クロスレビュー
フレームレートの向上を始め、“ルーキーズカップ”や“マネージャーモード”の追加、e-Sportsへの対応など、進化ポイントは地味ではあるが確実。グラフィックは、昨今のほかのレースゲームと比べると、空気感がもうひとつで、とくに遠方の物が比較的はっきりと表示されるため、CGっぽさが強く感じられたのは残念。“キャリアモード”で、コースごとに各国の実写ムービーが挿入される演出は好印象だった。
週刊ファミ通1504号より
バイクゲームというジャンルはマニアックになりがちだけど、“Moto3”など下のカテゴリーからプレイさせることで初心者でも遊びやすくしてあるのはいいですな。自分がよく中継を見てみていたころの、往年の名選手たちが多数登場するのもうれしい。最近流行のライディングテクニックである肘すりなども採用されていたりと、年々進化し続けるMotoGPの空気感をしっかり取り込んでいる印象。
週刊ファミ通1504号より
フロントとリアのブレーキの使い分け、カウルへの潜り込みなど、バイクの操縦を再現し、繊細な操作が要求される仕組みが楽しい。レースにのみ集中できる“選手キャリア”のほかに、収入やコストを考えながら、マシンやメンバーを管理し、チームの評判に気を配る要素などもある“監督キャリア”モードが追加されたのはナイス。ただ、演出が簡素で進行が淡々としていて、ちょっと味気ない部分も。
週刊ファミ通1504号より
現役ライダーだけでなく、中野真矢など過去の有名選手も登場するのは感激。アンロック条件が選手ごとに異なるので、レースを戦うモチベーションにもなります。和訳がわかりづらく、戸惑う質問もありましたが、ガイドつきセッティングは便利。グラフィックは、ちょっと古さを感じてしまうというのが本音です。バイクならではの、人馬一体のダイナミックさがいまひとつ伝わってこないのも惜しい。
週刊ファミ通1504号より
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