2027年4月22日発売予定の2D対戦格闘ゲーム、『MELTY BLOOD: TWI-LUMINA』(メルティブラッド:トワイルミナ)。2021年に発売された、TYPE-MOON制作の長編伝奇ビジュアルノベル『月姫 -A piece of blue glass moon-』の世界観をベースにした『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』(メルティブラッド:タイプルミナ)をリニューアルしたタイトルだ。 『メルティブラッド:トワイルミナ』は、2026年9月17日~21日(一般公開日は19日から)に開催される東京ゲームショウ2026にて試遊台が出展されている。さっそくプレイすることができたので、“格ゲーができないやつ”の目線でその手触りをお届けしよう。
※今回の試遊はゲーム画面の撮影がNGであったため、記事内にある『メルティブラッド:トワイルミナ』のゲームプレイ画像はすべて“TYPE-MOON TIMES 出張版 in FGO Fes. 2026”より引用したものです。
Act操作は手になじみやすい。ラピッドビートの手触りも良好
『メルティブラッド:トワイルミナ』で追加された新要素として、ワンボタンで必殺技がくり出せるAct操作がある。必殺技を放てるボタンとスティックの入力(↑、↓、→など)を組み合わせることで、簡単に強力な技を撃つことができる。従来どおりの操作はDuel操作として別途存在する形だ。いわゆる“モダン”と“クラシック”である。
Act操作はワンボタンで必殺技が放てるだけではなく、前(→)入力ひとつでダッシュ(従来は→→などでダッシュ)も可能に。初心者でもハイスピードなバトルが楽しめる仕様となっている。

Act操作のおかげで、参入障壁は大幅に下がっていると感じた。
実際に触れてみての感想だが、手触りはかなり良好に感じた。筆者は対戦格闘ゲームの経験がほぼなく、それこそストーリー目的で『MELTY BLOOD』シリーズに手を出したり、『2XKO』を少しかじったりしたぐらい。なのでコマンド入力は非常に下手である。
コンボ練習などは徐々に積み重なっていく感覚があって楽しいのだが「コマンド入力が上手くいかない……」というのは、初心者的にはけっこうストレスが溜まるもの。そういったわずらわしさから解放されるのはたいへんありがたい。それこそ『2XKO』がそういったワンボタンで必殺技が出せるシステムだったので、筆者としては非常になじみやすいものだった。
さらに、『メルティブラッド:トワイルミナ』には前作から引き継いだ要素として“ラピッドビート”がある。これはボタンを連打していれば勝手にコンボをしてくれるというもので、早い話がガチャ押し(適当にボタンを押すこと)でもそれらしくなる。Act操作と相まって、とても優秀な補助輪になってくれていた。

ActかDuelかは、キャラクター選択画面で設定可能。コマンドリストの表記も簡単に切り換えられるので、コマンドの参照も楽。
もうひとつの新システムであるガントレットも、状況の打開に使いやすいように感じた。飛び道具や敵の攻撃を無視しつつ切り込める突進技で、こちらもワンボタンで出すことが可能だ。困ったらガントレット→とりあえずボタンを押しておけばなんだかそれっぽいプレイになるので、プレイしていて気分がいい。
正直ゲームメディアのリポートとは思えない語彙だが、初心者視点では、「気分がいい」は非常に重要なファクターであることをお伝えしておきたい。おそらく『月姫 -A piece of blue glass moon-』をきっかけに本作に触れた人の中には、「敵に勝ちたい!」以上に「好きなキャラをかっこよく動かしたい!」というモチベーションでプレイする人も多いはず。そういう層にはこの上なくありがたいシステムになっている。
「対人に行ったときにどうなるか」はいったん置いておいて、基礎のコンボ練習などができていなくても、キャラクターを動かす楽しさを十分に味わうことができる。以前の生放送(TYPE-MOON TIMES 出張版 in FGO Fes. 2026)にて本作の開発ディレクターである芹沢鴨音氏が「やったことがない人でも遊びやすい」とおっしゃっていたが、その言葉の意味を自分の身をもって実感できた。

