スマートフォン、PC(AndApp)向けRPG『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』(以下、『FFBE』)にて、2023年10月31日~11月19日の期間中、『パラサイト・イヴ』コラボイベントが開催中だ。
本コラボでは、『パラサイト・イヴ』シリーズの主人公であるアヤ・ブレアが新Neo Visionユニットとして実装されたほか、原作のバトルを追体験できるふたつのイベントバトルに挑戦できる。
『パラサイト・イヴ』の久方ぶりとなる新展開を記念して、原作ゲームを振り返るとともに、イベントのテーマになっているふたつのバトルの元ネタを紹介しよう。
※本稿はスクウェア・エニックスの提供でお届けします。
※原作ゲームの一部ネタバレが含まれます。
ゲームユーザーを虜にしたアヤ・ブレアが主人公のシリーズ第1作
『パラサイト・イヴ』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1998年3月29日に発売したプレイステーション用アクションRPG。1999年12月16日に2作目『パラサイト・イヴ2』が、2010年12月22日には3作目として『ザ・サード バースデイ』が発売された。
【1作目のおもな開発スタッフ】
- プロデューサー:坂口博信氏
- ディレクター/シナリオ:時田貴司氏
- 音楽:下村陽子氏
- キャラクターデザイン:野村哲也氏
実写映画化もされた同名のホラー小説(著・瀬名秀明氏)が原作ではあるが、主人公をはじめとする登場キャラクターはゲームオリジナル。舞台も日本の東京からアメリカ・ニューヨークに移り、独自のストーリーが展開する。
シネマティックRPGというジャンル名が表す通り、当時としては美麗なCGムービーと多彩なカメラアングルで8等身のキャラクターを映す映画的な演出が特徴。野村哲也氏がデザインした主人公のアヤ・ブレアの美しさと強さも魅力のひとつで、いまでもファンが多い。
そんなアヤを一躍有名にしたのが『パラサイト・イヴ2』のシャワーシーン。
本編のほかテレビCMでも映像が使用されたため、ゲームをプレイしたことがない人でも「あのセクシーなシャワーシーンが出てくるやつ」と認識している人も多いだろう。
『パラサイト・イヴ』オープニング映像
戦闘は、ゲージ(ATバー)が溜まったらコマンドを選択できる『ファイナルファンタジー』シリーズのATB(アクティブタイムバトル)に近いシステム。そこに移動の概念が加わり、プレイヤーがアヤを直接動かすことで敵の攻撃を避けられるアクション要素がある。
攻撃モーション中はアヤの足が止まって無防備になってしまうので、敵の攻撃を避けてから攻撃するか、敵のつぎの行動までの時間を計算するなど立ち回りを考えることが大事だった。コマンドRPGでありながら敵の攻撃を避けられるので、プレイヤーの腕次第で被ダメージを最小限に抑えることもできる点がおもしろい。
恐ろしくも美しい伝説のオペラシーン。“イヴ”との出会いと共鳴
クリスマス・イヴの夜から始まる、6日間の出来事を描いた本作。
その1日目、ゲーム冒頭でニューヨーク市警の新人刑事アヤは、知人の男性にデートに誘われてマンハッタンにあるオペラ座カーネギー・ホールを訪れることになる。
オペラが進行する中、主演女優のメリッサ・ピアスが歌い始めると、突如として舞台上にいた役者が発火。観客までもがつぎつぎと発火していき、カーネギー・ホールは地獄絵図と化す。
アヤと知人男性以外のすべてを燃やし尽くす非常に痛々しく恐ろしいシーンなのだが、発火した際の苦しさでたたらを踏む役者や緞帳(どんちょう)を燃えながら抱いて力尽きる人、観客たちの阿鼻叫喚の様子が臨場感たっぷりに描写されており、その演出は圧巻。どこか美しさすら感じてしまうほどだ。
銃を手に、すぐさま壇上のメリッサと対峙するアヤ。一戦交えた後、メリッサは自身をイヴ(原作ではEve表記)と名乗り、なぜか発火しないアヤに対して「目覚め始めている」「お前は私をよく知っているはず」と告げ、去ってしまう。
その後、イヴとはカーネギー・ホールの地下の稽古場で再戦することになるのだが、『FFBE』ではこの2戦目のシーンをレイドイベント“ミトコンドリアの反乱”として楽しめる。
イヴは、細胞内小器官のミトコンドリアが進化して意思を持ち、人類に反乱する“ネオ・ミトコンドリア”の女王。2戦目直前にはメリッサの意識が完全に乗っ取られてしまい、異形のクリーチャーに変貌してしまう。
初戦でアヤのミトコンドリアはイヴと共鳴し、特殊能力“パラサイト・エナジー(PE)”を獲得。PEは魔法のようなもので、怪我を治癒できるヒール、行動速度を上げるヘイスト、被ダメージを下げるバリア、銃から光線のようなエネルギーを放つエナジーショットなどがある。イベントレイド報酬“ダークベルベットハイヒール”のパッシブスキル“イヴとの共鳴”はこれを表している。
