クロスレビュー

平均

8.5
幻の島アヴァロンの伝説を解き明かすため、冒険者が集う街を拠点に、前人未到の地を冒険。武器や体術のほか、精霊の力を借りてモンスターを倒しつつ、島の深部を目指す。
発売日
2015年01月22日
価格
5980円 [税抜]
対応機種
3DS
ジャンル
RPG
メーカー
フリュー
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レジェンド オブ レガシー(3DS)のレビュー・評価・感想情報

ローリング内沢
ファミ通公式 3DS
8

全体的に丁寧な作り。未開の地を探索するという演出上、最低限の説明のみで若干わかりにくい部分もあるけれど、それも含めて楽しめるような構成。1990年代のR P Gのような雰囲気とゲーム性で、遊びながらいろいろな謎を解明していく達成感が味わえる。シンプルながらも戦略性の高いバトルは、遊び応えがあるが、敵とのエンカウントが比較的多めで、地図作りがちょっと作業的に感じる面も。

週刊ファミ通1363号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式 3DS
8

フィールドは、自分の足で歩いてみて初めて周囲の様子がわかる仕組みなので、未開の地を踏破する気分が味わえてワクワクする。近づくと木々がぴょこぴょこ飛び出る演出なども、見た目に楽しい。キャラのボイスがなく、プレイヤーが想像力を膨らませて没入しやすい作りになっているのも、いい効果をもたらしている。戦闘は尖ったバランスで歯応えがあるが、盾役がガード一辺倒になりがちな印象も。

週刊ファミ通1363号より

梅園ウララ
ファミ通公式 3DS
9

王道だけど、革新的な作品。フィールドを歩き回って地図を作ることに、いつの間にか夢中になる。歩くと、周辺の木や遺跡が飛び出す絵本のようにポコポコ出現するのも見ていて楽しいし、音楽や語りが没入感を深めます。キャラごとに、手掛かりに対する反応が異なるのもいいね。バトルは、フォーメーションを切り替えたり精霊を呼んだりと、戦略を練るのが楽しい。とくに、精霊の奪い合いは白熱。

週刊ファミ通1363号より

ツツミ・デラックス
ファミ通公式 3DS
9

“カートグラフ”システムによってニョキニョキと現れるフィールドは、新鮮なだけでなく、シンボルエンカウントの敵キャラが見え隠れするので、一定の緊張感が生まれるのがいい。あえて説明しないことで遊び手の興味をそそるという演出は、もどかしさもなくはないが、手触りのよさもあって楽しめる。さまざまな発見や憶測が、プレイヤー間で飛び交うことを織り込んでいるという意味でも興味深い。

週刊ファミ通1363号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。

しゅくりむ
3DS 2016-12-08 23:42:40投稿
6

良かった点
キャラクターがかわいくてグラフィックも結構きれいです。
背景とか雰囲気でていますし、各エリアでのオブジェがヒョコヒョコでてくるのは楽しいです。エリアは狭いけど、この先に何が出てくるんだろう?という期待が膨らみます。
アイテムが拾えるキラキラや宝箱、調べられるオブジェが出た時に効果音が鳴るので、それらを見逃さずに済むのはありがたいです。
覚醒や術を覚えるのが楽しい。
精霊術の駆け引きが面白い。
音楽がなかなかいいです。
クイックセーブ!これ重要。

悪かった点
戦闘バランスが悪く大味。
技や術が地味。
ストーリーが物足りない。
宣伝の仕方が嫌(買う前から気になってた)

総評
ます最初に。。。
当たり前ですが。。。


サガじゃない!!


まぁ、サガだったら色々問題ありますが。

でも言ってはいないけど、ロマンシングサガ意識しているんでしょうね。

サガを目指したけど及ばなかった印象です。

ゲームの面白みは、経験値の無い成長、技の覚醒、そして探索。
サガの代表する部分です。

サガのような地域ごとの展開で世界の流れを垣間見るストーリーとそれを好きにこなすフリーシナリオもなく、ただ一本のまっすぐなストーリー。主人公が複数いる理由もほぼなく、ちらっと世界を広げようとはしてるけどそれだけ。ただ、Aボタンを押す、などの表記は一切無く、ゲームの世界観で操作のヒントを出すとこは好きです。ただわかりにくかったです。

