ディアボリック ラヴァーズ ダークフェイト(PS Vita)のレビュー・評価・感想情報

ドSなキャラだらけの突き抜けた設定が魅力的なうえに、タイプが異なるふたりのヴァンパイアが加わり、ストーリー部分もボリューム感が増しているのがうれしい。ダミーヘッドマイクで収録されたボイスは臨場感が抜群で、甘い囁きや吸血のシーンを主人公の立場になって堪能できる。タイトル画面からチャプターの選択が可能になったのは便利で、よりサクサク遊びやすくなっているのがナイス。

週刊ファミ通1368号より

新キャラの登場で魔界はカオス状態。「今後の展開、どうなるの!?」とリアルに叫ぶほど、怒涛の展開でした。おなじみのキャラたちとは恋人どうしという設定なので、これまで以上に心の内を語ってくれるのがうれしい。そんな大筋の物語と、付随するシチュエーションの各パートは、進めるほどに甘美＆過激＆息多めに。物語の総量、ダミーヘッドマイクで収録した音声、オマケなど、要素モリモリで大満足。

週刊ファミ通1368号より

新キャラを含めて、気になるキャラのエピソードからガンガン読み進められる作りは、まさにシリーズファン向け。さまざまなタイプの罵倒を浴びつつ、なにかと血をチューチュー吸われる展開はやや“上級者”向けながら、耽美ムードを高めるメインストーリーや演出面全般が見事。PS Vitaに最適化された操作性は快適そのもの。イベントCGへのタッチで特別なボイスを聴けるおまけ要素もいいですね。

週刊ファミ通1368号より

シリーズ初体験ですが、主人公を追い詰めるシナリオと嗜虐的なボイス、ともに官能的でゾクゾクしました。魔族などのフィクション要素はもちろん、絶対的服従を求められる展開自体に非日常的体験を味わえます。攻略のため、自分の感情を差し置いてM属性を演じることの気持ちよさにも目覚めました（笑）。選択が兄弟間で影響し合い、関係がもつれていくゲーム性があれば、さらに夢中になれそう。

週刊ファミ通1368号より