クロスレビュー

平均

-
発売日
2011年09月22日
価格
6648円 [税抜]
対応機種
PS3
ジャンル
アクション
メーカー
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア
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ICO/ワンダと巨像 Limited Box(PS3)のレビュー・評価・感想情報

かーにす
PS3 2013-01-11 23:37:43投稿
8

いやー
やっぱ面白かったわー『ワンダと巨像』。満足満足。


リミテッドエディションが発売されたのは2011年の9月でしたか?。
1年以上も経っちゃいましたね。今年になって、よーやく手に入れましたわぃ。
『人喰いの大鷲トリコ』が出る前に、もぅ1度両作を遊んでおきたいなぁとか思ってて。
でも、このBoxセットが発売されるってなった時には、ちょっと躊躇ったんだよね。
欲しい物リストに入れたりはしてたんだけどなぁ。
値段が高いし、あくまでリマスターでしかないし・・・とかとか
まぁでも、他のソフトやってたら、あまりにも色々入れ過ぎてて、それがイコール
「質のいい面白さ」には繋がってない気がして、ストレス溜まっちゃって。。。
どーしてもこの2作をやり直したくなったんで、このタイミングで購入♪

昨年末にAmazon通して買って、1月4日に到着。
ちょうど友人が遊びに来てたんで、さっそく『ICO』を触らせた。
友人は、ワンダをやったことはあったらしいが、ICOはやってなかったので。
それはオマエ人生損してるよ!とばかりに。

友人の序盤プレイを見ながら、PS3版のは、流石に画面が綺麗や?。
背景がはっきりしてるし、画面全体が見易い気がするわ?。
と感動しきり。
とはいえ、それ以外に何が変わってるワケじゃないんだろうね。
あ、3DTV対応とかになってたんだっけ? 全く自分には関係ないけど。


2作とも、PS2のときにクリア済み。
やったの、もぅ6年前?
当時付き合ってた彼女が、初期型のPS2と共にソフトを持ってたんで。
特にワンダは、思い出深い作品だなぁ。
彼女んち行っては、ファミ通の記事見たりネットで攻略情報確かめたりしつつ。
彼女が仕事から帰ってくるの待ちながら、無理矢理山登りしたり、ひたすら彷徨ったり。
トカゲ追いかけ、果物射ち落とし、ゴロゴロ転がっては、馬を撫で。
ときに巨像そっちのけで楽しんだりも、してたもんだ。
ときには彼女そっちのけで遊んだりもしたもんだ。などと想い出に浸りながら。

で、そのときのワンダプレイで一番アレだったのが、フリーズ現象。
古いPS2だと度々フリーズしたんだよねぇ。
どうやっても同じ場所の読み込みで必ずバグって止まるから、とうとう
自分のPS2を彼女んち持ち込んでフリーズ回避してたっけ。
だったらソフトだけ借りて遊べよって話だったけど、あれ女んちでやるからこそ
面白かったんだよなぁw
ま、当然っちゃ当然だけど、PS3版ではフリーズしませんでした。
本心、ビクビクしながら遊んでたけどw
テクスチャのオカシイ?部分とか、ライティングの加減なのか違和感のある場所とか
PS2版とまんま同じに残ってはいたけど、ま、ゲーム上はなんら問題なし。

HDリマスターバージョンのワンダが、どれほど綺麗かは?、さてはて
5年前のブラウン管と実際に見比べてみなきゃ実感できない部分ではあるんだが。
でもなんだか、画面が凄く見やすくて、フィールドの広さも感じやすく、
巨像戦もなんだかプレイしやすかった気がする。

流石に1度クリアしてるので、それが5?6年前の記憶とはいえ、
巨像の倒し方は大?体、覚えてた。お陰でサクサク進むのも、丁度いい。
とはいえ
流石にそんだけ時間も経ってたんで、直前になるまで思い出せないシーンもちらほら。
最後の巨像なんて、直前までその姿形が思い出せなかったくらいだし。
お陰で、「あーそーそーこんなんだった!」と思い出し喜びwも出来たので、
ある意味得したか?

