スピンタイヤ：マッドランナー(PS4)のレビュー・評価・感想情報

苦戦しながら悪路を突破するという、特殊なシチュエーション体験を楽しむことを目的とした、ニッチなソフト。ほかのドライブゲームとは異なり、爽快感はあまり得られないけれど、コツコツと道なき道を開拓しながら地図を完成させる行為によって、不思議な達成感が得られます。各ミッションをクリアーするためにかなりの根気が必要になるのと、淡々とした展開が多いところは、好みが分かれそう。

週刊ファミ通1551号より

悪路を突破し、丸太などを運搬するというマニアックな内容が魅力。デフロックや全輪駆動の切り換えのほか、ウインチを活用したりして、ぬかるみを切り抜けていくのは、操作する手に思わず力が入る。ただ、一般的なクルマを運転するゲームのような気持ちよさはなく、達成感もじんわりと味わうタイプ。マップのルートの設定時や、“高度な機能”を使うときの操作性など、UIは改良の余地あり。

週刊ファミ通1551号より

オフローダーのカタログで目にする渡河性能や登坂性能を存分に味わえる体験が新しい。タンクローリーや軍用車など、何種類もの特殊車両を操縦できるのにもロマンがある。広大なマップで悪路を走破し続けるのは辛い時間帯もありますが、アクシデントが発生してもウインチで脱出できるのでくじけません。いつでも中断できるのも◎。狭い空間での“チャレンジ”もあり、操作に慣れる修行を積めます。

週刊ファミ通1551号より

ダートの多くがぬかるんだり、倒木、岩場があったりと、悪路全開。全輪駆動や、クルマをワイヤーで引っ張るウインチを駆使して乗り越えるところに、他のクルマゲーにない唯一無二のおもしろさがある。夜の暗闇感も半端ない。爽快感よりも、障害を乗り越える“達成感”こそが本作の魅力。マップ作成や、新たなトラックの発見などの探索要素は、移動速度が遅いため、ステージが広くなるほど過酷に。

週刊ファミ通1551号より