クロスレビュー
独特のグラフィックセンスが秀逸。ドット絵だが、演出や見せかたが凝っていて、何とも言えない独特のサイコホラー感が漂う。細部まで描き込まれたマップデザインもすばらしく、アイテムを探すためにさまざまな場所を徘徊するのが楽しい。さらに、謎解きとステルスアクションのバランスもよくて、やり込み甲斐あり。いわゆる“初見殺し”も多いけれど、何度もくり返しチャレンジしたくなる魅力がある。
週刊ファミ通1490号より
敵に見つからないように行動するステルス性、見つけ出した子どもを誘導する戦略性、懐中電灯の電池や銃の弾といった消費アイテムをやりくりするマネジメント性など、いろいろな要素が盛り込まれた意欲作。ドット絵の雰囲気も魅力的で、惹き込まれます。ただ、手順に沿って進めていかないとゲームオーバーになりやすく、セーブをするのにアイテムが必要だったりと、難度が高め。遊ぶ人を選びそう。
週刊ファミ通1490号より
暗闇での探索と、敵に見つからないように光と音に注意しつつ、子どもを誘導するのは、緊張感がある。即死トラップが随所にあり、くり返し死んで覚えるタイプの作りなので、プレイには根気が要求される。ただ、どこでもセーブが可能なので、少しずつでも地道に進められるのは救い。見た目のおかげで、グロさやホラー感はそこまで強くない。価格がもうちょっと抑えめだと、満足度はより上がったかと。
週刊ファミ通1490号より
ドッキリさせられるホラーハウス的な怖さがありつつ、敵に見つからないよう仕留めるステルスアクションのドキドキ感も味わえる。各ステージは細部まで描き込まれていて、仕掛けや罠などが逆にやや見づらかったりもするが、おどろおどろしさがたっぷり。登場する敵も、強烈なキャラばかりだが、ときおり行動がおかしくなる場面があるかな。誘拐犯を憎むあまり、どこか狂気がにじむ主人公も怖い。
週刊ファミ通1490号より
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