オリジナルの精霊術の駆け引きも最初は面白かったけど、1ターン目は1人は呼びかけ、もう一人はガード、もう一人が自由行動。作業が決まっていてだるい。
しかもやたら敵数が多くダメージも高いので、最初で勝つか負けるか決まってしまう。
歯ごたえのある雑魚戦という割りに大雑把です。
術も契約の奪い合いのせいで雑魚戦ではあまり使い物にならない。
なにしろ自分は、契約で1ターン術の発動で1ターンと手間がかかるのに、敵は契約と発動が同時に行える。しかも数がいっぱいとか。もう契約狙う気になりません。
敵の精霊への営業活動うますぎます。賄賂渡してるんでしょうか?
攻撃も全体攻撃バンバン来るのに全体回復は使えない。
水の契約でターン終了時にわずかに回復するくらい。
面白いシステムだけど、面倒なだけのシステムになってるのが残念。

複数主人公なので周回プレイ前提かとおもいきや、あまり引継ぎがない。一部アイテムが掘り出し物として売り出され、ラスボスで変化を起こせるくらい。
クリア特典としてイラスト変えたり音楽聞けたりはありますが。。7人クリアで音楽きけるとはいえ、、もう気力はない。


でも、マップを埋めるのは楽しいし、飛び出すオブジェは先に何が飛び出すかワクワクがある。マップを売れば攻略難易度下がるし進めやすくもなる。アイテムもキラキラや敵からドロップがなくても交易でなんとかなるし、精霊の契約での聖杯を使いこなすと術の効果も合わさり戦闘も本当に楽しい。
レベルがなく、自分の強さに比例して敵が出ないからこそバランスが悪くなったのでは?とも思ってしまう。

もっと時間をかけてじっくり作れたら良作だったかもしれない。
RPGの面白みを染み込ませる時間が足りなかった。でも、つまらなくはなかった。


なのでアライアンスアライブも買います!!期待してます!!

ライブアライブ、、、じゅあないよね?

トットテルリ
3DS 2015-02-01 04:18:44投稿
5

良かった点
•バトル
精霊との契約、ポジション、フォーメーションなどの要素を詰め込んだバトル。
難易度も良い意味で高く感じられ、序盤〜中盤までは楽しめる。


•細かいチュートリアルの無さ
昨今のゲームが細かすぎるチュートリアルなどでテンポが悪くなる中、わりと『プレイヤー自身で見つけろ』という良い意味での不親切さ。


•スタートボタン押すだけでスクショが撮れる。
3DSのゲームは、とにかくスクショが撮りづらい。しかし、このゲームはボタン一つで撮れるので快適★正直、全てのゲームにこの機能をつけて欲しいほど。


基本的にはバトル好き+やりこみプレイヤー向け(技の収集や、アイテム集めなど)です。ストーリー要素は期待しない方がいいです。

悪かった点
•バトルバランスの悪さ
楽しめたのは序盤〜中盤。あとラスボス戦のみ。

普通のRPGが、ゲームのシステム理解がなんとなくでもクリアー出来るのに対して、このゲームはゲームのシステム理解を確実に求められる。そしてゲームのシステム理解をしてしまうと、途端に楽勝になる。
ラスボス以外のボス戦は、戦闘の8割以上がAボタン押しっぱなしで眺めてるだけ。ラスボス戦ですら戦闘の半分近くはAボタン押しっぱなし。

本来ならば『ゲーム理解をした上で歯ごたえのある難易度』というのがこのゲームには望まれる。
つまり、強制的にゲーム理解を高めさせるゲームバランスのくせに、そこまで行くと難易度がヌルすぎるというめちゃくちゃなバランス。
せっかくのフォーメーションやポジションが何も意味を成さなくなる。


•なんか未完成っぽい
謎の仕様が2点。

ラスボス撃破後に、褒美として1万ものお金が手に入るが、特に買うものもなく、尚且つ二週目の引き継ぎにはアヴァロンの書以外は引き継がれないので、お金もアイテムも技もリセットされる。

次に、クリアー時点でのゲーム内日数が表示される(おそらく宿屋に泊まった回数など)。
これが何を意味するのか。エンディングに分岐が出来るのか。さっぱりわからない。意味を成していないと仮定すると、なにかしら盛りこもうとしてそのままになってしまったのか?

