クロスレビュー

平均

7.8
Wiiリモコンで、多彩な種類の”ルーン(魔法文字)”を描いて敵を倒そう。リアルタイムで刻々と変化する戦況を分析し、味方部隊の指揮もしつつ勝利を目指すのだ。
発売日
2009年05月21日
価格
5523円 [税抜]
対応機種
Wii
ジャンル
アクション
メーカー
任天堂
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タクトオブマジック(Wii)のレビュー・評価・感想情報

レオナ海老原
ファミ通公式 Wii
8

リアルタイムでの展開は慣れるまでに若干の時間はかかるが、1ステージが短いため、テンポよく楽しめる。使える魔法が増えるほど戦術に幅が出て、戦いかたをいろいろ模索できるのがいいですね。スコアアタックや特定条件下で挑む魔法チャレンジなど、やり込み要素が多いのも○。

週刊ファミ通1067号より

吉池マリア
ファミ通公式 Wii
8

少々慌しいけれど、組み合わせによって多彩な魔法を出せるのは楽しい。キチンと描くと付加効力があるのも○。リアルタイム戦闘で一見難しそうですが、出せる部隊を4つに絞っていることと、ひとつひとつの要素を徐々に覚えられるのとで、戸惑うことなく遊べたのもよかったです。

週刊ファミ通1067号より

ウワーマン
ファミ通公式 Wii
8

とにかく魔法の種類が膨大。一気に増えて迷う場合もあるだろうが、じきに慣れる。むしろ、好みの魔法を選べる選択の幅の広さを評価。戦闘は短いスパンで遊べていい感じ。制限時間がほどよい緊迫感を生み出す。操作は良好だが、混戦時はキャラの正確な位置が判然とせず、戸惑う。

週刊ファミ通1067号より

デイリー松尾
ファミ通公式 Wii
7

操作法は練られていて、ボリュームも十分。チュートリアルも丁寧で間口は広いが、難易度調節や詰まったときの救済措置はないため、手強くもある。膨大な数の魔法を状況や好みに応じて使い分けながら進むのが醍醐味のひとつだが、バトル中に魔法コマンドを確認できないのは不便。

週刊ファミ通1067号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

Myoma
Wii 2009-05-29 17:40:39投稿
7

Wii タクトオブマジックのレビューです。
エンディングを見るところまで進めた時点でのレビューです。
点数内訳
独創性 15/15
音楽 10/15
グラフィック 8/15
爽快感 12/15
快適さ 10/15
シナリオ 9/15
気に入り度 8/10   
合計 72点
(合格点は60、80以上で傑作、90以上で最高傑作、50台は惜作)
ゲーム説明
DS版、ロストマジック の続編。続編と言っても話が続いているわけではなく、ロストマジックの流れをくみとった形なので、前作をやらずに今作を始めても問題はない。戦況が常に変化するリアルタイム型のシミュレーションで、プレイヤーは、自軍グループに移動や戦闘といった指揮をする、魔法陣に文字(ルーン)を書いて魔法をぶち込む といったことができる。魔法は文字の組み合わせで変化する。
良い点
◎魔法の使い方。画面に表示される魔法陣に、リモコンで文字を書く というシステムがWiiらしい。また、自軍グループへの指示も、DSでは個別に行えたのを、グループでまとめたため、ミスしにくくなった。
◎魔法の種類。種類自体は、DS版と比べると激減したのだが、今回は魔法一つ一つの個性が強くなっているので、似たり寄ったりな魔法だらけのDS版と比べると戦略の幅が広がり、使い分けもできる。また、今作では地形を変える魔法も登場したため、より戦略的になった。
◎戦闘バランス。ストーリーモードでは、負けてしまっても敗因(自軍の編成と敵との相性、自軍の進め方など)がなんとなくわかる上、攻略のヒントも表示されるので、作戦を練り直せば突破できる。
ただし、チャレンジモードの一部は妙に難しいし、特定条件を満たすとプレイできる特別なステージは、軍の進め方より主人公の魔法レベルにより難易度が極端に変わる。(高難易度ステージということだから構わないが)
○快適さ。DS版はずっと処理落ちしていてかなり大変だったが、今作は相当な乱戦にならない限り処理落ちはなかった。この程度なら許せるレベル。ロードもそれほど気にならない程度になっている。
○爽快感。多段ヒット魔法や広範囲を攻撃できる魔法で敵グループを一掃するとかなり爽快。
○やりこみ要素。エンディングを見た時点では、まだ多くの要素が隠れている。とはいっても膨大な量ではないので、程良く遊べる。
悪い点
△グラフィックが全体的にさびしい。 これは と思うようなオブジェクトや表現がない。
△序盤のストーリーがややダラダラ。中盤はなんだかありがち。シナリオによってはなんだか趣旨が違ってきていないか?と思えるものも。 (それでも9点なのは、(選択肢で)予想外な展開に進むため)
△文字(ルーン)の激減。DS版では属性は6つ、それぞれに3種類のルーンがあったことを考えると、今作ではルーンが激減したことになる。魔法の個性が強くなったのは事実だが、それでも似たり寄ったりなものは存在しているので、ルーン激減と合わせて物足りない感じがある。(といっても今作の全魔法を把握するのも無理なので、丁度いいと言えば丁度いい)
△音楽は、場の雰囲気には合ってるし、ファンファーレは良くできていると思うが、耳にはあまり残らず、フルオーケストラの曲と比べるとかなりこじんまりとしている。
△「キャラクターのレベル」の概念が無くなった。魔法レベルはあるのだが、戦いによるキャラ強化ができない。これにより戦略がより重視されるため、ゴリ押し派の方がプレイする場合、どこかで詰まる可能性がある。(戦略重視という傾向は、このゲームがシミュレーションなのだから悪いことではない。ただ、様々な人がプレイしてクリアできるか となると、少々問題があるだろう)
△一部のルーンが、妙に読み取りにくい。(M字のルーン)
△登場人物のグラフィックのバランス。顔グラフィックはどのキャラも問題ないが、一部のキャラの歩行グラフィックがアンバランスに見える。また、主人公の最終的な服装がどうも気に入らない。
評価
前作と比べると、魔法が激減したものの、戦略性の強化、魔法の個性の強化、ゲームの動作の強化がされているため、快適さ、個性、爽快感はだいぶ良くなりました。難易度に関しては、負けても原因がわかるというのがとても良く、今作は総合的に見ると良作と言えると思います。ただ、シナリオは今後の課題になると思います。
追記 エンディングを見た後、さらにしばらくプレイした時の感想
※ここからは若干のネタバレを含みます。
 魔法の個性が強くなった と記入しましたが、探してみると、効果は異なるけれど傾向として似たり寄ったりのものは多く見られました。また、パッケージには魔法は100種類以上と書かれており、ボリュームを感じる方もいると思いますが、それらはトリプルーン(文字三つ重ね)で無理矢理嵩増ししただけという印象を受けました。また、クリア後のおまけシナリオがどうも蛇足な感じが漂っており、さらにこれらのシナリオ一個一個がかなり小粒で、物足りなさ、消化不良感を感じました。やはり課題はシナリオでしょうか…

クロスレビュー

平均

7.8
Wiiリモコンで、多彩な種類の”ルーン(魔法文字)”を描いて敵を倒そう。リアルタイムで刻々と変化する戦況を分析し、味方部隊の指揮もしつつ勝利を目指すのだ。
発売日
2009年05月21日
価格
5523円 [税抜]
対応機種
Wii
ジャンル
アクション
メーカー
任天堂
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