行えるアクション自体は、ジャンプや壁を上るなどシンプルなもののみだが、難所が連続するステージをどうやって進むかを考え、実践するのは熱中できる。シナリオが凝っていて、困難を突破していくプレイ感と、それにリンクするような物語の見せかたもすばらしい。“死にゲー”としてのレベルデザインが丁寧なうえに、幅広いプレイヤーが楽しめるようアシストモードも用意されているのがグッド。
週刊ファミ通1637号より
フィールドごとの解法をマイペースに探し出すパズルアクションかと思いきや、立ち止まって考える余裕すら与えられない場面が少なからず用意された、マッチョなジャンプアクションです。その一方で、エアダッシュを連発するだけで物語を追えるヌルゲーにまで改変できるアシスト機能も完備。やや過剰な救済策を、逆に発奮材料にできる人ほど、本作の攻めたゲームバランスの妙を堪能できるでしょう。
週刊ファミ通1637号より
世界的に高い評価を得ている作品で、その価値を見出せるプレイヤーも大勢いるはず。ですが、筆者のように、難しさに登山を拒まれた気持ちになり、冬山のきびしさを乗り越えた先の境地に至れない少数派もいるかと。とは言え、即リスタートできたり、アシストモードがあったりと、シビア一辺倒でない点には好感。空気の温度まで伝わるようなサウンドや、ドット絵が構築する世界にも魅了されました。
週刊ファミ通1637号より
ジャンプと壁を上る操作だけで、断崖絶壁が行く手を阻む美しいステージを乗り越えていく。トライ&エラーを重ね、身体で覚えていくタイプの作品で、そびえる山の如き高難度。だが、“エアダッシュ”の気持ちよさを始めとする操作感と、基本は1画面内での進行で、何度もリトライできる手軽さで、絶妙なバランスに。ハイキングでは決して味わえない、雪山登山的な困難と圧倒的達成感を求める人ならぜひ。
週刊ファミ通1637号より