総評


クリアー時間は21時間30分ほど。
カエルとオーウェンがHP390ほど。ビアンカがHP340ほど。
ちなみに火の精霊術はカエルが一つ覚えただけで全く使わず。風と水の精霊術の一部だけあればクリアー可能。



まず言いたいのは、このゲームを『人を選ぶゲーム』という言葉にするのだけは絶対に認めない。

序盤〜中盤までプレイした感想は『人を選ぶゲーム』とあたしも思ったが、実際にクリアーしてみればただの言い訳でしかない。




不可解な点を悪いところで挙げていたが、ここから推察するに『本来もっと開発期間と予算があればもっと良作に出来た。最終的に未完成品を世に出した』という風に感じた。


パッと見の難易度の高さに騙されそうになるが、フォーメーションは三人ともガードにして、サブウェポンに盾。契約は水と風のみ。
1人はガード。1人は常に水の契約をつかう。残り1人がガードポジションのまま自由行動。

内訳を説明すると、そもそもガードポジション以外では被ダメがデカすぎる。
水の契約を取られるとボスが回復するので絶対に取られてはダメ。そして自陣の契約内に水があれば毎ターンHP回復。
他にも場の精霊の強さが水になると術の威力が減って被ダメが減る。
1人がガード役をすれば物理攻撃の被ダメが減る。

これだけ被ダメを減らせれば、ボスから受けたダメージはほとんど水の契約の自動回復で補うことが出来、あとは自由行動のやつがボスを削るだけ。


そもそもこのバトルバランスの問題は、ガード以外のポジションの受ける被ダメが大きすぎる。
ドラクエ6などで言うと、常に『すてみ』の特技を使っている状態。ガードポジションにいて初めてまともなRPGのダメージになる。


加えて、味方に回復魔法的なものが単体のみしかない。
雑魚敵もボスも平気で全体攻撃を連続で繰り出してくるため、まともにやっては回復量が追いつかない。


ガードポジション以外でまともに戦う場合は、途方もないレベル上げが必須。20時間で終わるゲームをそのためだけに30時間も40時間もプレイするのは苦痛以外の何物でもなく、純粋なやりこみプレイヤーならばともかく、普通に考えればバトルバランスの調整不足でしかない。
(そのやりこみ要素で得た物すら、2週目に引き継がれないので、全ての主人公をクリアー目指すのであればやりこむ意味があるのだろうか?)



せっかくのフォーメーションやポジション、精霊の取り合いなどの面白い要素があるのだから、例えばボスが強制的に毎ターン回復するので、防御よりも攻撃重視が必要なボスとか。
他にもあるフォーメーションやポジションで回復魔法がパーティ全体に及ぼされる。状態異常に強くなるなど、素人考えではあるが、もっと幅の出る戦い方にやりようがあったんじゃないのか?と感じてしまった。



厳しい見方をしてしまったのは、タイトルの通り、バトルのアイディア自体はとても面白いと思ったからだ。


バトルバランスの調整、引き継ぎ機能の見直し、キャラクター毎に固有のストーリーを作るだけで今年を代表する一本になったと感じる。


加えて、好きな装備や覚醒システムで技を覚えて行く仕組みは『プレイヤー毎に異なるゲーム体験』という、あたしの好みどストライクな仕組みになるはずで、とても惜しい作品になってしまったことが悔やまれる。
(現状は前述したように、ガードポジション3人のフォーメーション以外を選ぶメリットがなく、何回やろうとも同じような構成を選ぶだろう)


その良い部分と悪い部分を考えて、レビューの点数としては50点としました。


せっかくの新規のRPGで名作になる可能性があっただけに、これを安易に『人を選ぶゲーム』という言い方一つでまとめてしまうのだけは絶対に認めません!

ろんど
3DS 2015-01-31 10:41:26投稿
8

良かった点
まだプレイし始めたばかりだが、浜渦正志の音楽の良さがゲーム全体の質を支えている。また、視野の広がりを表すべくニョキニョキ出て来る木々や岩は、ダンジョンRPGの“フィールド化”の試みとして興味深い。

悪かった点
パーティ変更が活かしにくいかもしれない。私は主人公はミュルスにして、残り2人はずっとビアンカとガーネットで進めている。一度、ガーネットの代わりにエロイーズにしてみたが、うまく使いこなせなかった。

総評
キャラデザインや町が『ブレイブリー・デフォルト』と似ているため、従来のコマンド式RPGを期待させるせいか、ストーリーのなさに戸惑いを感じるかもしれないが、短い時間に少しずつ進めるプレイスタイルが似合うゲームだと思う。難易度は高めだが、きちんとシステムを理解すれば、けっこう楽しめる。

クロスレビュー

平均

8.5
幻の島アヴァロンの伝説を解き明かすため、冒険者が集う街を拠点に、前人未到の地を冒険。武器や体術のほか、精霊の力を借りてモンスターを倒しつつ、島の深部を目指す。
発売日
2015年01月22日
価格
5980円 [税抜]
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ジャンル
RPG
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フリュー
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