力の入ったストーリーと各種演出が秀逸で、先の展開が気になる作り。日本語音声による臨場感溢れる雰囲気もよく、それらがうまくプレイのモチベーションにつながっている。西洋のスプラッター表現と東洋の心理的な恐怖が上手にミックスされた、バリエーションに富んだホラー描写も◎。パズル要素もあるが、基本は逃げ回って隠れるだけなので、それがずっと続くと、ちょっと息苦しく感じることも。
週刊ファミ通1594号より
ホラーハウス的に、つぎつぎと驚かしにきてくれるのが好印象。タイ発の作品とのことですが、吹き替えもバッチリで違和感なく入り込めると思います。アイテム管理がなく、進行パートごとに探索範囲をそれなりの広さで区切ってくれるので、謎解きなどが非常にスムーズに行えます。ステルス要素が強く、かなりの緊迫感が味わえる反面、最後の最後まで敵に抗う術がないのがけっこうもどかしい。
週刊ファミ通1594号より
悪霊から逃げ隠れしつつ探索を進めるプレイの構造はシンプルだが、恐怖を煽る演出が巧みで、本格的なホラーの空気感にゾクゾク。VRモードは没入感が高まることで、怖さが倍増する。VR酔い対策として、視点を一定の角度ごとに動かせるのはありがたいけど、移動時に視界が狭まる設定も可能だとなおよかった。続編ありきで、ストーリーが未完で終わることについては、すっきりしない人はいると思う。
週刊ファミ通1594号より
ジワジワと恐怖が募る演出はジャパニーズホラーと同じスタイルだけど、祭壇やお経などにタイらしさを感じる。日常にある物や、音の使いかたが巧妙で、思わず声が出てしまう場面も。VRではより暗闇が強調されるようで、怖さも倍増。日本語ボイスも没入感を深めてくれる。ひねりのある謎解きや焦る展開、死んで覚える部分もあるが、リトライが早くて快適。物語は続きが気になってモヤモヤするかな。
週刊ファミ通1594号より