舞台である1986年当時の、映画やアニメなどのオマージュが随所に盛り込まれた演出は、わかる人ならニヤリとするはず。ややお使いゲーム的ではあるが、5人の仲間たちの冒険感が上手に表現されているし、謎解きもシンプルながら、アクセントとして良好。幽霊や、タイムマシンなどのSF要素の詰め込みかたが無造作で、物語のテーマ性がちょっと曖昧な感もあるが、ごちゃ混ぜ感を含め楽しめるなら◎。
週刊ファミ通1526号より
年代設定や、5人組の少年少女がある出来事をきっかけに事件に巻き込まれる展開は、まるでスピルバーグ監督の映画のよう。ドット絵によるグラフィックが懐かしさを感じさせてくれる点や、キャラを切り換えながら、それぞれが持っている能力を駆使して道を切り拓く仕組みもいい。マップ上で、行ける場所とそうでないところがちょっとわかりにくいのと、体力の回復手段が少ない点は気になりました。
週刊ファミ通1526号より
昔の映画で見たような、1980年代のアメリカのイメージを醸し出す世界観や、5人の少年少女が協力して冒険する、ジュブナイルものの空気感がステキです。キャラごとにできることが異なり、切り換えながら進む仕組みは楽しく、アクションや使い勝手のバランスもいい感じ。体力の回復手段が限られていることと、セーブの際に、各スロットに保存されたデータの詳細が見られないのは、残念に思えた。
週刊ファミ通1526号より
1980年代のアメリカの雰囲気を見事に描いたドット絵には目を見張ります。とにかく綿密で、細かい部分にもネタがたくさん。映画『スタンド・バイ・ミー』や『E.T.』などを思い出させるストーリーもステキで、日本語訳のテキストもバッチリ。5人を切り換えて解く各種の仕掛けは、中盤から歯応えが増し、アクションが難しいところもあるかな。フィールドに、もう少しセーブポイントがあるとよかった。
週刊ファミ通1526号より