フルメタル・パニック！ 戦うフー・デアーズ・ウィンズ(PS4)のレビュー・評価・感想情報

プロローグで原作冒頭のエピソードを描いたり、用語集で専門用語の解説が読めるなど、アニメ4期からファンになった人でも入り込みやすいのがいい。原作とは異なるifの物語を見られるのも、楽しみに。UIのデザインのほか、戦術パートのグラフィックや演出は、やや垢抜けない印象。また、戦闘演出をスキップした際、ダメージの表示などが欲しかった。武器をスムーズに選択できる仕組みは○。

週刊ファミ通1538号より

原作のエピソードを追体験することも、ifの展開を楽しむこともできる、物語を軸とした構成がうれしい。イベントシーンは動きこそ控えめですが、声優陣の演技が彩りを添えています。戦闘はビジュアル面も含めて、リアルにもデフォルメにも寄りきれていないのが惜しい。アニメを飛ばすと結果がわかりにくいなど、少々不便な点も。オペレーターの育成や、搭載する装備のやりくりには夢中になりました。

週刊ファミ通1538号より

原作のラストまで遊べるうえに、“if”の展開が楽しめるのは◎。“if”の内容もとあるキャラが活躍したり、“笑撃”のラストを迎えたりとバラエティーが豊か。ルート分岐の条件がわかりやすいのも、プレイヤーにやさしい。戦闘は、敵がやや硬いと感じたものの、味方の強化が進むと一撃で倒すこともでき、爽快感が増して好印象に。正直、戦闘のON／OFF機能は欲しかったが、必殺技の演出は見応え十分。

週刊ファミ通1538号より

原作未読だが、息を突かせぬ物語展開とそれにともなうバトルで、物語世界に自然と没入。行動順を採用したバトルは、搭載武器の重量や、弾切れの武器を捨てて自機を身軽にする要素が独自の戦術をもたらす。自軍は少数精鋭だが、主人公機でなく量産機で出撃できる“縛り”プレイで手応えを高めることも。部位ダメージが戦術的に重要な要素だからこそ、戦闘スキップ時でも、その場で確認したかった。

週刊ファミ通1538号より