Valveは、PCゲーム配信プラットフォームSteamにおいて、“Steamファミリー”機能をSteamクライアントベータの参加者向けに提供開始した。
Hello! We are excited to announce the launch of Steam Families, now accessible in the Steam Beta Client. This feature introduces significant updates and improvements to family sharing, parental controls, and child purchase requests.
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— Steam (@Steam)
2024-03-19 03:46:12
もともとあった、家族内でライブラリ内のゲームを共有する“ファミリーシェアリング機能”にペアレンタルコントロールなどの機能を加え、新たにクライアントベータ版にて実装されることになった“Steamファミリー”。
本機能を利用するには、まず家族のSteamアカウントを最大5人まで招待して、Steamファミリーを結成する必要がある。ファミリーメンバーは大人、子どものどちらかに設定でき、メンバーの招待や追放などの管理が行えるのは大人メンバーのみだ。
これまでにあったファミリーシェアリング機能と同様に、ファミリーメンバーはライブラリ内のゲームを共有できる。アカウントそれぞれでセーブデータの作成や実績の獲得、ワークショップファイルへのアクセスが可能だ。
すべてのゲームがファミリーシェアリング機能に対応しているわけではなく、共有可能なのはゲーム開発者側がシェアリング機能をオンに設定しているゲームのみとなっている。
また、ファミリー内の誰かがオンラインの状態でも、そのファミリーメンバーのライブラリ内のゲームをプレイできるという。ただし、同一のゲームを同時に起動することはできない。マルチプレイが可能なゲームでパーティーなどを組む際は、それぞれのアカウントでゲームを購入する必要がある。
“Steamファミリー”として、新たに追加されたのがペアレンタルコントロール機能だ。
子どもメンバーは大人メンバーへ、ゲームの購入リクエストを送ることが可能となる。大人メンバーはこのリクエストを承認して、ゲームを購入できるようになった。
Steamは配信プラットフォームのため、クレジットカードでの支払いが基本だ。子どもにクレジットカードの情報、権限を渡したくない親はSteamのギフト機能を利用するしかなかった。リクエスト機能が追加されたことで、子どもから欲しいゲームを聞き、Steam内で検索、購入を検討、という手順が省略された形となる。
また大人メンバーは、子どもメンバーへ適切と思われるゲームへのアクセス許可、ストアやフレンドチャットへのアクセス制限が可能だ。時間や日数単位でプレイ時間の制限もでき、プレイ時間レポートの詳細も確認できるようになっている。
“Steamファミリー”は現在ベータテスト中であり、アクセスするにはテストへの参加が必要だ。
インターフェイスタブから“クライアントベータへの参加”を選択し、プルダウンメニューから“Steam Families Beta”を選んでクライアントを再起動。その後、クライアント右上のアカウント名から“アカウント詳細”を開き、ファミリー機能の管理タブを開くことで“Steamファミリー”の作成が参加が可能となる。
※画像は公式サイトより引用。