ガントレットで敵の攻撃をはじくと巨大でド派手なエフェクトが出るのもうれしい。
今回の試遊では、新キャラクターであるレンも遊ぶことができた。筆者はレンが好きなのだが、お恥ずかしながら過去作である『MELTY BLOOD Actress Again Current Code』ではまっっったくと言っていいほどうまく扱えず投げ出した過去がある。そんなレンが、『メルティブラッド:トワイルミナ』ではとりあえずよくわからないままでもなんだかスタイリッシュに動いてくれるのだから感涙ものであった。ありがとうActシステム。俺、今回は真面目に向き合ってみるよ。

TGS2026の試遊ではレン(黒レン)を使うことができた。リボンがかわいい。

白レンも登場することがすでに発表されている。表情が好き。かわいい。

筆者がかつてちょっとだけプレイしていた『MELTY BLOOD Actress Again Current Code』の画像。このころはあまり上手に扱えなかったが、Act操作では非常にプレイしやすくありがたかった。

アークドライブも簡単な操作で出すことができるため、雑に出してはキャッキャと笑っていた。Act操作は本当に楽しい。
“グランドシナリオモード”への期待を高めてくれる表情差分
個人的に『メルティブラッド:トワイルミナ』を遊んでいて「おっ」となったポイントのひとつは、選択したキャラクターによって戦闘開始前の表情が違うことだ。筆者が確認した限りだと、志貴とシエルはお互いににっこりと、アルクェイドとシエルはお互いにきびしい表情で向き合っていた。

以前の生放送でも、志貴とアルクェイドの表情差分が話題になっていた。
『月姫 -A piece of blue glass moon-』やほかのTYPE-MOON作品から『MELTY BLOOD』シリーズに入った身としては、試合が始まる前や決着後のセリフを聞くのが楽しかった。そのため、試合前の表情差分が多数用意されていそうなのがとてもうれしい。
『メルティブラッド:トワイルミナ』には、奈須きのこ氏が書き下ろした重厚なシナリオが楽しめる新モード“グランドシナリオモード”が実装予定。こうした表情差分からも、本作は物語性をより楽しめるものになっていることは間違いなさそうだ。


今回筆者が確認した組み合わせを、改めて『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』で確認したが、やはり表情差分などはなかった。とてもうれしい新要素だ。
「キャラクターが好き」という層にしっかりハマるタイトル。格ゲーの経験がなくても気軽に触れる
15分の試遊で『メルティブラッド:トワイルミナ』を触ったうえで感じたのは、とにかくやさしく遊びやすいということ。前作である『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』と細かな技の違いなどを確かめるには時間も経験も足りなかったが、少なくとも“参入しやすさ”という点においては、間違いなくよくなっている。
奈須きのこ氏による“グランドシナリオモード”などの存在があるからか、おもに「格闘ゲームをやったことはないです」という層に向けて間口を大きく広げている印象だ。無論筆者がそっち側であるからこそ、そう感じやすくなっている可能性もあるが。
筆者としては、過去に扱うのを断念したキャラに再度向き合えそうなのがありがたい。レンと白レンが追加されたということは、ほかにも過去作に登場したキャラクターが追加されるのだろうか。リーズバイフェやワラキアの夜、ネロ・カオスも好きだったので、なんとかして出てきてほしいが……果たしてどうなるのだろう。とはいえ発売前なので、期待するだけなら自由である。

Act操作ならきっとうまく扱えると思う。いや、『MELTY BLOOD Actress Again Current Code』でちゃんと練習しろよという話ではあるのだが。
『メルティブラッド:トワイルミナ』は2027年4月22日に発売予定。対応プラットフォームはNintendo Switch 2、Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox One、PC(Steam)となっている。
そして本作は、2026年9月17日~21日(一般公開日は19日から)に開催される東京ゲームショウ2026で試遊台が出展されている。「TYPE-MOONの作品は好きだけど、格闘ゲームって苦手かも……」と思っている人にも遊びやすくなっているので、ぜひとも一度、足を運んで触れてみてほしい。きっとあなたの想像以上に、画面の中にいるキャラクターたちはかっこよく動いてくれるはずだ。
