クロスレビュー
メインのターゲット層が小学生中・高学年のため、出されるヒントこそ多いものの、謎解きアクションとしての作りはしっかりしている。そのため、原作ファンはもちろん、それ以外の人も楽しめる良作に仕上がっています。キャラの滑らかな動きや、怪盗ギミックを活かした数々の仕掛け、凝った演出など、見どころも多数。3D Sの本体機能を使った要素もあり、久しぶりにマイク機能を使いました(笑)。
週刊ファミ通1385号より
イメージガムやトランプを使ったアクションは、怪盗らしさがよく出ているし、操作感も良好。謎解きは、やり応えがありつつ、“ジョーカーヴィジョン”で周囲を調べるとヒントが得られ、こまめに確認することで解けるバランスになっているのがいいね。ステージ中、アクション要素が強めの箇所や、謎解きに比重を置いた場面があるなど、メリハリがあるのも○。ステージ数がもっと多いと、なおよかった。
週刊ファミ通1385号より
ゲーム自体は、華のある新キャラクターとのエピソードを軸とした、初回プレイ時のインパクト重視の構成。フィールド構造を把握しつつ謎解きをこなす過程で、メタレベルでの解決法を自然に実践できるのがいいですね。敵のセンサー性能がいまひとつ把握しにくいものの、各ステージの難所を、より安全かつ“省エネ”にやりすごす方法を探すことにおもしろ味を感じられれば、やり込み甲斐は十分です。
週刊ファミ通1385号より
パッと見から受ける印象を上回るデキのよさ(失礼!)。謎解き用のヒントが親切すぎるのに比べて、アクション面での救済措置が少ないのはアンバランスに感じましたが、頭と指先の両方を使うことが要求されるステージ構成は、よく練られています。ちょっとレトロなテイストも、作品の雰囲気にマッチしていて好感。道具の切り換えや情報確認など、下画面を活用してゲームを進めていくのが楽しいです。
週刊ファミ通1385号より
クロスレビュー