、回避、ガード、ネットマルチ、当たり判定、難易度、レベル、どれも調整不足です。新要素の導入量を考えると、ユーザーからの要望を多く吸い上げたのだと思いますが、吸い上げた要望を吟味せず、磨き上げないで、そのまま使ったように思えます。
 一番の不満は難易度A以上の敵が非常に強力になった点です。プレイヤーのみ狙いだけで相当理不尽なのに、これにひるまないが追加されると、常に被リンチ状態です。ジャストガード、回避がどんなに上手でも、絶え間ない複数の敵からの攻撃には耐えられません。一部の敵は追跡しながらの多段ヒット攻撃をしてきますし、戦況によっては複数の敵が複数の方向からプレイヤー一人に向って多段ヒットダウンなし高威力攻撃を行ってきますので、一秒と持ちません。このあたりの領域は、敵の行動パターンや優先度、攻撃回数の調整で直せる部分です。
 また、珍しい武具を入手しても、敵の性能が高すぎて恩恵を感じられず、ハイリスクローリターンさを強く感じます。(モンスターハンターシリーズは、高位と下位の武具性能差が比較的顕著だったので、収集意欲と戦闘意欲が同時に湧きましたが…。)高難易度モードはアイテム収集が本番になる地点ですので、そこからさらに楽しく快適にプレイできる工夫が必要であると思います。
 やりこみを重視した とのことですが、マゾければよいというものではありません。もっとプレイヤー目線に立って、快適に楽しく長時間プレイできるゲームの製作を望みます。
 他人にお勧めできるかというと、理不尽な目にあっても気にしない、アイテム収集が好き、一緒にプレイできる友人がいる といった条件を満たしている方にはお勧めかと思います。ただ、繰り返すようですが難易度A以上からは敵が無双状態なので、テイルズオブシリーズ、モンスターハンターシリーズのようなテクニックで攻める方、デモンズソウル、魔界村のような負けによる経験から対策を練る方、マリオシリーズ等、単純に楽しさを追求する方にはお勧めできません。
 今後の課題は「プレイヤー目線に立つこと」でしょう。逆に、プレイヤー目線に立つことに成功すれば、大化けの可能性を秘めています。一応、序盤から難易度Bまでは支持します。
 (なんだか、"敵がみんなプレイヤーを狙ってくる" から負の連鎖が始まっているように思えます。敵の強さ、行動パターン、ターゲットの調整さえできていれば、快適さ、爽快感、熱中度が数段階上がるため、かなり良いゲームだったはずです。) 

クロスレビュー

平均

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