『PUBG: BATTLEGROUNDS』を開発・運営するKRAFTONは、本作の2024年開発ロードマップを発表。“ライブサービス高度化”と“多様なプレイ体験の提供”を指針とし、「破壊要素導入、新規システムリリース及びアンチチートの強化」などを実現予定だ。

 “破壊要素”としては、建物の一部を破壊して新たな攻撃ルートを開拓したり、隠れられる場所を作ったりと、戦闘時の戦術の幅がこれまで以上に広がるものを目指している。

 また、長期サービスに向けた努力として、最新のゲーム制作エンジンであるUnreal Engine 5(UE5)への移植プロジェクトを開始。ユーザーが直接コンテンツを作成・プレイできる環境の整備も行っていくという。

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以下、リリースを引用

KRAFTON, PUBG: BATTLEGROUNDS 2024年の開発ロードマップ発表

・主な方向性は「ライブサービス高度化」及び「多様なプレイ体験の提供」
・破壊要素導入、新規システムリリース及びアンチチートの強化

(株)KRAFTON(代表取締役 キム・チャンハン)は、PUBG: BATTLEGROUNDS(以下PUBG)における2024年の開発ロードマップを発表しました。

『PUBG』Unreal Engine 5への移行を発表。“建物の一部を破壊して攻撃ルートを開拓”など、ダイナミックな戦術が可能となる新要素も導入予定

KRAFTONは、2024年のPUBGの主な方向性として「ライブサービス高度化」及び「多様なプレイ体験の提供」を掲げました。今年、PUBGではゲームの点検と改善を進め、より充実したサービス構築していきます。また、降下-略奪-生存という一連のプロセスにより多様性を加える計画です。

破壊要素から大規模なコラボレーションまで、新鮮なプレイ体験を提供

 ゲームにダイナミズムを加え、ユーザーが多様な戦術を展開できるよう、「破壊可能な環境」を導入します。建物の一部を破壊して新たな攻撃ルートを開拓し、隠れられる場所を作り、戦略的な戦いを繰り広げることができます。4月のアップデートで一部機能を紹介し、継続的に改善と拡張を進めていく予定です。既存のワールドでも新しい体験ができるようにアップデートを行います。ゲームの中核となるプレイを維持しつつ、シーズン、コラボレーション、モードに合わせた装置やオブジェクトを追加し、相互作用するワールドを構築していく予定です。

『PUBG』Unreal Engine 5への移行を発表。“建物の一部を破壊して攻撃ルートを開拓”など、ダイナミックな戦術が可能となる新要素も導入予定

ガンプレイのアップデートは2ヶ月ごとに実施されます。アップデートを通じて、よりバランスの取れた武器使用環境を作り、さまざまな選択肢を提供する予定です。アップデートされる武器は、アーケード内の「ガンプレイラボ」で事前に体験することができます。さらに、生存に役立つアイテムやアクション重視のコンテンツを用意しており、カジュアルな体験を提供する特別モードを高度化する予定です。

ゲームプレイに新たな目標と緊張感を加えるシステムとコンテンツも紹介します。「チーム対チーム対戦システム」は、ユーザーがチームメンバーと協力して対戦チームとスコアを競う新しいシステムです。勝利を通じてチームの連勝記録を作ると、さまざまな報酬を受け取るチャンスが提供されます。さまざまなコラボレーションやスキンも用意されています。人気の自動車ブランドなど、特別なIPとのコラボレーションや、さまざまな武器カテゴリーの成長型スキンを通じて新しい楽しみを提供する予定です。

マッチメイキングの改善、ランクマッチ改変などによるライブサービス高度化

 ノーマルマッチに健全なマッチメイキング環境を作るため、さまざまな変更を適用します。同じくらいの実力を持つユーザーが安定した環境で公平に戦えるように、MMR(Matchmaking Rating)システムの改善に取り組んでいます。また、一般マッチでのボットとの戦いが没入感を妨げないように、ボットの行動パターンを細分化して、ユーザーのように自然に行動できるように開発中です。

