クロスレビュー
個性的なキャラたちがくり広げる、にぎやかでテンポのいい掛け合いは、見ていて楽しい。コメディー成分が多めだが、シリアスな場面や緊張感のあるバトルなどが織り込まれ、メリハリのある展開なのが○。戦闘時などに入るアニメーションやカットインの演出も、気分を盛り上げてくれる。タッチで各種操作が可能なほか、前後の選択肢へのジャンプなど、プレイに便利な機能が充実していて遊びやすい。
週刊ファミ通1364号より
現実にこだわりすぎず、トンデモ方向に突き抜けず、ほどよく暗示的なSF世界の設定と描写が秀逸。主人公のキャラも、バトルものの主要人物として魅力的で、選択したヒロインルートごとにまったく違う展開&活躍を楽しめて満足でした。シナリオのテキスト量が膨大なあまり、場面によっては“なかなか話が進まない感じ”に焦れるものの、あらゆるプレイ状況に応じて快適に読み進めるための機能は充実。
週刊ファミ通1364号より
“大和撫子活劇”というキャッチフレーズを始め、“特殊警察部隊”や“黒金”などのいかついキーワードから、大正ロマン的なテイストを想像しましたが、意外と現代。イラストもクオリティーが高いし、キャラも立っていて、ちょっとミステリアスな物語や陰のある主人公など、魅力がいっぱい。かなりコミカルな会話劇にときおり放り込まれるエロ要素は、アダルトゲームの移植かと思うほどドキドキ。
週刊ファミ通1364号より
“魔法の道具を操る学生で構成された秘密警察”というシチュエーションに憧れます。大ボリュームのシナリオは見どころ満載で、それぞれの事情ゆえに強烈な個性を放つキャラたちが、少しずつチームとしてまとまっていく過程には、とくにグッときました。ほとんど見るだけの構成なので、たとえば戦闘に介入できるなどのゲーム性があれば、もっとよかったな。膨大な設定を活かしたシリーズ化に期待。
週刊ファミ通1364号より
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