馬どうしの“ライバル対決”が追加され、これまで以上に短期〜中期的な目標が明確になり、遊びやすくなった。また、“絆コマンド”によって人どうしのドラマ性および、馬主としての戦略性がアップしたのは魅力的。他方、根幹となるベースはさほど変わらず。遊びの多様性はあるけれど、チュートリアルやUI含め、やや地味な印象も。ファンは安心して楽しめる反面、情報量の多さで初心者は煩雑に感じるか。
週刊ファミ通1581号より
グラフィックが向上し、よりきれいな画面で馬主生活が楽しめるようになったのがグッド。ライバル対決や絆システムの搭載も、イベントを盛り上げるいいスパイスに。基本的な内容としてはいつもの『ウイポ』で、安心して遊べるし、安定のおもしろさでファンを満足させてくれます。ですが、欲を言えば、5年ぶりのナンバリングの新作なのだから、もっと大きな変化や進化が欲しかったという思いも。
週刊ファミ通1581号より
ライバル対決をフィーチャーした作りが、馬主ライフをドラマチックにしてくれる。レース中に対決を盛り上げる実況が入るのも○。演出面だけでなく、ライバルとの勝敗が馬の成長などにも影響してくるので、自然と熱が入ります。人馬の絆を表現しつつ、攻略の鍵となる“絆コマンド”のシステムもグッド。『8』のシリーズであった、3D化された牧場を眺められる演出がなくなったのは寂しいかな。
週刊ファミ通1581号より
ライバル馬の登場により、対決に勝つという身近な目標ができることで調教にも熱が入る。勝負に負けても、有名馬と渡り合えたことが手応えとモチベーションにつながるね。人々との交流で獲得する“絆コマンド”は、初心者にもとっつきやすくていい。回数制なので使いどころは悩ましいが、その先のスケジュールを意識するきっかけにもなる。覚えることは多いが、プレイ評価システムもよい指針に。
週刊ファミ通1581号より