同名小説のゲーム化。小説版とはまったく異なるストーリー。
もともとの小説が体内のミトコンドリアが人体に対して
反乱するというSFホラーだったのだが、テーマのみ引き継いでいる。
主人公は女性警察官で、事件に巻き込まれ特殊な能力を得て、
怪奇現象に立ち向かっていく。
グラフィックや音楽はホラー的ではあるのだが、
演出そのものはホラー的な演出は少ないため、どちらかというと
ホラーテイストなRPGといった方が誤解が少ないだろう。
雰囲気は不気味ではあるが、脅かされるといったことは少ないのでは。
戦闘は一般的なRPG方式で、敵とエンカウントすると
戦闘に入るのだが、戦闘そのものは若干のアクション性を持つ。
アクションRPGといっても語弊が生まれそうであるが…
全て遊びつくそうとするとそれなりのボリュームがあり、
決して小説のタイトルを冠しただけの作品ではない。
音楽はあまり記憶に残っていないのだが、
ムービーシーンはさすがスクウェアということで美麗だった印象。
しかし何よりこのゲームは最終ボスの一連のイベントが難しく、
プレイされた方はそれが印象に残っているのではないかと思われる。