クロスレビュー
アドベンチャーモードは、正面向きのキャラが少し表情を変えて会話するだけと、演出的に寂しい。カードファイトのチュートリアルは、親切な反面、説明が長いためやや煩雑な印象。なかにはわかりにくい言い回しもあり、ルールを覚えるまでがたいへん。カードファイトそのものは、戦略性も高くてやり込み甲斐があるが、カード情報の視認性やデッキ編集のやりやすさなど、改善が望まれる部分も目立った。
週刊ファミ通1375号より
膨大な数のカードが収録されており、いろいろな戦術を考えながらデッキを構築するのに夢中になれる。モンスターや魔法のカードのほか、必殺技を使って豪快に相手にダメージを与えたりもできるファイトが熱い。1ゲームがサクッと終わるバランスなのもいいね。相手のターン中でも発動できる“対抗”(カウンター)はおもしろい要素だが、行動のたびに使用の確認が入り、テンポが損なわれる点は惜しい。
週刊ファミ通1375号より
原作のカードゲーム自体に多くの要素があるので、チュートリアルが長め。初心者にはうれしいけれど、なかなか物語が始まらないので、もう少しコンパクトにまとまっていてもよかったかな。レシピを読み込むと簡単にデッキが組めたり、アドバイスがあるのはいいね。慣れてくると、駆け引きがおもしろくなってくる。ただ、序盤の大会でも相手がなかなか手強いので、難易度変更の誘導などがあれば。
週刊ファミ通1375号より
それなりに複雑なカードゲームのルールを矢継ぎ早に叩き込まれるチュートリアルは、情報量が多すぎて、正直なところ、ややオーバーフロー気味。ストーリーに折り込みながら、もう少し段階的に教えてもらえたら、ルールを知らない初心者でもより楽しめたと思う。実際のカードゲームで使えるライフカウンターが搭載されており、すでに遊んでいるファンにとってはいいシミュレーターになりそう。
週刊ファミ通1375号より
クロスレビュー