クロスレビュー
ゲームのシステムはシンプルだが、どのルートを通ってどう列をつないでいくかという奥深い戦略性が楽しめる。描き込まれたドット絵、キャラたちの動き、そしてBGMなど、全体的にセンスが光る作り。さらに、使用するのはLRボタンのみという絞り込まれた操作性と、それを活かしたインターフェースデザインがすばらしく、手触り感は抜群。単純だけどなかなかやめられない、不思議な心地よさがある。
週刊ファミ通1528号より
周囲の客を踊るダンサーがノリノリにさせ、列を長くしていくゲームデザインや、オートで前進するダンサーの操作をLRボタンのみで行う仕様が独創的。尖った作品が多かった、1980年代のアーケードゲームを想起させます。コンボを決めると回復できるが、なくなるとゲームオーバーになってしまう“モメンタムバー”の減りが早く、ゲームの難度はやや高め。8種類のルールでのマルチ対戦もおもしろい。
週刊ファミ通1528号より
曲がる方向をふたつのボタンを使って調整し、ぶつからないように踊りながら人のまわりを通って行列に加える、という単純明快な内容ながら、なかなか夢中になれる。制限時間のような“モーメンタムバー”の減り具合がややシビアにも感じるが、行列を延ばして多くの人をコンボに巻き込むのは気持ちいい。マルチプレイも複数のモードがあって楽しめるが、モード選択前にルールを確認できるとよかった。
週刊ファミ通1528号より
ダンスフロアを練り歩くという発想がおもしろい。ステージごとに変わる楽曲も、ノリノリですごく楽しい。移動はオートで、方向を決めるだけの簡単操作だけど、客に接近しつつ、ぶつからないようにすり抜けていくのは手に汗握るね。客たちも個性豊かで、どんどん行進に加わるのがうれしい。客の属性やコンボを狙ってルートを探る戦略性も。ステージクリアー後に、唐突に始まるミニゲームも愉快です。
週刊ファミ通1528号より
クロスレビュー