1体1体、どーやって倒すんだったか?なぁ?と、思い出しながら戦った訳だが。
それがまた、色んな意味で面白かった。
全っ然、思い出せなくって、かなり苦労した巨像もいたが、それくらいが丁度いい。

1日3体討伐を目標に、数日に分けてプレイ。結局5日ほどでクリア。
途中、うろついたり、果物落としとトカゲの尻尾切りなんかもやって懐かしみつつ
で、進めて行ったので、最終的には10時間弱のプレイタイム。
短いが、非常に濃厚濃密なゲーム体験だった。



物凄く削ぎ落として 純粋な楽しさだけを追った 世界観とゲームシステムの融合

PS2の時には、そのゲーム内容に、アクションアドベンチャーとして単純に「スゴイ」
とは思ったし、苦労しながら1つずつ攻略し自分の腕を磨いていく、積み上げていく
(そして破壊していく)楽しさを感じられもした。
そうして、これが新時代の、新たなビジュアルゲームの形なのだ、と。感じたんだよね。
発売前からファミ通でも、散々煽ってたし。発売後も評価が物凄く高かったしなぁ。

しかし、PS3版をやって感じたのは、もっと原体験的な楽しさだった。
たとえるなら、
ハドソンの『チャレンジャー』みたいな、ファミコン時代のアクションアドベンチャーを
今のハイスペックハードで再構築したら? さらにハイデフのデカイ画面で体感したら?
その答えこそが『ワンダと巨像』だ!
とでも言おうかw

やること・やれることはスゲーシンプルで、今のゲームと比べたら「なんだコレだけ?」
ってなくらいだが、むしろそれがいいし、それこそが表現したかった形なんだろう。
そんで、『GOW』や『DMC』のようなコンボガンガン繋いでゲシゲシ敵を屠りましょう♪
なんつーゲーム性とは、真逆の、シンプルでその実、奥深い味わいだからこそ、
何も考えず純粋に巨像へと立ち向かえるんだろう。
下手にストーリーを雄弁に語ったり、キャラ増やしたり、そんな必要がない。
色んなアクションしなきゃクリアできないとか、アイテム集めがとか、そんなフラグ立てもない。

見せ方はオープンワールドタイプ。
にも関わらず、巨像を1体倒す毎にスタート地点へ強制送還。
そこで始めて、次の巨像がお目見えするという割り切った構図。
ある意味、この自由度のない繰り返しは、ベルトスクロールアクション的でさえある。
本来オープンワールドを造って、その箱庭を遊ばせるのなら、
こんな強制的な移動のさせ方はしないんじゃないだろうか?
そこには、懐古主義的なゲーム性の「良さ」が隠されているように思えてならない。
ただ、でも、それでイイ。そんなステージ構成がイイ。
それがイイ味を出しているのだ。

2周目からはハードモードが選べ、さらにタイムアタックさえ出来る。
アクションが得意なプレイヤーであれば、それこそ、
この一筋縄ではいかない巨像へのアタックをトコトンやりこめるのだろう。
しがみ付きからの効率よい移動や、攻撃へ移るタイミングの短縮方法などなど、
切り詰めようとすれば、レースゲーム的な楽しみ方さえ出来たのではないのか。
スーパーマリオだってそうだろう。
何時間でもやり続けられるのに、クリア自体は極めた人ならモノの10分と掛からない。
それと全く同じゲーム構成だ。

そんな稀有なバランスのゲーム体験を提供してきた。
それが『ワンダと巨像』であり、その存在意義であり、
はたまた『ICO』の独特な姿勢であり、このリミテッドエディションの意味なんだろうと思う。

惜しむらくは、それらをもっともっと感じたいのに、そのクリエイターが多作でないことか。
いつ出るんだよ『人喰いの大鷲トリコ』?。
早くしないとPS3時代が終焉迎えちまうよw
ほんと、次の稀有な、それでいて、この時代だからこそ意義のある
的なタイトルの登場を、今か今かと待ち望んでいる次第。
上田文人さん、ほんまヨロシクお願いしますわマジで。

とか なんかよく分からんこと語っちまったが。
個人的にLimited Boxには大満足。
どっちも1度クリアしてるゲームなのに、久々にやり直してみても尚
こんだけ喜べるんだから
やはり質の高いゲームだったんだなぁと改めて感じれたのがとても良かった。

買ったタイミングも、一番やりたかった時に買えた、ってことでOKかな?
さぁ
大鷲に期待しつつ、次はICOの2時間クリアを目指すかな?っと♪

クロスレビュー

平均

-
発売日
2011年09月22日
価格
6648円 [税抜]
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ジャンル
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