ランクマッチにも幅広い改善が適用されます。まず、ノーマルマッチ、ランクマッチ、Esportsへとつながる連携を強化します。4月からはランクマッチにてRondoマップを導入し、下半期のPUBG Esportsの公式大会のマップとしての採用も検討中です。ランクマッチの報酬もリニューアルされ、新しいティアごとの報酬やランクマッチプレイを通じてのみ獲得可能な報酬が提供されます。さらに、ティアがより正確な実力の指標となるように、ランクポイントの算出において「キル」の重みを増やします。この変更は4月に試験的に適用される予定です。

バトルグラウンドの長期サービスに向けた努力も続けています。最新のゲーム制作エンジンである「Unreal Engine 5」への移植プロジェクトを開始しました。また、長期的にユーザーが直接コンテンツを作成しプレイできる環境を整備するために、「ユーザー生成コンテンツ(UGC)サービス」の準備を進めています。

不正プログラム根絶のためのアンチチート対策の強化

快適なゲーム環境を提供するために、不正プログラムに対する対策を強化します。昨年はランクマッチに焦点を当てましたが、今年はランクマッチだけでなく一般マッチやその他のモードにおける不正プログラムへの対応も向上させます。さらに、既存のアンチチートソリューションの機能を向上させ、ディープラーニング技術を積極的に活用して不正プログラムの使用者をより迅速に検出し処罰する予定です。

その他、開発日誌を通じてアンチチート関連の重要な成果と計画を透明に共有し、ユーザーとの綿密なコミュニケーションを続けていく予定です。

『PUBG』Unreal Engine 5への移行を発表。“建物の一部を破壊して攻撃ルートを開拓”など、ダイナミックな戦術が可能となる新要素も導入予定

2024年のロードマップ詳細は下記よりご確認いただけます。
PUBG: BATTLEGROUNDS 2024 ロードマップ

PUBGに関する最新情報は下記公式チャンネルよりご確認いただけます。

■PUBG: BATTLEGROUNDS 公式サイト
■PUBG: BATTLEGROUNDS JAPAN 公式 X
■PUBG: BATTLEGROUNDS JAPAN 公式 YouTube
■PUBG: BATTLEGROUNDS JAPAN 公式 Twitch

□ KRAFTON, Inc.について
 韓国を拠点とするKRAFTON, Inc.は、独自のクリエイティブで知られるグローバル製作スタジオとともに、ユニークな楽しさを提供するゲームを発掘し、世界中にパブリッシングすることに取り組んでいます。2007年に設立されたKRAFTONは、「PUBG STUDIOS」、「Bluehole Studio」、「RisingWings」、「Striking Distance Studios」、「Dreamotion」、「Unknown Worlds」、「5minlab」、「Neon Giant」、「KRAFTON Montréal Studio」、「VECTOR NORTH」、「ReLU Games」など11のスタジオがあり、それぞれが継続的な挑戦と新技術を通じてゲームの楽しさを革新し、より多くのファンの心をつかむためにプラットフォームとサービスを拡大しています。
 KRAFTONは、『PUBG: BATTLEGROUNDS』、『The Callisto Protocol』、『NEW STATE MOBILE』、『Moonbreaker』、『Defense Derby』、『TERA』、『ELYON』などさまざまなゲームコンテンツを運営しています。世界中の情熱的で決意を持ったチームとともに、KRAFTONはゲームを超えてマルチメディアエンターテイメントやディープラーニングなどの新たなビジネス領域を拡大することを目指し、世界クラスの技術力を誇るテクノロジードリブン企業です。

□『PUBG』について
「PUBG STUIODS」は、2017年『PUBG: BATTLEGROUNDS』(以下『PUBG』)を開発し、現在は様々なプラットフォームを通じてゲームサービスを提供しています。『PUBG』はリリース以後、「最も早く1億ドルの収益をあげたSteamアーリーアクセスゲーム」をはじめ、7つのギネス世界記録を持っており、国内外においては多くのゲームアワードを受賞し、世界におけるバトルロイヤルジャンルのパイオニアとして位置づけられました。2021年11月には、『PUBG』のオリジナルバトルロイヤル体験を継承および深化したモバイル新作『PUBG: NEW STATE』をリリースしました。『PUBG』は、世界的に人気な知的財産権(IP)として拡張するだけでなく、継続的にゲーマーたちへ楽しさを提供するコンテンツを制作するという目標のもとにゲーム制作、事業、マーケティング、eスポーツなどを推進しています。

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