イヴとの初戦では、敵の攻撃方法が1本のレーザーだったため避けやすいのだが、2戦目の稽古場での戦いではレーザーが2本となり、とたんに難しくなる。
じつは2本のレーザーの中央にはアヤ1人ぶんの隙間があるので、そこに立ってレーザーの動きに合わせてアヤを動かすとダメージを受けなくてすむ。この戦いは『FFBE』のビジョンカード(※)“ミトコンドリア・イヴ”でも再現されている。
※Neo Visionユニットが装備できるカード。名場面のアニメーション演出も楽しめる。
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新ビジョンカード登場
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イヴに乗っ取られたメリッサによって観客が発火した後、アヤはピアノを弾いているメリッサを発見する。メリッサはイヴの正体を現し、ミトコンドリアを解放すると宣言。
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2023-10-31 17:30:00
ちなみに、アヤのドレス姿はゲーム初日とエンディングでしか見られない。『FFBE』では、このドレス姿と普段着のジャケット+白Tシャツ+デニムのジーンズ姿を自由に切り換えられる。
原作ゲームのラスボスと戦える“究極生命体誕生”クエストも開催
原作ゲームの最終日となる6日目、ラスボスと空母ミニッツの甲板で戦うことに。このバトルを『FFBE』のコラボウェポンクエスト“究極生命体誕生”で体験できる。
ラスボスはイヴが産んだネオ・ミトコンドリアの完全体の赤ん坊。一見するとグロテスクなのだが、ムービーで見ると意外と愛嬌があって可愛かったりする。
撃破するごとに成長し、計4連戦の長丁場となるこの戦い。回復アイテムなどのリソースも限られているので、初見時は手に汗握るかなりの緊張感の中で挑むことになった。
PEゲージ(MPのようなもの)が溜まったら、ミトコンドリアの制御を解き放つ最強のPE“リバレート”を使い、PEゲージが回復するまで逃げながら通常攻撃、そしてまたリバレートを……といったことを繰り返して倒した人も多いだろう。
『FFBE』においてリバレートはアヤのLB(※)として採用されており、使うと羽が生え、緑色の異形の姿となって7連撃を繰り出す。原作では本当に7ヒットするのだが、『FFBE』では2ヒットの攻撃となる。
炎をまとって変身したり、攻撃終了後にアヤがふらついたりするなど、演出面は原作を完全再現している。
※リミットバースト。LBゲージを消費することで使用できる大技。原作のリバレートもPEゲージを全消費する大技なので、LBでうまく再現している。
【FFBE】アヤ・ブレア LB“リバレート”
前述の通り原作では4連戦となるが、今回のコラボイベントでは赤ん坊姿の第1形態とのバトルがテーマとなっているので、1戦だけで終了する(前田ガンもないし)。
余談だが、原作ではラスボス戦後に本作最大の難関が待っている。そう、アヤの空母脱出イベントだ。
最終形態の完全体から逃げるイベントなのだが、ルート選択を誤ったり、とあることを行わなかった場合、追いつかれて一発ゲームオーバーとなる。筆者はここで数回やり直し、ラスボス第1形態からの4連戦を何度も繰り返すことになった。きっと、同じような経験をしたプレイヤーも多いのではないだろうか。何度もひどい目にあわせてしまった同僚の警官ダニエルには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
いまなら『FFBE』にログインするだけでアヤ・ブレアが無料でもらえる
『パラサイト・イヴ』コラボの開催にあわせて、新Neo Visionユニット“アヤ・ブレア”が無料でもらえるキャンペーンが2023年11月19日(日) 23:59まで開催されている。
Neo Visionは星7をさらに覚醒させた最高レアリティのユニット。性能も高く手に入れればすぐに前線で活躍できる。『パラサイト・イヴ』のファンは、ぜひこの機会を利用して入手してほしい。
このほか、『FFBE』の8周年を記念して毎日無料10連召喚や、Neo Visionユニットがもらえる各種キャンペーンも開催されている。
いっきに戦力を整えるチャンスなので、『パラサイト・イヴ』コラボとあわせてチェックしてみよう。
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FFBE8周年記念 パーティ1セットプレゼント召喚
- 開催期間:2024年10月4日(金) 23:59まで
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