アルバスティア戦記(PS4)のレビュー・評価・感想情報

ケムコが得意としているスーパファミコンテイスト溢れるRPGのひとつですが、100人以上のキャラを仲間にできるのがポイント。世界のあちこちで仲間が見つかるので探索するのが楽しいし、最大13人によるバトルもにぎやかでグッド。バトルに参加していない仲間が、戦略会議で間接的にパーティーをサポートできるシステムもおもしろい。やり込み要素も充実しており、価格以上に楽しめる良作です。

週刊ファミ通1572号より

粗いドット絵のほか、サウンドもレトロ風で全体的に少々チープな作りだが、仲間が続々と増えるのは楽しく、チームを作って戦うのは見た目にもユニーク。仲間が加わる流れはあっさりで、個性や思い入れなどは薄くなりがちかな。仲間のスキルを活用して戦略を練るのがおもしろく、戦闘毎に使用回数が回復して気軽にスキルを使えるのもいいね。妹が主人公である兄を慕う描写は、苦手な人はいそう。

週刊ファミ通1572号より

1回の戦闘ごとに全パラメータが回復する仕様により、リソース管理の比重は低め。マップの構成も比較的素直で、“RPGを遊んでいる感”をイージーに味わえます。ドットキャラの演技＋長文テキストで表現されるストーリーや、キャラの相関関係は、感情移入するのが少し難しいかも。そのかわり、大量の仲間キャラ集めや、各キャラの配置＆組み合わせに、とことんこだわれるようになっています。

週刊ファミ通1572号より

村人から日用品まで、個性的な仲間に多数出会えるのが探索の楽しみに。名簿を眺めるだけでも充実感が味わえますが、戦闘に参加しない仲間を活かす場も用意されていてうれしい。移動や戦闘などをサクサク進められるシステムまわりは快適ですが、町中で思い通りの位置に止まりづらいのと、戦闘のたびにロードが挟まるのは、うっとうしさも感じます。スマホ版は基本無料ですが、この価格なら納得。

週刊ファミ通1572号より